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宅建合格の恩返し 私の勉強法〜②序盤〜

早いもので一年が経ちましたが、私は昨年無事に宅建士試験の合格を果たすことができました。

私は宅建とは無縁の製造業で働く30歳です。
無知識で4ヶ月前から勉強を始め、計1日1時間の勉強を計120時間です。
これは、かなり短期短時間で合格できた方だと思います。

そんな私が実践した勉強法をお伝えし、恩返しになればと参考にさせていただいた記事をご紹介したいと思います。私なりのアレンジが多いですが。

学習のモチベーションの一つは「家を買いたい」と思ったことです。

今回は、前回の「最序盤」に続き、「序盤」の心境をお伝えします。
最序盤と序盤、どう違うのかと言われると答えに困りますが、時系列程度にお考えください。

参考にさせていただいたブログ
https://box-note.com/%E7%8B%AC%E5%AD%A6%E3%81%A7%E5%AE%85%E5%BB%BA%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%81%AB%E5%90%88%E6%A0%BC%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%8B%89%E5%BC%B7%E6%B3%95%E3%80%90%E9%81%8E%E5%8E%BB%E5%95%8F/ 箱男の手記 独学で宅建試験に合格するための勉強法【過去問がすべて】

「わからない」ということに気づくこと


過去問を8回も解くという最序盤での謎の行動を終えた私は、せっかく買ったんだからという理由だけでテキストを読み始めました。
1日1時間しか読みませんでしたので2週間かかりましたが。


テキストを読むと知らない単語の多さにうんざりしましたが、繰り返した過去問の中で出てきた単語もちらほらありました。
なんだか懐かしさと、「おいおい、それは知っているよ。」という優越感に似た感覚も覚えました。

「連帯債務」? なんだよ、それ。

「消滅時効の援用」? はいはい、見たことあります。

「事後届出」? あー、知ってる知ってる。よくわかんないけど。

この時点での私の知識レベルはこんな感じです。
私が覚えたことなんて、氷山の一角だと理解していましたが、その理解こそが学習の始まりです。

「私はこんなに知らないんだ。」

「無知の知」というソクラテスの考え方がありますが、偉人はやはり偉人だなと思います。
あらためて、自分の知識の無さに気づくことができるというのが、テキストから得たことです。
ちなみに、ここから二度と教科書のようなテキストを読むことはありません。


過去問をひたすら

この時点で一ヶ月近く経っています。
さて、どういう学習方法がいいのかとまた考えますが、参考ブログにもあるように、とにかく過去問だろうというのが、この時の私の結論です。

ただ、前回のように闇雲に繰り返すのだけはやめ、
しっかりと「解説」に目を通すようになります。

たしかに最初は解説を読んでもわかりませんが、過去問集は全部で10年分ありましたので、いきなり理解できなくて当然、まずは全部やってみようと思いました。

基本的には40分ほどで問題を解き、20分で答え合わせをし解説を読む。
この繰り返しです。
わからない問題を考えても時間の無駄なので解説を読むことありきで問題を解いていきます。

点数的には最高で25点ほどでした。

意外に取れている気がしましたが、合格点には程遠い。
ですが、1日1時間であれば不思議と継続することができました。
なぜなら、「一生に一度の家を買う」ための勉強ですから。
モチベーション維持の方法に関してはまた別の機会に。


解説を「見る」から「読む」へ


早いもので、また1ヶ月が経過しました。
過去問は4周目に突入しました。

ここから大きな変化があるとともに、本気スイッチが入ります。

「問題と選択肢」を見るだけで、答えがわかるようになりました。
3周は解いて、解説を読んでいるので既視感がすごいのです。

「あー、この問題は『売主を代理して〜』の選択肢だな。」

ここでの気付きは、「これに果たして意味があるのか?」という自問です。

既視感のせいで、理解しているわけではないのに答えがわかってしまうのです。
四肢択一の弊害ともいうべきでしょうか。

私は問題に正解したいのではなく、知識が欲しいのです。
知識を求めた私は、とうとう本気スイッチが入れました。
ここまで来たら受験してやると、とりあえず受験の申込みをし、またブログを参考に真の学習法を探求します。

今までは、
「解説を見る→なんとなく納得する。」
というパターンでしたが、

真に追い求めるものは、

「解説を見る→問題文のここが違っていて、こう変えると正解になる。ちなみに主語がこれに変わるとこの聞き方でも正解になる。」

多くのブログは、これと似たようなことを書いています。

今となっては、これを「解説を読む」ということだと知っています。
たとえその問題に正解していても、そこからプラスアルファの知識を引き出せなければ、それは間違いと同義だということです。

この段階では気づいていませんが。



ここまでご覧いただきありがとうございました。
次回、試験日まで残り2ヶ月での心境と模索したことをお伝えしていきます。



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