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ヒントと答え

ダイエットのため、「食事術」的な情報を求めてネットの海を泳いでいると、

カロリー制限、糖質制限、ケトジェニック、ロカボ、脂質制限、金森式、一日一食、16時間断食、リーンゲインズ、月曜断食、酵素ファスティング、シリコンバレー式、ご飯は食べるor食べない、脂質は摂るor摂らない、良いはずの牛乳や大豆や果物が悪者扱いだったり、悪いはずの卵は3個以上食べても大丈夫だったり、それほど重要でもなかった食物繊維がメチャクチャ大事になっていたり。

情報が多すぎて、どれが正解?と思ってしまう。

おそらく全ての人にとっての答えはない。誰かにとっては正解で、別の誰かにとっては不正解。自分にとっての正解、不正解は、自分にフィットしているかどうか。結局のところ、自分で決めるしかない。

ネットや書籍からの情報は、誰かの成功体験。著者にとっては答えなのだが、読者にとってはあくまで有力なヒント。もし、それらのヒントを自分の生活習慣の中に取り入れたなら、その後、自分の身体、心としっかり対話し、正解、不正解の判定を自分自身で下すことが必要だ。

瞑想とまでは言わないが、睡眠前に頭の先から足の先までスキャンニングするイメージ。身体の声に耳を澄ませば、例えば、左肩甲骨内側の微かなな痛みや、みぞおち下の圧迫感や、昨日はなかった胃腸の違和感を発見したりする。肌や髪や爪や舌の状態も、今の生活習慣を評価する良いインディケーター(指標)になる。

それらのインディケーターが、良い方向に向かっていれば正解、悪い方向に向かっていれば不正解。

ライフスタイルも同じ。

夢にこだわれ、いやこだわりを捨てろ、稼ぐことが大事だ、いや節約こそ大事だ、友達は多い方がよい、いや少なくていい、便利な都会に住むべき、いや地方でのんびり暮らすべき、、、

どれも正解じゃない。でも、有力なヒント。

興味あるヒントは、自分の生活に片っ端から取り入れてみる。そして、自分の身体と心を使って答え合わせをやっていく。快適、いい感じ、しっくりくる、なら正解で続ける、その反対なら不正解で止める。

間違いの元は、ただのヒントを答えと勘違いすること。心と身体が不正解を出しているのに、正解と誤解したまま、それを続けてしまうことだ。

もう一つやりがちな誤りは、自分にとっての正解を他人に押しつけてしまうこと。押しつけられた人にとって、ヒントにはなっても正解かどうかはわからない。

自分にとっては良薬でも、別の人にとってはアレルギー物質ということもあるのだ。







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