かぶざる

決算書や四季報などを活用したファンダメンタルズ分析を得意としています。 基礎基本をし…

かぶざる

決算書や四季報などを活用したファンダメンタルズ分析を得意としています。 基礎基本をしっかりと活用する、株式相場分析に定評があり、セミナー登壇実績も多数あり。 YouTube https://youtube.com/@kabuzaru?si=1q3YL7D4gptOY1ze

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テスラ復活か⁉︎

全体像 ・テスラは、1~3月期の決算で、売上高、利益ともに市場予想を下回り、減収減益となりました。これは、2020年4~6月期以来約4年ぶりのこととなります。 ・特に、純利益は前年同期の半分以下となるなど、大幅な悪化が目立ちました。 ・一方、新型車の投入や自動運転技術の進展など、将来に向けた投資は積極化しています。 要因 ・上海工場のロックダウン: 中国での新型コロナウイルス感染症対策によるロックダウンの影響を受け、生産台数が減少しました。 ・供給網の混乱: 世界的な半

    • GoogleはAIとクラウド事業を本格化へ

      アルファベットは2024年第1四半期に予想を上回る収益と純利益を達成し、株価は一時14%急騰しました。検索エンジン、YouTube、Google Cloudの成長が支えで、初の現金配当と最大700億ドルの自社株買いを発表しました。声明では好調な業績を強調し、AI研究とグローバル展開に注力しています。ポラットCIOはAIソリューションの貢献とGoogle Cloudの強さを強調しました。 詳しく見ていきましょう! すごく長いので、YouTubeで10数分でご覧ください!

      • MicrosoftのAzureがヤバい!

        マイクロソフトは、2024年1~3月期の決算で、全ての部門で成長を示し、市場予想を上回る好調な結果となりました。 ◽️詳しくはYouTubeで解説しています ◽️業績概要 売上高:前年同期比17%増の618.6億ドル(予想:608.04億ドル) 調整後EPS:前年同期比20%増の2.94ドル(予想:2.82ドル) ◽️各セグメント業績 ・Azure:売上高351億ドル(前年同期比31%増) ・Productivity & Business Processes:売上高

        • 何があった?METAが決算を受けて暴落!

          概要 Metaは、第1四半期好調な結果を発表しましたが、Reality Labs部門の赤字やメタバースへの投資拡大による懸念材料も残されています。 同社は、人工知能やメタバースへの投資を継続することで、今後数年間、これらの分野での成長が期待されています。しかし、これらの投資がいつ実を結ぶのか、投資家が懸念している点もあります。 メタは、2024年第1四半期の決算で、予想を上回る好調な業績を発表しました。広告事業の成長がけん引役となり、売上高は365億ドル、営業利益は

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        テスラ復活か⁉︎

          シティグループ決算

          シティグループ第1・四半期決算 業績 ・純利益:34億ドル(前年同期比27%減) ・1株当たり利益:1.86ドル(市場予想:1.23ドル) ・収入:211億ドル(前年同期比2%減) ・サービス部門収入:8%増 ・バンキング部門収入:49%増 ・マーケッツ部門収入:7%減 ・ウエルスマネジメント部門収入:4%減 ・信用コスト:22億ドル ・組織再編費用:4億8300万ドル ・2024年収入見通し:800億~810億ドル(前年比約1.8~3%増) ・2024年通年費用見通し:5

          シティグループ決算

          ウェルズファーゴ決算

          ウェルズ・ファーゴ 2024年1〜3月期決算 概要 ・純利益:46億ドル(前年同期比7%減) ・1株利益:1.20ドル(前年同期は1.23ドル) ・純営業収益:208億ドル(前年同期比1%増) ・純金利収入:122億ドル(前年同期比8%減) ・非金利収入:86億ドル(前年同期比17%増) ・不良債権償却額:11億ドル(前年同期比2倍増) ・FDIC特別負担金:2.84億ドル 詳細 ・金利上昇による資金調達コスト増加、預金減少 ・商業用不動産向け融資、消費者向けクレジットカー

          ウェルズファーゴ決算

          【決算】JPモルガン決算

          JPモルガン 2024年1〜3月期決算 概要 ・純利益:134億ドル(前年同期比6%増) ・1株利益:4.44ドル(市場予想を上回る) ・純営業収益:419億ドル(前年同期比9%増) ・純金利収入:230億ドル(前年同期比11%増) ・非金利収入:188億ドル(前年同期比7%増) ・不良債権処理費用:18億ドル(前年同期比17%減) ・FDIC特別負担金:7.25億ドル 詳細 ・融資残高増加、利ざや拡大 ・投資銀行業務手数料、資産運用手数料増加 ・不良債権処理費用の減少 ・

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          日銀 大胆な修正 株式相場どうなる?

          ●はじめに 筆者:かぶざる 新卒で証券会社へ入社。大口契約賞を受賞するなど営業担当として活躍。 現在は兼業投資家であり、投資系クリエイターとして活動中。 相場全体の雰囲気のみならず、決算書や四季報などを活用したファンダメンタルズ分析を得意としています。基礎基本をしっかりと活用することで、株式相場分析に定評があり、セミナー登壇実績も多数あり。 🚨4月20日(土)都内にて、会場型セミナーへ登壇いたします。 詳細はTwitterでお知らせしますので、フォローをお願いいたします

          日銀 大胆な修正 株式相場どうなる?

          【ついに動く】賃上げが日銀を動かす

          ⚫︎はじめに 筆者:かぶざる 新卒で証券会社へ入社。大口契約賞を受賞するなど営業担当として活躍。 現在は兼業投資家であり、投資系クリエイターとして活動中。 相場全体の雰囲気のみならず、決算書や四季報などを活用したファンダメンタルズ分析を得意としています。 基礎基本をしっかりと活用することで、株式相場分析に定評があり、セミナー登壇実績も多数あり。 🚨4月20日(土)都内にて、会場型セミナーへ登壇いたします。 詳細はTwitterでお知らせしますので、フォローをお願いい

          【ついに動く】賃上げが日銀を動かす

          NVIDIA強烈な決算!

          エヌビディア、生成AIの急成長で最終利益8倍超! 決算概要 ・2023年11月〜2024年1月期の最終利益は前年同期の8倍以上に増加。 ・売上高は3.7倍増の221億300万ドル、最終利益は8.7倍増の122億8500万ドルで、いずれも市場予想を上回る。 ・生成AIの急速な拡大とデータセンター向けGPUの需要増が主な要因。 株価と市場評価** ・2023年年末から2024年2月21日までの株価上昇率は36%に達し、時価総額は一時的にグーグルやアマゾンを上回り、アメリカ

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          日経平均株価が史上最高値を更新!

          デフレ経済からの脱却やコーポレートガバナンス改革に期待が寄せられ、日本株は世界的な優れたパフォーマンスを記録。 海外投資家の資金流入が続く中、22日の取引で日経平均は一時1.9%高の3万9000円台まで上昇し、バブル期の最高値も上回りました。 リスクマネーの流入が日本株を押し上げています 背景と要因 世界の金融環境と日本企業の変革 円安と企業収益 資本効率の改善と株主還元 東証改革による企業価値向上 デフレ脱却と経済成長 結論 歴史的な株高は、経済好転と企業変革に

          日経平均株価が史上最高値を更新!

          日銀金融政策決定会合とは?

          今年の日本株の展望 元証券マンの投資系クリエイター「かぶざる」と申します。 ●日銀金融政策決定会合とは 日本銀行が金融政策(金融面からの経済政策)の方向性や、政策金利(金融政策として定める金利)の上げ下げなどの「金融政策運営を討議・決定する会合」のことで、年8回、各会合それぞれ2日間にわたって開催されます。 ★簡単に言うと日本銀行の重要な人たちが一緒に集まって、お金の使い方や金融政策について考えたり、話し合ったりすることで、経済やお金の状態がよくなるように、色々なアイ

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          2024年 日本株ガチ解説!

          全体感 ・2024年の日本株は、堅調な企業業績を背景に、年末に史上最高値を更新すると予想。 ・米国での利下げ開始が想定される中、アメリカ経済はソフトランディングするとの見方を前提に、日本株は米国株高への連れ高が見込まれる。 ・国内では内需の回復余地が大きいことや政府の経済対策などの後押しもあり、日本株は上値を試すと見通す。 注目のセクター ・電子部品などの在庫循環の好転はグローバル共通の要素で、日本株の中でもハイテクセクターは強気で良いだろう。 ・日銀の金融緩和政

          2024年 日本株ガチ解説!

          9月FOMCの完全まとめ

          ✔︎ポイント ・2023年末時点のFF金利見通しを5.6%に据え置いた。 ・24年末時点のFF金利見通しを5.1%に上方修正した。 ・25年末時点のFF金利見通しを3.9%に上方修正した。 ✔︎FOMC声明 ・経済活動は堅実なペースで拡大している。 ・雇用の増加は鈍化したが依然として堅調で、失業率も低いままだ。 ・インフレ率は引き続き高止まりしている。 ・金融システムは健全で強固だ。 ・家計や企業の信用状況の引き締まりが経済活動、雇用、インフレの重しになる可能性がある

          9月FOMCの完全まとめ

          【中国不動産の栄枯盛衰】

          ✔︎中国の不動産業界の状況 中国の不動産業界は、長年の「過剰融資」問題により、巨額の負債を抱えている。 不動産開発大手の恒大集団は、倒産寸前まで追い込まれており、碧桂園も債務不履行の危機に直面している。 特に、中国最大の不動産開発会社である碧桂園が社債の利息を払えない事件が起き、中国の不動産危機が再び高まっている。 地方政府の重要な財源である土地の譲渡益が減少していることに加え、不動産開発業者への補助金なども減少している。 デフレの兆しを見せている中国経済を揺るがす

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          CPIまとめと見解

          ●2023年4月のCPI 消費者物価指数 04月(前月比) 予想0.3% 結果0.4% 消費者物価指数 04月(前年比) 予想5.0% 結果4.9% 消費者物価指数 04月(コア・前月比) 予想0.3% 結果0.4% 消費者物価指数 04月(コア・前年比) 予想5.5% 結果5.5 住居指数が月次全品目上昇の牽引役 続いて中古車およびトラック指数とガソリン指数の上昇が牽引 ●項目別 エネルギー指数(前回-3.5 今回0.6) ・全体的に下げ止まりか 食品指

          CPIまとめと見解