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225先物 エリオット波動分析No.883&与太話(2023/01/10-20:40)

 「相場とは、もっとゆっくりと腰を据えて、トレンドというものに乗って張るものだ」くらいに、普通は誰もが相場の入り口でそう考えます。それはある意味、とても正しく王道の考え方でもあります。が、相場は意地悪で・・・結局はとどのつまり「相場には正解がない(これに気が付くまでに、意外と多くの人々は退場しちゃいます)」のと同様に、それ(王道)が通用する時としない時があったりして、まぁまぁこの2年間の乱高下は王道も博打もそれなりにヤラレっちゃう、本当に意地の悪い動きではあります。

 「相場には売り、買い・・・そして休みがある」、この言葉は知識として皆、一度は聞いた事がある有難い格言ですが、意外とこれを見分けて実践するのは至難の業。平たく言えば・・・「♪分かっちゃいるケド、止められない(スーダラ節)♬」が相場の本質ですから、気が付けば「休み」とは、嫌気が差して「もう、止めた!」となった時、初めて休みなんて事にも(笑)。

 職業ディーラーは、そもそも誰からも何も教えられる事なく、いきなりポンッと実戦の中に放り投げられる仕事でもありましたから、特にその傾向が・・・。そもそも人(会社)の金、それをある程度、自由に使える状況で毎日、好きに相場をやるだなんて・・・まずノーポジ(休む)でいる事自体が苦痛に(笑)。そして買ったらすぐに利食いしたくなりますし、売っても同様。で・・・利食いでも損切りでも、反対売買をすればもう、その瞬間から買いたく(売りたく)なるのが、そういう人間の性(笑)。結局・・・いつ休むの?ってな話になりますが、ボチボチ投げ(踏み)を繰り返して、それでも懲りずにやり続けていると・・・優しい部長が「おいぃ~・・・お前のやる気は分かるけどさ、手が合わない時は少し休めばぁ~?」とニヤケ顔で諭されたりして・・・もはや昔話ですが。ちなみに、本当に取り返しがつかない状況(シャレにならない)の際は、このような声掛けは皆無にて、部長室に呼ばれ大変な事に(笑)。

 いや、そのくらい、分かっていても「相場にて休むとは難しい」という与太話。今年に入ってからのこの動き、もはや「エスパー(超能力者)にでもならんと!」を地で行っていますね、しかし(笑)。

Outlook・・・ⅴ波中d波完了を見極める局面と考える。
注目日・・・1月11日、25日、26日、2月7日


 さて、本日の高値26,290円は「d波完了点」としてはもはや、妥当な水準を付けたと考えます。ただし少なくとも現時点、以降の下落波形が調整波の特徴を示しているため、まずは見極め優先の局面と考えます。

 ★目先の展開では26,100円を守る限りにおいて、ヨコヨコ~リバウンドの可能性を内包すると考えます。なお26,200円~210円、26,240円~260円はそれぞれ反落の可能性を同居する強いレジスタンス(シナリオ.1)。

 ★その一方で、仮に描いたヨコヨコがその先々、上記上限(26,260円)を超えるならばシナリオ.3(alt.1)を考慮。
 1月3日25,570円以来の仮想d波は大きなフラットを描いており、26,320円~350円、あるいは370円~380円トライを許容。ただしそれはd波最終局面の可能性、急反落に要注意と考えます。

 ★その反面でこのまま26,100円を割り込むと、一時的に下げ足を速める可能性に留意を(シナリオ.2)。このケース、26,070円~050円が最初のサポート、下限ブレイクでは25,980円を試すと考えます。なお25,920円割れはd波完了を暗示する最初のサイン、留意を。

 ★ワタクシ個人的には・・・ココから前提では日和見主義全開、26,260円ロスにて26,240円、売れたら売るよに一票入れておきながら、「休み」ますか(笑)。ただしこのまま「26,100円ヤリ!」なら・・・そこはナムサン!で26,090円を追い売りですか(笑)。

(長浜-株式寅さん)

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