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起立性調節障害と診断されてから

起立性調節障害の診断が出て、学校に診断書を提出してから、
心が少し軽くなりました。
「病気なら仕方がない」と、いい意味であきらめもつきました。

病気なら治せばいいだけの話。

しかし、そう簡単なことではありませんでした。

お医者さん曰く、薬よりも大切なことは生活のリズムを整えること、
水分や塩分をよくとること、太陽の光を浴びること、
適度な運動をすること。

このうち、水分と塩分はなんとかなりそうでしたが、
それ以外はめちゃくちゃハードルが高く思えました。

まず、朝起きられない。

声をかけても、耳をひっぱっても、鼻をつまんでも、
頬をたたいても無反応。
放っておけば、何十時間でも寝そうな勢いでした。

よって、太陽の光など浴びられない。

太陽の光と同じ効果があるという3万円以上する光る目覚まし時計を買ってみましたが、多少、顔をゆがめるだけで目を覚ます気配はありませんでした。

運動に関しては、夕方、元気になった時には犬の散歩などさせていましたが、運動と言えるのか? 家の中でストレッチをすれば?とすすめてみましたが、面倒なのかやることはありませんでした。

自分は年のせいか、6時前に目が覚めるので、
起きられない辛さが理解できない。
朝、ゴミ捨てに行くと、ランドセルを背負った小学生や制服を着た中高生が元気に登校していく。
その姿を見て、「どうしてうちの子は起きられないんだろう」
と胸が苦しくなる日々が続きました。

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