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本のある日常

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書店員として働く私が、本のことについて書いたエッセイ集です。
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#文学フリマ

文学フリマ東京本屋紀行

2024年5月18日、文学フリマ東京の前日。私は成田空港に降り立った。 今まで『本のある日常』『本のある生活』『本と抵抗』という3冊のZINEを書いてきて、「どれ腕試しに」という気持ちでいよいよ文学フリマに初出店する。 「どうせなら一番でかい文学フリマに参加してみたい」というミーハーな気持ちで、電車と飛行機を乗り継いでやってきました花の大都会。 そして、こんな機会もなかなかないので、東京の本屋さんもめぐろうという思惑だ。 成田空港から京成線に乗って、さっそく東京へ。 初日の

2週間後、文学フリマに初出店する

2024年5月19日(日)に文学フリマ東京38に出店する。 思えば、こういったイベントに憧れを持つようになったのは、5年ほど前にコミケに行ったときだった。 たくさんの人が自分でつくった同人誌を販売していて、「自分で作品を作っている大人がこんなにいるのか」と驚きと喜びで手のひらがジンジンしたのを覚えている。 自分で作品を作りたい、という思いはずいぶん長い間、漠然とした気持ちとして自分の中に横たわっていた。 その一方で、何かに手を付けてもすぐに投げ出してしまい、何かを成し遂げた

【新刊案内】3冊目のZINE『本と抵抗』を刊行します

1冊目『本のある日常』、2冊目『本のある生活』に続き、このたび3冊目のZINE『本と抵抗』を刊行します。 既刊の2冊は正直驚くほどの反響があり、1冊目『本のある日常』は2刷、2冊目『本のある生活』は全国16の本屋さんで取り扱っていただいていただきました(2024/04/17現在)。 3冊目のZINE『本と抵抗』も「いいものができた」と感じているので、読んでいただけるとうれしいです! お知らせ 2024/05/23 文学フリマ東京38に出店し、3部作合計で59冊を販売す