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エリオット波動について

エリオット波動とは、波形認識を主としたパターンの形成の組み合わせをトレードに応用します。

パズルのように組み合わせていくことで数あるパターンの中から「除外できる」方向性が出てくる場合があります。
その場合にのみ、自信を持ってトレードが出来ます。

しかし、これには問題点があります。

まず、
①波形認識自体がとても難しいということ。

相場には推進波であるインパルスだけが出るわけではありません。
むしろ、ジグザグのような波形が多く存在し、連なり合っています。

また、波形の繋ぎ目には修正波という、よく言う揉み合いの場面があります。

この修正というのは、横ばいやウェッジのようなレンジ内に収まるような単純な動きでない場合も多々あります。

なので、水平を上抜けしたからといって買いエントリーしたら戻ってきますし、トレンド転換したと思ったらトレンド方向へ回帰するような修正も少なくないです。

そして、
②波形が認識できたとしても、その直後の予測が複数パターン存在しているため、上にも下にもどっちにも予測出来る。

これでは仮に波形認識が完璧に出来たとしても、直後の未来予測は不可能に限りなく近いです。
(確実に予測可能な波動もたまにあります)

その少ないチャンスを、ルールやガイドラインを遵守し、カウントをしながら、一方向へのトレンドが出る予測が出来るのをひたすら待つのは、労力対効果がとても低いです。

やってみて下さい。

まず何割、次の波動予想が「出来るか」を。
純粋な上か下かの一方向に絞るという事です。
(上や下にどれくらいの値幅が出るのか?や、ヒゲビタの値幅予測はエリオット波動では測れませんので求めません。)
次の波動の予測をするタイミングで、波形上、上にも下にも行くような波形の可能性がある場合が100回中何回なのか?

そして、次の予想が出来たとして、その判断が合っていたか勝率を算出してみて下さい。

見送りや判断保留=トレンドが継続中なのが終了したのかさえジャッジ不可能で判断できないという事です。

インパルスと思っている波動の副次波3波にインパルスが出ているような(ジグザグともカウントできる)、、、ちゃんとインパルスになるのか、ジグザグなのか。
インパルスが出て、4波付近に折り返すはずと思った波動がダブルジグザグだった。
ダイアゴナルがリーディングかエンディングか、ダイアゴナルでもないか。
ジグザグ直後のフラットみたいな波形やトライアングルのような形。

こういう事が、波形認識をマスターできても予め予測不能という事実があります。
事後的に分かっても意味がない。
また、事後的にも分からないことも多い。
結局、次波動の進行方向や絞れないですし、波動の終了が分かりません。。


謎も多くあります。
·月足などの大きな時間軸の推進波はインパルスと決めている点。
·全ての波形が個人の見解によるので、結果論でパズルのように当てはめていくしか波動が確実に判断できない。
·ジグザグのフェイラーの見逃しがあるのでは?という点。
·フラクタルという認識と波形サイズの曖昧さ。
・時間軸について。
・・・

【結論】

エリオット波動を真剣に学んでもトレードに応用しにくい。


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