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サイコロジー・オブ・マネー by モーガン・ハウセル


モーガンハウセル

この夏に読んだ本で一番良かったです。
巷にあふれるマネー本とは一線を画す内容でした。本書は、まったくカネを持っていない人がカネ持ちになるための本ではなく、数百万円くらいは蓄財できる人が、さらに億をめざすためのマインドが書いてある本だと思ってください。内容は非常に秀逸でしたので、要点をまとめてみようと筆をとりました。

本書は全部で20章からなりますが、それぞれの章は独立していて、どこから読んでも良いつくりになっています。とても短い章もあり読みやすかったです。一日で読みました。

各章について印象に残ったところをピックアップしていきます。



第一章 おかしな人は誰もいない



第一章

私達はみんな、世の中の0.00000000001%しか知らないのに、その中で人生の選択をしていかないといけないという難易度の高いゲームをやっています。虎の子の自分のカネを投資する先を決めるのに、この情報をもとに投資先を決めないといけないのです。

第二章 運とリスク



第二章

成功したひとは努力していて、失敗したひとは怠慢だったんだろうと思いがちですが、人生には多分に運とリスクの要素が関係しているというのがこの章の主題です。1回や2回投資に失敗したくらいで凹んでしまわず、そこから成功の法則をみつけて、何回でも挑戦するというのが成功の秘訣のようです。

第三章 決して満足できないひとたち


「幸福とは、結果から期待値を引いたもの」
この章はこれにつきます。要するに足るを知るということです。十分であるという感覚を持たないと幸せにはなれないのです。富のゲームに足を突っ込んでしまうと、そこにはゴールはありません。どこまで行っても上には上が居ますので、無限に続くゲームに参加することになるので。期待値を低く見積もって生きて、小さな結果からも幸福を感じられるようになるべきです。

第四章 複利の魔法 バフェットの資産の95%は65歳以降に得られたもの

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