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バフェット氏の名言集!投資哲学と保有株、ポートフォリオの紹介

「ウォーレン・バフェット」は、伝説の投資家として長きにわたって資産を増やし続けているアメリカの著名投資家です。

投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOであり、長期に渡って世界で最も裕福な人物の一人にあげられています。

この記事では、「投資の神様」とも称されるバフェット氏の投資手法や、彼が残した投資に関する名言について紹介します。


ウォーレンバフェット氏とは

「投資の神様」と呼ばれている

ウォーレン・バフェット氏は「投資の神様」と呼ばれる米国の著名な投資家です。

アメリカのネブラスカ州オマハに生まれ、​11歳から株式市場への投資を通じて富を築き始めたことから、「オマハの賢人」とも称されています。

バフェット氏の投資に関する考え方は、世界中の投資家に影響を与えており、彼から資産運用を学びたいという人は後を絶ちません。

一貫した投資スタイルに則って一代で財を成したバフェット氏は、「堅実な投資」の考え方を大事にしています。

投資対象企業の株価が割安か割高かを見極め、割安と判断した銘柄を長期間保有し続けることを基本としています。

バークシャーハサウェイ社の会長兼CEO

ウォーレン・バフェット氏は、投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めています。

もともとは繊維会社であったバークシャー・ハサウェイを1965年にバフェット氏が買収し、再建を行いました。

現在は保険事業を中心とした投資会社として生まれ変わり、数々の企業への投資を行う巨大企業へと成長しました。

バークシャー・ハサウェイは、毎年バフェット氏が生まれ育ったオマハで株主総会を開催しています。

世界各国の投資家がバフェット氏に会うためにオマハを訪れるのが恒例となっているようです。

世界で最も慈善事業に貢献している1人

ウォーレン・バフェット氏は、自ら稼ぎ出した資産の大半をビル・ゲイツ氏(マイクロソフト創業者)の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」に寄付しています。

世界で最も慈善事業に貢献している慈善家の1人として知られ、2000年以降460億ドル以上の寄付を行なっています。

毎年開催しているバフェット氏とランチをするための「ランチオークション」で、落札額の全額を事業団体に寄付していることも彼のエピソードとして有名です。

2019年のオークションでは、仮想通貨「トロン」創設者であるジャスティン・サン氏が457万ドルで落札をしたことが話題となりました。

ウォーレンバフェット氏の資産・保有株

資産額世界トップ10の常連

ウォーレン・バフェット氏は、世界でも有数の大富豪として知られています。

フォーブス誌が発表する米長者番付「フォーブス400」の2021年版において、バフェット氏は資産額1,020億ドルで世界第8位にランクインしています。

資産額1位は「アマゾン(AMZN)」創業者のジェス・ベゾス氏、2位は電気自動車メーカーの「テスラ(TSLA)」や航空宇宙事業を行う「スペースX(未上場)」創業者のイーロン・マスク氏です。

バフェット氏は、コロナ禍においても堅調に株価を伸ばす企業を多数保有していることから、長者番付の常連となっています。

出典:Forbes「The Forbes 400 2021」

ウォーレンバフェット氏の保有株・銘柄

バフェット氏の保有している代表的な銘柄は以下の通りです。

  • アップル【AAPL】

  • バンク・オブ・アメリカ【BAC】

  • アメリカン・エクスプレス【AXP】

  • コカ・コーラ【KO】

  • ベライゾン【VZ】

  • ゼネラル・モーターズ【GM】

  • アマゾン【AMZN】

  • ビザ【V】

「優れた経営者を備えた優れた企業」を好むバフェット氏は、私たちのよく知っている企業も多く保有しています。

例えば、バフェット氏はiPhoneやMacなどの製品で有名なアップルについて、バークシャー・ハサウェイの「第3の事業」と呼んでいます。

2016年に投資を始めた頃は約11億ドルだった株式評価額は、その後追加投資した分も含めると5年で100倍以上に膨れ上がりました。

アップルは世界的なブランド力や顧客ロイヤリティを強みとしていますが、バフェット氏がアップル株を保有し続けている理由は他にもあります。アップルの安定的な利益を生み出す収益力と、継続的な自社株買いで株主還元しようとする姿勢こそ、バフェット氏が注目する理由なのです。

本業でしっかり稼ぎ、それを株主に還元するという企業を積極的に買う一貫した姿勢がバフェット氏の投資スタイルです。

出典:CNBC「INVESTING BUFFETT WATCH」

日本株にも投資している

バフェット氏の投資は米国株が中心ですが、日本企業にも投資を行っています。

2020年8月には日本の5大商社の株式をそれぞれ5%程度取得していることを発表し、話題となりました。

  • 伊藤忠商事【8001】

  • 三菱商事【8058】

  • 三井物産【8031】

  • 住友商事【8053】

  • 丸紅【8002】

日本の商社株はPERやPBRといった財務指標からみると割安であり、バリュー(割安)株を好むバフェット氏には魅力的に映ったものと考えられます。

投資に関するウォーレンバフェット氏の名言

バフェット氏は自らの投資スタイルにまつわる名言を多数残しています。

投資についてはもちろん、人生のあらゆる場面のヒントになる名言ばかりです。

持ち続ける覚悟で株を買う

【投資とは良い株を良い時期に買い、それが良い企業である限り持ち続ける事です。】

投資において重要な考え方は、投資先の企業が良い企業である限り保有し続けることだとされています。

バフェット氏自身も株価のパフォーマンスに関わらず、長期で保有し続けている銘柄がいくつもあります。

有名なのが、「コカ・コーラ(KO)」です。バフェット氏は1988年にコカ・コーラ株を購入し始めて以来、30年以上の長期にわたって買い増ししながら保有し続けています。

コカ・コーラのシンプルでわかりやすいビジネスモデルと、安定した業績が投資を続ける理由です。

短期でなく長期投資をする

【10年間株を持てないなら、10分間すら株を持とうと考えてはいけない。】

バフェット氏真髄の長期投資の考え方が、この言葉に表れています。

株価の値動きを注視して投資を行うのではなく、会社そのものを見て投資を行うという考え方を基本として投資を行なっています。

最低でも10年間その企業の株式を保有し続けるつもりでなければ、そもそも買ってはいけないとするのがバフェット氏の考え方です。

損をしない守りの投資を目指す

【ルール1:絶対に損するな!ルール2:ルール1を忘れるな!】

ウォーレン・バフェット氏は、投資で成功するためのルールとして、「絶対に損をしないこと」を掲げています。

利益を上げることを目的として投資を行うと、とにかく儲かることだけに意識がいってしまい正常な判断がしづらくなります。

「もっと株価が上がるのではないか?」と売却のタイミングを見失ったり、よく知りもしない銘柄に他人がいいという理由だけで投資をする、などの行動が該当します。

こうした欲を捨て、守りに徹することが投資で成功するためのルールなのです。

割安な株を買う

【人が貪欲な時に恐れを抱け。人が恐れを抱いている時は貪欲であれ。】

株価が下がり、皆が投資に慎重になるときこそチャンスと捉えよ、という意味の言葉です。

2008年に起きたリーマンショックでは、世界中の金融市場で「狼狽売り(ろうばいうり)」がみられました。

株価が急激に下落すると、どこまで下がり続けるのかという恐怖心から心理的に混乱してしまい、慌てて株を売ってしまう現象です。

しかし、このときバフェット氏はバリュー(割安)株を買い集めることで、米国市場の回復と共に莫大な利益を手に入れました。

相場が下落すると恐怖から株を売却したくなりますが、そのようなときこそ感情に支配されずに落ち着いて相場と向き合うことが重要です。

自分の運用スタイルを決めておく

【雨を予測することは役立たないが、方舟を作ることは役に立つ。】

相場がどのように動くかを予想できる人はいません。それは投資の神様であるバフェット氏であっても同じです。

投資を行う上では、これから何が起こるのかを予想することではなく、その上で「どういった対応を取るのか」を事前に考えておくことが重要だということです。

相場の思わぬ暴落時にパニックにならないように、リスクヘッジの方法やどのようなスタンスで投資を行うのか先を見据えた対策をする必要があります。

まとめ:ウォーレンバフェット氏の名言を参考に資産運用をしよう

世界中の投資家に注目されるバフェット氏の長期投資の考え方は、投資の初心者から経験者まで幅広い方に役立つ投資スタイルです。

老後に向けた資産形成が必要となる日本においても、バフェット氏の考え方から学べることはたくさんあります。

短期的な値動きだけに注目するのではなく、企業の価値の本質を捉えた資産運用を心がけましょう。

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