NYダウ600ドル超下落、インフレ警戒感強まる


米主要株価指数の騰落率出所:ファクトセット

June 7June 9-3.0-2.5-2.0-1.5-1.0-0.500.51.01.52.0%ダウ平均S&P 500ナスダック総合

By Orla McCaffrey and Caitlin McCabe

2022 年 6 月 10 日 06:17 JST

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 9日の米株式相場は続落。欧州中央銀行(ECB)が利上げ方針を発表し、欧米で株が売られた。市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針を巡り、10日に発表される5月の消費者物価指数(CPI)への注目が高まっている。

 ダウ工業株30種平均の終値は前日比638.11ドル(1.94%)安の3万2272.79ドル。S&P500種指数は97.95ポイント(2.38%)安の4017.82、ナスダック総合指数は332.05ポイント(2.75%)安の1万1754.23で引けた。

 ECBはこの日、9月末までに主要政策金利を現在のマイナス0.5%からゼロ、あるいはそれ以上に引き上げる見通しを示した。利上げ開始は7月の0.25ポイントを皮切りとする計画だ。大規模な債券購入プログラムは7月1日に終了する。

 個別銘柄では、電気自動車(EV)大手テスラが0.9%下落。UBSは投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。一方、テスラ車を巡る調査で、米規制当局は対象を救急車など緊急車両との衝突事故に拡大することを明らかにした。

 ディスカウントチェーンのファイブ・ビロウは決算発表で減益となり、株価は1.4%安で引けた。

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