23.02.21(火)グロース株余熱残る
取引開始前の見通し
今日の日経平均株価は、一日を通して小動きの展開が想定されている。
昨晩の米国市場が休場だったことや新規の取引
材料に乏しいことから、方向感に欠く値動きが見込まれ、前日の終値近辺でもみ合う見通
し。
24日には衆院で次期日銀総裁候補の植田和男元審議委員への所信聴取があることから、様子見姿勢も強まりそうだ。
日経225 5分足
始値27,486
高値27,538
安値27,359
終値27,473
1日の流れ
日経平均は、前営業日比−58円と、反落して取引を終えた。
新規材料に乏しい中で方向感を欠き、2万7500円を挟んだ値動きとなった。
割安や高配当利回りのバリュー株が優位の展開が続いた。
日経平均は45円安と小幅に反落してスタートした後、一時約170円安の2万7359円12銭に下落した。
売り一巡後は値を戻し、プラス転換する場面もあったが勢いは続かず、方向感に乏しい値動きになった。
市場では「米金利の動向が警戒されるほか、日銀の次期体制の動きも読み切れない。個別ではバリュー株が物色されたが、指数の動きは限られた」との声が聞かれた。
債券市場では1月の強い米経済指標で金利が上昇基調にあるが、きょうは欧米で2月
の総合PMI速報値の発表があり、強い結果となれば米利上げ継続への警戒感が一段と強
まりかねない。
「PMIがきっかけになるかは分からないが、グロース株には予熱が残っており、いったんは調整があってもおかしくない」という。
プライム市場の売買代金は2兆2796億0600万円と低調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが999銘柄(54%)、値下がりは756銘柄(41%)、変わらずは82銘柄(4%)だった。
今日の取引
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