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今週の相場結果と来週(7月第3週)の見方

まずは、令和6年7月12日(金)の引け後の数値です。
週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。
 
日経平均  41,190.68円
TOPIX 2,894.56ポイント
 
20日移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   42,425.88円
+1σ   41,179.80円
基準線   39,933.71円
-1σ   38,687.63円
-2σ   37,441.55円
 
20週移動平均ボリンジャーバンド
+2σ   41,650円
+1σ   40,450円
基準線   39,300円
-1σ   38,100円
-2σ   36,850円
※来週の予想値
 
25日移動平均騰落レシオ 119.3%
12日移動平均RSI   66.9%
12日移動平均乖離率   1.15%
 
今週の日経平均は、40,863円から始まり、41,190円で終わっているので、+327円という結果になりました。
高値は42,426円まであったのは、正直驚きを隠せません。
ただ行き過ぎれば戻されるということで、日銀の介入を理由に週末は売られました。
過去、日銀の介入時に為替は動いたものの、日経平均は余り動かなかったことを考えると、多くの投資家が売る理由を探していたことが分かると思います。
 
そこで来週の予想ですが、日足ボリンジャーバンドは、大きく右肩上がりに変化しています。
ボリンジャーバンド自体も拡大しており、更なる上昇が見込めそうです。
また、この週末の下値は日足+1σで下げ止まっていることから、まだ上昇トレンド継続と言えます。
 
また、日経平均が最高値を付けたときは、騰落レシオ以外に過熱感が出ていました。
週末の反落で一気に冷まされましたが、全体的な買い疲れにはまだ至っていないと思われます。
 
そして週足ボリンジャーバンドは、拡散の動きが鮮明になっています。
ただ、上昇しても来週の週足+2σは41,650円程度までしかないため、今週と同様に強烈な上値抵抗体を形成することになります。
また、既に日足+2σが週足+2σを超えていることから、再度大きく上昇しても売り戻されることになります。
 
そして、ここでこの週末の米国市場ですが、ダウ平均は247.15ドル高の40,000.90ドル、ナスダックは115.04 ポイント高の18,398.45で取引を終了しています。
FRBの利下げ期待を受けた買いが続いて、上昇しました。
6月生産者物価指数が予想を上回ったものの、ミシガン大消費者信頼感指数や期待インフレ率の予想外の低下で、大幅利下げ期待も強まったことで、相場を一段と押し上げました。
終盤にかけて失速したものの、主要企業の好決算への期待も強く、終日堅調に推移しました。
また、シカゴCME日経平均先物は20円高の41,190円で取引を終えています。
 
そこで週明けの日本市場は、15日(月)が祝日であることから、週明けの米国市場の影響を受けて始まるでしょう。
ただ、先週末のSQ値が41,531円であったことから、週初に上回らなければ、売り物が出て来ることも予想されます。
ただ、基本的に強気で臨んで問題無いです。
1,000円以上急落した7月12日(金)でも、上昇銘柄1,020銘柄に対して下落銘柄574銘柄であったことからも、買い気の強さは暫くの間続きそうです。
 
また、目先の材料は、ドル円ではなく、金利差です。
7月12日(金)に、東証グロース250が+21.27Pの677.13Pと大幅上昇しているのは、金利上昇を嫌がるグロース市場の特性からでしょう。
ですから、基本的には押し目買いスタンスで問題無いです。
突っ込み局面なんてものがあれば、絶好の買い場到来になってくれそうです。

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