【日本製鉄決算！】23/5/10(水)　日本製鉄まさかの減益、減配…　　そして、気になるCPIは！！

みなさん、こんにちは！
今日は5月10日水曜日です！😃
今週は主力銘柄の決算が発表され日経平均に与える影響は大きいです！
今日は日本製鉄の決算が発表されましたが、期待通りとはならずでした。。。

あと、CPIも発表されていますので、そのあたり含めて見ていきむすので、ぜひ最後までよろしくお願いいたします！

◆日本のマーケット

🔸決算を受け、小幅安…
今日の日経平均は、29,122円、-0.41% と小幅な下落となりました。
前日のアメリカ市場で、ハイテク関連が売られたこと、CPIの発表を控えているので、高値圏での調整が入ったこととなどが要因です

日本市場での影響は、後場の13時55分にトヨタが決算を発表し、最終利益はは5％増益へと好感材料を出してきたんですが、
その直後の14時に日本製鉄の決算が発表され、減益、減配がネガティブ視されて日経平均は安く引けました

今日は鉄鋼株　昨日と入れ替わって、値下がりのTOPとなっています

◆日経平均　チャート

🔸5月10日 29,122.18 -120.64
日経平均は依然、29000円と高い水準を維持しています！
これは、決算が好感されたことと、株主還元が買い支えになっているということはないでしょうか
とくに、業績の見通しは減益だけども、株主還元したり、というところが、好感されて上昇しているのが今回の特徴かなと思います

その例として、まさに川崎汽船がそうかなと思います。
業績は前期が良すぎたのもあって、今期は大幅減益、そして、減配。。
その中でも、500憶円の株主還元してきますよ、ということが、好感されての上昇！！🚢🚢
なので、ここを上に抜けて、3万を目指すということであれば、業績も伴った結果が必要になってくるのかなとみています

◆決算スケジュール

🔸5月15日までがピーク

とのことで、決算のピークが終わって材料がなくなる来週あたりが、どうなるかがポイントになると思います。
決算のピークは12日の1141件、15日の606件です。

セルインメイと市場で言われているので、騰落レシオからも過熱感がある状態です。

なので、高値圏であることや、調整が来ても、想定の範囲内ということで備えておくのもいいのかなと思います。

アメリカでは、「利上げや、債務上限問題」などの懸念がありますが、
日本独自の不安材料は見当たらないという声もあり、なんとか今は高値圏を維持できている状態です

◆売買代金ランキング

🔸日本製鉄1位
いつもは、1位は不動のレーザーテックなんですが、今日は日本製鉄がトップとなりました。
昨日のJFEは決算を好感されての資金流入でしたが、日本製鉄は、決算を受けての失望売りから、売買代金がTOPとなりました。下げ幅は、－８．６９％です。。。

そして、JFEは、8位にランクインしていて、こちらはー１．８２％の下落となりました・・・

昨日のJFEの決算が好感されていただけに、日本製鉄への期待が高まっていたので、どうしても人間なので、期待と現実を比べてしまいます。
とのことで、日本製鉄の業績内容みていきましょう。

◆日本製鉄業績

🔸今期最終４７％減益・４０円減配
14時に通期の決算を発表しました

最終益
23年　6940億　過去最高！　
→通期計画では6700億円だったので上振れました！
24年　3700億　46％減少…

年間配当
23年　180円
24年　140円　減配…

ただ、
今期の売上げは増収
23年　7.9兆
24年　9兆

原材料価格が高水準で推移すると予想
前の期の原料高騰で上期に多額の在庫評価損が発生する見込みなどが影響し、利益が圧迫する形となっています

🔸割安さ利回り

PER　7倍
PBR　0.62倍
利回り　4.9％

とのことで、株価が下げたことやEPSも750円から401円に下げたことによって依然割安水準であります😃

◆日本製鉄 チャート

🔸5月10日　2825円　-8.69
とのことで、4月26日に下げた価格あたりまで、下げて少し戻した状態で引けました。。。

22時40分頃のPTSでは、2830円前後で動いていますので、いまのところは下げが限定というのを祈るばかりです

期待としては、価格的節目と前回も反発した、👆2800円が支えになってくれることではないでしょうか

あと、神戸製鋼の決算も控えていますので、鉄鋼全体として、動いているところもありますのでほんの少しの期待は残しつつ、

とはいっても、この2800円を下回っていき、このような安値を緩やかに切りさげながら、下がっていくと、今期の業績の見通しを見ると、しばらく調整局面が続くのかなと想定されます・・・

◆ＪＦＥチャート

🔸5月10日　1836円　-1.82％
JFEは昨日の決算の流れのまま、日本製鉄の決算までは上昇していました。
そこにきて、まさかのネガティブな決算となったので、上髭陰線となりました。。。😥

とはいっても、昨日の大幅上昇の影響もあって、今日の下げ幅は1.8％となりましたが、依然、年初来高前後の株価をキープしています！

ある程度、鉄鋼株として、連動はしていくこともあると思いますが、海運のように、株主還元が好感されている川崎汽船のようにJFEはここから、高値を更新していくことも想定されます

プラス思考で考えると、、さきほども言ったように、神戸製鋼の決算次第では、鉄鋼株は今、JFEで上昇し、日本製鉄で下落し、神戸製鋼の決算で再び上昇😃することも考えられます！！

◆日本製鉄　週足

🔸週足
週足でみると、長い2000円台を抜けてきたところなので、
今回の下落が、押し目と、取ることもできます！

21年のときのこの上昇の中でも、調整は入りました

日本製鉄は今回の発表では、今期の見通しはよくないのですが、JFEのように、第三四半期で下方修正して、今回で、増益の見通しをだしたりしたりなどありましたので、やっぱり、そのときにならないとわからないといった変動が激しいということではないでしょうか

なので、今日の決算では売られましたが、次の第一四半期、第二四半期で挽回してくる可能性もありますので引き続き鉄鋼株の動きなどチェックしていきたいと思っています！！

◆神戸製鋼　チャート

🔸5月10日　1034円　-3.63%

参考までにこちらが、神戸製鋼のチャートです。
特徴としては、3月までの上昇以降、横展開で、株価1000円台を軸に推移しているわけなです

決算は11日の引け後です！！
なので、株価としては、12日金曜日に決算を受けて動きます。
こちらの決算も要注目です！

◆CPI発表

🔸結果
総合 予想 5.0％ 結果　4.9％
コア 予想 5.5％　 結果 5.5％

とのことで、まだまだインフレは高止まった状態ですね。。

◆CPIデータ　

🔸データ
こちらがソース　アメリカ労働統計局のwebサイトからとってきたものなんですが、英語なので、日本語の項目に重要な箇所をピックアップしました！

◆CPIデータ　日本語

🔸総合　4.9％　コア　 5.5％

総合が下げているのは、ガソリンが下げたことによって、-5.1％と下がっっているからなんです🚙

注目はコアのほうです！
黄色の住居費、8.1％プラスと依然、下がる気配がないわけです
あとは、新車の5.4％です

コア項目は、「財」と「サービス」に分類され、財の構成比率は21.2%、サービスは56.5%です

サービスは、「住居」、「医療」、「輸送」に分類され、
構成比率が最も高いのは住居の32.2%です。住居はさらに細かく分類されますが、そのうち構成比率が最も高いのは「帰属家賃」の23.7%

🔸帰属家賃
そこで帰属家賃が何かというと、持ち家に住んでいる人が、その家を借家とした場合に支払う想定家賃のことです
実際は持ち家に住んでいるので、だれからも家賃は受け取っていないですが、貸家として、市場価格で評価した家賃のことです

つまりここが、８．１％あがっているので、比率が高いここが下げていけば、物価のたかどまりも落ち着く兆しがみえてくると言えます！

◆CPI総合、コアグラフ

🔸高止まり傾向

とこのように、総合は、エネルギー価格の下落でピークを売って減少していますが、コアCPIは高値から、下げてはいるものの、今年に入って横ばい傾向が続いています

ここが下がっていって、あとは労働市場の失業率が弱くなっていけば、
利下げがようやく、見えてくるのではないでしょうか

◆ドル円

🔸円高へ

今回CPIの結果は横ばいということですが、5月のFOMCが終わり、
利上げは一旦停止ということであれば、よっぽど強いデータがでてこない限り金利があがらないということで、円高に振れています
　
先週の金曜日の雇用統計は雇用者数増加していて、株高となりました。これは、景気後退懸念が和らいだこと、一応は利上げが停止するということから、金利よりも景気が良いか悪いかを織り込みにいく動きになりつつあるのかなとおもいます

ということで、今日、日本製鉄の決算は嫌気されましたが、今期は始まったばっかりです！途中で上振れてくるかもしれません！それに期待したいですね😃

では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました！
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◆本日の動画

よければ動画でもみれますので、音声付ということであればご視聴よろしくお願いいたします！