【今週の重要イベント3つ!】23/2/20(月) FOMC議事要旨/日銀総裁候補者所信聴取へ/PCEデフレーター


今日のテーマ

🔶今週重要なイベント
それらをピックアップして取り上げています

この3つはどれも、今後のアメリカ、日本の政策金利や株価に関わってくる
イベントになりますのでそれらをみていきます

・FOMC議事要旨 を前にしてタカ派な2人の発言
・日銀候補者に所信聴取
・PCDデフレーター

FOMC議事要旨

 22日 水曜日 28時 日本時間でいうと木曜日の朝4時です

 2月1日に話し合われていた内容が議事録として公表されます!

タカ派2人 0.5ポイントを示唆

🔶FOMCのタカ派2人、利上げ幅0.5ポイントに戻る可能性示唆
議事要旨公表の前に2月17日にブルームバーグからこのような記事がでてきました!

今月初めのFOMCでは、メスター総裁 0.5ポイント利上げの論拠があると考えていたことを明らかにした。「説得力ある経済的論拠」はあったと指摘

もう1人のタカ派のブラード総裁も同様の見解を示していたということです

🔶ブラード総裁の考え
「インフレとの闘いは長期戦になるというのが、私のおおまかな判断とのこと。2023年を通じてインフレと闘う決意を示し続ける必要があるだろう」とコメントした。

🔶政策金利 5.375%
政策金利を早期に5.375%に引き上げるのが望ましいと
3月会合での利上げ幅について0.5ポイントを支持しています

ちなみに、23年のFOMCの予想の政策金利は5~5.25%なので、予想を超えて
引締めないとインフレは退治できないという見方です

23年のFOMCメンバー

🔶FOMCで投票権を持つ12人

連銀総裁の中で、NW連銀以外は毎年変わります。

写真の右上にハト派、タカ派のマークをつけています

あと若葉マークがついているのは、まだ就任から日が浅いため
政策についての発言はこれからでてくるとおもわれます

なので、とくにタカ派のローガンさんとかどういった発言をしてくるか
注目があつまりそうですね!

🔶メスター総裁とブラード総裁は?
去年は、この2人は投票権持っていましたが今回は持っていないんですね。

ただ、あらかじめ、2月1日のFOMCでは0.5ポイントの利上げを支持していたとのことを述べてきました。気になるのが 0.5ポイント利上げの論拠…

議事要旨の中から、新しい「説得力ある経済的論拠」でてきたりすると株価にも影響がでます…

ちなみに、日本は木曜日は休日なので、議事要旨の影響を受けるのであれば24日金曜日になります

日銀人事 候補者から所信聴取

🔹総裁 
植田和夫氏

🔹副総裁
内田眞一(うちだ しんいち)氏
氷見野良三(ひみの りょうぞう)氏

が候補として所信聴取が行われます

これからの政策についての考えなどが垣間見えるのではないかと思っています!

インタビューでは

🔶自宅前の記者団によるインタビュー
「現状では金融緩和の継続が必要である」と今のところはハト派な考え

2000年8月のゼロ金利解除では反対票を投じた方なので、
すぐに政策展開してくるとは考えにくい。

ただ、所信聴取の中で問いかけがあるのでその中で、今後についてどのように思っているかとのことから徐々に今後の政策について、ビジョンなどを語ってくるのではと思っています

日本のイールドカーブ

🔶イールドカーブコントロールの撤廃
これを一番市場が注目しています!

12月に修正を加えましたがまだ歪みが生じている状態
0.25から0.5%に引きあがっただけという状態になっています

依然、日米の金利差がでています。今は、アメリカの金融引締めの影響でアメリカの金利あがっていますが、金利を引き下げたときに、日本の金利を上げるとなると為替に大きな影響を与えます

なので、イールドカーブ撤廃をするのであれば、アメリカの金利がまだ
強いうちにやるほうがいいのでは?という意見などもでていたりします

12月20日 日銀ショック

🔶日経平均 -2.46%
とりあえずは、イールドカーブ撤廃されれば、12月20日の日銀ショックのように為替は円高にふれ、株安になるので、撤廃のタイミングも重要になってきます

PCEデフレーター

🔶24日の22:30に発表

赤枠でかこった前年度比でみると
・総合 前回 5.0% 予想 5.0%
・コア 前回 4.4% 予想 4.3%

とのことで、横ばい、と微減といった予想

ただ、前月比でみると、両方とも上昇傾向にあります
なので、ここ最近の経済指標で思ったよりも上振れた結果がでているので
ひょっとしたら、PCEデフレーターでもインフレの鈍化した結果となるかもしれないです

今までの推移 減少傾向

🔶減少傾向にはあるが…
ただ、目標の2%にもっていくためには、いまの政策金利だと
再び強い労働市場からインフレ再燃する可能性があります…

なので、前半でみたタカ派的な意見もあり、まだまだ金融引締めが必要ではないかということで、どっちに転ぶかわからない状態であります

PCEデフレーターとCPI

こうした違いから、PCEデフレーターのほうがより包括的であるとのことで
FRBはこちらを重要視しています!

金融政策のスケジュール

🔶日銀金融政策決定会合 3月9日~10日
 FOMC 3月21日~22日

ブラックアウトといって、関係者が金融政策に関して踏み込んだ発言をしてはならない期間が決まっています
それが、FOMCが開催される前々週の土曜日からなので、3月11日になります
それまでは、今回のメスター総裁とブラード総裁のような意見などが出てきて、株価に影響がでることが予想されます

日本のマーケット

・日経平均 +0.07% 27531円
・TOPIX   +0.39% 1999.71
・マザーズ +0.12% 766.97

あまり大きく動いてないですね

🔶業種別
鉄鋼、銀行業などあげているので
バリューのほうに資金が流れている傾向にありますね!

ただ、海運が今日は一番下げております
海運3社の川崎汽船はなんだかんだで、前回高値あたりまで戻してきているので調整が入っているのかとおもわれます

🔶今回の動画
こちらのYoutube での動画版になります!
音声でということであれば、よければご視聴ください!

では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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