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話を聞いた時に質問事項を考え出す極意
ある日、山奥に住む老師と弟子が座っていた。老師は庭で育てている竹の木を指さし、弟子にこう言った。「これは竹だ。竹はどうやって成長すると思うか?」
弟子は答えられずにいたが、老師は続けた。「竹は、根を伸ばし、地中の水分を吸収する。それによって、地中にしっかりと根を張り、高く大きく成長するのだ」
弟子はこの話を聞き、何か質問したいと思った。しかし、何を聞けばいいか分からずにいた。そこで、老師に質問する方法を聞いた。
老師はこう答えた。「質問する前に、まず自分自身で考えることが大切だ。この場合、竹がどのように成長するかを想像してみよう。そして、それに関連する疑問や興味を持った点を探してみよう」
弟子は老師の言葉を思い出し、自分で考えてみた。竹がどのように成長するかを想像してみると、根が地中にしっかりと張り、それによって高く大きく成長するということがわかった。そこで、弟子は老師に「竹の根が地中にしっかりと張っていると、どうやって水分を吸収するのですか?」と質問した。
老師はにっこり笑って、「よく考えてくれたね。竹の根が地中にしっかりと張っていると、どうやって水分を吸収するかについては、また別の話だ」と答えた。
この話から、質問するためにはまず自分自身で考えることが大切であることがわかる。何か疑問や興味を持った点を探してみて、それに関連する質問をすることができれば、話をより深く理解することができる。そして、人から聞くことも大切だが、自分自身で考えることで、より深い理解が得られることがある。
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