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【コラム】海外勢の日本株利益確定ヘッジ売り
日本株が前場一時900円超えの大幅安となりました。
相場に不透明感が増し、米国株が沈むと、真っ先に日本株が利益確定ヘッジ売り(損失補てん)の対象にされるのはいつものことです。
以下は、前日に配信した「ザラ場市況/夕刊」から一部抜粋した文章です。
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少し日本株を俯瞰して観てみたいと思います。
下図のチャートは日本株が海外勢から買われ出した昨年春から一年間の累計買い越し額と日経平均株価の上昇を示したものです。
2023年4月から2024年3月までの1年間の海外投資家の日本株の累計買い越し額は、おおよそ7.7兆円。
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異次元の金融緩和策に打って出た、アベノミクス元年の2013年でさえ、海外投資家の買い越し額(累計総額)は約9.5兆円でした。
そのアベノミクス相場が始まった2013年以来、10年ぶりの高水準となったのが今年ですから、いつ米国株下落の損失補てん(利食い)の対象になってもおかしくなかったと言えます。
(ただし、アベノミクスも下落調整後はそれ以上に上昇しましたけどね)
「アベノミクス」とは・・金融緩和・財政出動・成長戦略の「3本の矢」で腰折れしない強い日本経済の復活を宣言した、安倍政権とエコノミクスをミックスさせた造語。
今年3月の天井から中期的な下降トレンドが発生しており、直近はその戻り相場でした。4月に付けた一番底に対しての二番底を試そうとしています。
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