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羽根英樹さん講演会〜需給を読む事が飯の種。あまのじゃく投資法イベントドリブントレード。 その4[イベント再現性投資法 システムのバグをついた裏技トレード] 2023.7.1開催


2023.7.1に開催されました羽根英樹さんの講演会の書き起こしになりま

その1[自己紹介 イベントドリブンとは何か]  


その2[定量分析]

その3[凡人は天才にはなれないが]




イベント再現性投資法

ちょっと話を変えまして、定量分析で普通はイベントドリブンの検証するという言い方をしましたけども、ちょっと例えば未来をちょっと予測する方法はないかということで考え出したのが、イベント再現性投資法という。このネーミングは一昨日考えたんですけど、本当はリトマス試験法か何かにしようかと思ったんですけど、ちょっとしっくりこないなと思って。イベント後に何が起こるのか、過去になかったイベントでは先読みができないという話はしました。

テーマ株とかそうですよね。でも例えば過去に、過去じゃない、海外で先に何か起こった、例えば先に政策をやってくれる国があれば、そのイベントを観察したら、日本の市場も同じようになるんじゃないかなということを予測するのを、イベント再現性投資法と名付けました。海外のイベントから、ビデオ再生するように予測を立てる手法と勝手に定義しましたけども。

実際今後起こることをちょっと思ってきたのが、韓国はですね、政策金利2021年8月にはもうすでに政策金利上げてるんですよね。やっぱり不動産とか、リートとかで値段下がったんですよ。韓国って結構不動産投資というか投機というか、すっごく盛んらしくて。なので日本でそこまで起こるかどうかというのは、ちょっとこれははっきり言って分かりません。ただアメリカなんかの例を挙げるよりは韓国の方が例えばバックグラウンドとかは近いのかなという気はします。

韓国土地地価指数というこのグラフをちょっと探すのをすごく苦労したんですけど、あんまり韓国の相場情報って日本では手に入らなくてですね、データ探すの結構大変なんですけど、4ヶ月後ぐらいから下がってるんですよね。なので、まあこれが全てとは言いませんけど、すぐに下がらないんだなというのがこれよく分かるんですけど、おそらく日本もその政策金利を上げると、まあ4ヶ月とは言いませんけど、すぐには下がらずに後から効いてくる動きをするんじゃないかなというふうに思います。

でですね、自分で投資法忘れた、イベント再現性投資法か。イベント再現性投資法にはちょっと叩きたいというかヒントがありまして、邱永漢さんという、もうお亡くなり、だいぶ前にお亡くなりました台湾人で、日本ですごく活躍した投資家なんですけど、

https://www.amazon.co.jp/%E6%90%8D%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E6%8A%95%E8%B3%87-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%82%B1-%E6%B0%B8%E6%BC%A2-ebook/dp/B0085RJPQA/ref=sr_1_1?dib=eyJ2IjoiMSJ9.3npPMH3Jx6Ubmk-pFBCo61LeAAdfR21WV6V3_UASLN0nQV6Kn8tyG-Xk61vv-cYvccOOxmIW0BO-JAZACkpfIhHcEokz5RXb5nX24wZyiZUZKtnxHy3p8L6hOM_qaVheNTkrIJshBZ5nO5fLZOq8aespa9tqtc407DgGFDIMpFlITwtCCWUvjuP4MB0-yh7ZpHi_M5tsz4e1f6nFeGa8Ay8eNx88XU5YLvLsHwjW--8.S3_SReRHPoeelUkaCXcCl-RIWz8fr_hReDfSY3Oh0uY&dib_tag=se&qid=1721305045&s=books&sr=1-1

邱永漢さんがですね、東南アジアいわゆる発展途上国に投資をするときに、日本のですね戦後の高度成長、経済成長時代に上がった株のセクターですね、上がった株のセクターをそこの国に用いたわけですよ。

例えばフィリピンであるとか、台湾もそうだと思うんですけど、まあ韓国とか、あとはどこだっけ、シンガポールか、あと香港。この辺の株をですね、日本の経済成長のときに上がったセクターの株を徹底的に買いまくって、実際それで大儲けしたのが邱永漢さんなんですね。それにちょっとヒントを置いたのが今のイベント再現性投資法なんですけども。なのでこれが本当に機能するかどうかというのはわからないんですけど、考え方としては単にテーマを追っかけるよりはちょっと担保になっているかなというふうに思います。

システムのバグをついた裏技トレード

ということで、次に、さらにちょっと邪道なことを言いますと、システムのバグをついた裏技トレードというものが。この辺の方が多分話としては面白いと思います。過去には取引システムや時間差などを使った裏技的トレードが可能な時期がありましたと書いています。過去にあったことなんか見てもしょうがないやって思うかもしれませんけど、そうじゃないです。過去に起こったことを勉強していくと、類似のことが発生すると応用できることは相場ではしょっちゅうあるので。

ただちょっとですね、一つ一つ解説しますけど、例えばこの極初期のFX。こんなのもおそらく起こらないと思うんですけど、極初期のFX何があったかと言いますと、今FXされている方はご存知だと思うんですけど、ずっとその相場が値段が流れていて、例えばスプレッドがあって売りと買いがあって、例えばドル円買うんだったら144円0.5銭と、こっちは0.6銭で、パンと押したら、うまく滑ることもありますけど0.6銭で買えたり、0.6銭で買えたら表示は0.6銭ですけど押したら0.7銭。一応スリッページはいくらって決められるはずなんですけど、買えますよね。

初期のFXはそんなんじゃなかったんですよ。ずっと値段が動いてて、入ってやったら一瞬値段を止めてくれたんですよ。何秒間か。で、はいこの値段で、スプレッドはあるんですけど、おまけに手数料もいったんですけど、その値段で売買させてくれたんです。そんなの何が起こるかって言ったら、相場が急変するときだけ売買すれば絶対勝てるじゃないですか。これ当たり前ですけど、こんなの当然のことながらプログラムでやったやつがいっぱいもいない、何人かいて、何億か儲けたやつがいるという話を聞いてます。

ちなみに僕の、言わないほうがいいな、ちょっと名前を伏せますけど、ある人がこれを知ってプログラマーに頼んでプログラムを書いてもらってやったんですけど、ちょっと遅かったみたいで全部逆指値されたらしいです。そうですよね、FX会社は潰れますからね。

もう一つ、超短期のバイナリーオプション。バイナリーオプションって今もあるんですけど、僕の言ってるバイナリーオプションは今のものより全然時間軸が短いです。だからこれをバイナリーオプションで応用しないで欲しいというか、多分全然儲からないはずなんで。超短期のバイナリーオプションというのは何をするかというと、何分後だったかな、10分後だったかな、5分後だったか忘れたけどのその価格を当てるに行くオプションなんですよ。

これも結局極初期のFXと同じように、締め切った時点から時間が決まってるわけですよね。買える時間がその時点でもう既に決まってるわけですよ。値段の枠が。そうすると、やっぱりむちゃくちゃ動いた時とかは全然追いつかないんですよね。その時だけ狙って買えば儲かるという。結構最初のやつに近いんですけど、これはですね、まあまあ新しい知り合いが、これはすっごい力入れてやってですね、一人がね、確か口座の金額が決まってて3000万ぐらいだったかな。で、なんかね家族の名義まで全部使ってやったら全部口座を凍結されたっていう、すごいオチがあったんですけど、そこまでで結構稼いだらしいですけど。

ちなみにこのバイナリーオプションは金融庁の、これ、これはギャンブルだということになって今ありません。これポシャりました。今あったとしても、多分もうちょっと工夫されてるだろうなと思います。

でですね、このFXにしても、このバイナリーオプションにしてもそうなんですけど、この2つ、CFDとか、バイナリーオプションとか、それからFXっていうのは取引所売買じゃないですよね。我々とブローカーとの、OTCっていう言い方しますけど、オーバーザカウンター、その1対1の勝負に近いわけですよ。これ実はパチンコと同じなんです。

僕がパチンコ辞めた理由は、パチンコって、パチプロに聞いてもらったら分かると思うんですけど、ある程度上手いと追い出されるんです。本当にそんなことあるんだと思うかもしれませんけど、そんなの普通に少なくとも僕が住んでた都市ではありました。学生の多い町やったんで、結構パチプロの学生たくさんいて、結構特殊な打ち方をしてまして、店員がある程度見たら、その打ち方って分かるんですよ。

実は辞めたのは、それすごい疲れるんですよ。店員との争いみたいな。店員に見つからないようにという言い方はおかしいですけど、店員来たら普通に打つ、店員いなくなったら狙い打ちをするんですよ。狙い打ちをするみたいな、そういう打ち方をしてたんですけど、これはすごい儲かるんで、今も多分通用、もしそういう台があれば通用すると思うんですけど、ただ今ちょっと結構コンピューター管理されてるんで、できるかどうか僕は知らないです。

そういうんで、要は何が言いたいか。パチンコ屋とパチンコを打つ人の勝負だと、結局パチンコ屋の都合で追い出されるわけですよ。結局ブローカーの、FXやバイナリーオプションも同じで、ブローカーの都合で追い出されるんですね。

こういうのって穴があったとしても、なのでこういうバグをついた裏技トレードをやるときは本当にごくごく短期勝負になっちゃうわけなんですね。なので知れ渡るときには大概もうすでに遅いっていうことが多いですし、やってる人は絶対敵作りたくないから教えないですよね。なので、悪い奴がいてですね、それこそ山さんの最初の言い方で言ってた情報商材で、儲かるよっていう、こういうもので裏技があって儲かるよっていうことを言う奴がいるんですけど、そんな裏技があったら自分で絶対やりますよね。人に絶対教えないです。

本当に機能したら、すぐに追い出されます。だってほっといたら、どんどんどんどんブローカーは損していくんで。こういうFXはちょっと違うかもしれませんけど、バイナリーオプションとかCFDってカバーって言って、注文を受けたやつを全部取引所についでるとは限らなくて、ついでないことの方が多い。要は飲み屋ですよ、やってることが。なので、そうなると、客の利益はブローカーの損、ブローカーの利益は客の損みたいな感じになって。そもそも例えばバイナリーオプションとか、ルールがすごくブローカーに有利にはできるようになっているはずなんですね。でなかったら、商売的になりたくないわけで。ということです。

新しいですね。金融商品とかができてきたらですね、一応そのいろいろ、一応ルールとか全部調べてみると、ひょっとしたらなんか将来も変な裏技がある可能性も、できる可能性もあると思います。これちょっと話としては脱線してますけど。

あと東証と大証のクローズの時間差、これももう今大証なくなっちゃったんでできなくなっちゃいましたけど、東証はですね今も15時ジャストにクローズとですね、5分日経があるわけですけど、大証の日経は15時10分になったんです。で、いわゆるその大証銘柄っていうのが大証の方がメインの銘柄っていうのを、例えば任天堂とかそうだったんですけど、東証と大証に両方上場されている銘柄って結構あったわけですよね。大証の方が多い銘柄もあるし、東証の方が売買頻度の多い銘柄、両方あったんですけど、中には東証でしか売買しないっていう人がいたもんですから、東証の例えば15時の日経の時に大証の板関係なくですね、東証の日経板ができてしまうことがあって、つまりその大証のその板のよりも外側で売買が成立することがあるんですよね。

でそうなるとこれ見てたら東証の板取って大証につないだら、もう即利益になるということがたびたび起こりました。これは結構ありました。で僕も取ったこともありますし、でえっと、ディーラーとかはある程度はやってたみたいなんですけど、結構小銭稼ぎみたいな感じです。で何ティックしか取れないんですね。そんなに板ないんで例えば200株とか300株とかその程度なんで、ということは2ティック200株で取ったって400円じゃないですか。なので労力に全然当てないんですけど、その代わり確実に利益になる。そんな感じですね。

で次にそのルール、ルールを逆手に取ったものっていうのは結構ありまして、えっと例えばその商品先物、僕商品先物経験者と言いましたけど、商品先物のルールだと、その株とはちょっと違うルールがあって、例えばストップになった時。で株の場合って例えば信用取引で新規の信用取引も手仕舞いの信用取引も売買って全部同じように扱われますよね。でも商品は違うんですよ。手仕舞いが優先になるっていう大原則があるんです。

で何をするかというと、先にクロス作っておくんですよ。でストップになったら、その例えばストップ高になったら、売りの方を手仕舞うわけですよね。そうすると買いを新規で買うよりも、そっちの方が優先度が高いからそっちが、売りの手仕舞いの方を優先されるわけです。でも売りの手仕舞いといってもクロスなんで、実質は買いと同じなんですよね全く。っていうことができました。でこれはルールを逆手に取ったトレードです。

でルールじゃないですけど、スピードで勝負しているHFT。これハイフリクエンシートレード、アルゴの一種ですけども、arrowheadって今のシステム、当初のシステムarrowheadって言うんですけど、それになってからその売買のスピードはむちゃくちゃ上がったんですね。それまではarrowhead導入前までは、その証券会社のいたディーラーさんが目で追いながらでも十分間に合ってたのが、arrowheadになったら全く間に合わなくなった。

しかも昔当初端末って言いまして、普段その我々が見ている板とそのディーラーさんが見ている板は違う板だったんですよね。こっちの方がすごい有利だったんです。だからハンディが元々あったわけなんです。今はそういうことはないんですけど、当初端末がその使えるディーラーさんと我々個人投資家の間には、ちょっとやっぱり元々ハンディがあったと。なのでarrowheadになって、その今辞めてしまった、そのディーラーを辞めてしまった人はたくさんいます。そういう人っていうのは結局、そういうなんて言うんですかね、システムの違いで勝ってただけなんだなっていうのがわかるわけなんですけども。

でHFTに関してはですね、例えばその『フラッシュ・ボーイズ』っていう本あるんですけど、

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA-10%E5%84%84%E5%88%86%E3%81%AE1%E7%A7%92%E3%81%AE%E7%94%B7%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9-ebook/dp/B07W13FP8T/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2BC77UHB0X7A0&dib=eyJ2IjoiMSJ9.DqmfwGRsyL7bJ9xwJaausUZDXTiu5VUoKrY07PdKjpPGjHj071QN20LucGBJIEps.s-ZVUJ7rk_AVM7Ryvqgv-d6HdpsCkpcHIS7rYd4SqYY&dib_tag=se&keywords=%E3%80%8E%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%80%8F&qid=1721305152&s=books&sprefix=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5+%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA+%2Cstripbooks%2C166&sr=1-1

これに載っていることなんですけど、ちょっとでも早くその先回りをしたいから、その自分の売買をしたいから、自分の売買しているコンピューターから取引所までの物理的に線をいかに短くするかっていうことに必死になるっていうそういう話なんですね。いかに直線的に線を引くかっていう、しかも短く線を引くかっていう。そうすることでほんのわずかでもその先回りすれば総取りできるっていう世界なわけなんです。


でちょっと悪質な部分もありまして、その本でも例えばその東証以外にJPXとかそれからチャイエックスとかありますけど、ああいうその、なんていうのかなこういう取引所以外のダークプールって言うんですけど、そういうその施設の取引所がいっぱいあるわけなんですよ。である施設の取引所をおとりにしておいて、でそこへ入ってきたまず入ってきた注文を100株だけ、あちらはもっと桁違いに小さいかもしれませんけど、アメリカだったら一つ約定しました。でこれは約定させるんですけど、この注文の後ろにはもっといっぱい実は注文、例えば1000株ぐらいバンと入って、ごく一部だけここで約定させて、ここで先回りをして、こいつよりも先に達して、こいつにぶつけるっていうシステムがあったわけなんですよね。

でそれが『フラッシュ・ボーイズ』という本にも書かれているんですけども、日本でもちょっと怪しいのかなっていうのもとりあえずありますけど、日本の場合はダークプールというものがあんまり一般的ではないので、それは多分できないと思うんですけど、HFT自体は日本でもすごく盛んにやってますよね。もう見えないうちにどんどんどんどん。

で実は先回りトレードというのを江戸時代にもやってましてですね、これどういうことかというと、米の先物が世界最初の先物取引は日本の大阪の堂島の堂島米会所というのが世界初の先物公設の先物取引所だと言われて、あれは江戸幕府徳川幕府の公認のもとに、あそこに取引所ができたわけなんですね。で米をあそこで大阪で取引しながら先物を売買されてた。

で当時は今は先物って6限月制が多いんですけど、当時は3限月制で、期近か期中期先みたいなそういう決め方をしてたようです。でどういう先回りトレードをしてたかというと、例えば神戸の西の方に須磨というところがあって、その須磨の山があって、山陽電鉄の株を持っておられる方は山陽電鉄の優待でそこのロープウェイの券とかついてるんですけど、そのロープウェイで上に上がりまして、さらに変なカーレーターというよくわからん乗り物でさらに上に上がって、もう一つリフトに乗って上がると、一番上にそれからちょっと歩くと旗振山という山があるんですよ。

旗振山という山というのは江戸時代に旗振ってたから旗振山なんですけど、旗振り何をやってたかというと先回りトレードなんです。なんで旗振りが先回りトレードになったかというと、堂島の相場は要は一番大きな相場なんで、それが例えばマザーマーケットなんですよ。例えば日本と日経平均とS&P500みたいな関係で、あっちはS&P500なんですよ堂島は。他に例えば山形の庄内平野に酒田とか、そういう産地のところでも相場は立っているわけですね。そっちはローカル市場なんですけど、そこに向かって要は手旗信号で堂島の相場を伝えてたわけです。

僕はそれ公的なものでやってたと思ったらどうもそうじゃなくて、商人がこれやってたらしいんですよね。商人が堂島の相場を先に知ってローカル市場で、じゃあ堂島が例えば急落したことを分かってたら先のローカル市場で売れますよね先に。これ究極の先回りトレードだなと思うんですけども、人間のやることは本当に昔から全然変わっていないということが非常によくわかるわけで。

これ旗振山っていう山今度地図で見てみてください。結構西にも東にもちょうど摂津播磨の国境にある山なんで、見通しが効いたのと、一体次の山から次の山まで何キロぐらいあったのかというのは私は知らないんですけども、おそらくだから堂島の相場が立ってからローカル市場まで1時間もかからずに多分相場伝わったんだろうなというふうに思います。だから人間の執念ってお金がかかっていると本当にすごいなと。

続く