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読書⑮ ものごとを分厚く考えるためのヒント

何となく頭で思っているだけでは本当に考えたことにならない。頭を絞って言語化してはじめて、思考が深まり、結果的に「あ、自分はこう考えて、こう解釈するのか」と知ることができる。

数理的に、科学者として観察することが一次元。
創造的に、アーティストとして観察することが二次元。
根源的に、哲学者として深掘りをすることで、三次元の思考に達する。

ロジカル思考、デザイン思考、その先のコンセプチュアル思考。

今僕がここにいる理由を探して
胸の隅から隅 駆けずり回るけど

見当たらず空を 蹴り上げ仰いだら
夢がこぼれ落ちて 夜に溢れていった

何度だって 触れもしない
名前もない感覚が足元を
くぐり抜けていくよ

無心拍数 [Alexandros]

この足元をくぐり抜けた感覚に名前をつけ、言語化できたときに、「あ、自分はこう考えて、こう解釈するのか」と知り、それはすなわち自分を知るということだと思う。

ものごとを分厚く考えるためのヒントは自分の足元にある。

そして、足元に刺激を与えるためには、「場」に立ち続けること。

立ち上がって、座って考えて、また立ち上がって、この繰り返し。

抽象に逃げず、現実の場で具体をやる。その先でたどり着くのが「根源」ってことなんでしょう。

そんな物思いに耽った随筆に逃げたい夜もある。
明日また立ち上がってあるき出そう。三次元へ向かって。

今回の本

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