見出し画像

晴れの日雨の日京都旅行

 少し以前のことになるが、京都に旅行に出かけた。ここ数年毎年一度は京都に行くようにしている。
 往復の新幹線とホテルがセットのお安めのプランで、人の多い時期をずらして気楽な一人での旅だ。
 ただ今年は人が返ってきたようで外国人観光客や、修学旅行旅行生が多く見られた。
 しかし、こちらは一人の旅。大きな変化はない。
 一泊二日だからA4大きさの入るトートバッグに荷物は収まる。格好も歩くからラフに。
 お昼ぐらいの時間に東京駅から駅弁を買って新幹線に乗って食べて、車内販売の硬いアイスを買って、ぼんやりしていたらすぐ京都だ。
ぼんやりしすぎて今年は富士山を見ずに移動してしまった。
 京都駅で降りて、列車を乗り継ぎレンタサイクルの乗り場に移動した。
今年は自転車で京都を散策してみたい、そういった思いがあった。ただ、2日目は雨の予報であったから1日目に乗るしかない。
 アプリで施錠を解除して自転車に乗る。
数十年ぶりの自転車だ。乗ることはできた。
前にも進めた。ただ、すごくプルプルしていてまるで高齢者のようであった。
 思った以上に体力を使い汗を流しながら目的地へと頑張って漕いだ。

安井金比羅宮のお守りと御朱印

 まず着いたのが、安井金比羅宮。
 安井金比羅宮に参拝するのが毎年のルーティンになっている。
去年参拝した時よりも、人で賑わっていた。
 参拝をしお守りを返し新たにお守りを授かり御朱印もお願いする。
 縁切りで有名ではあるが私はそこまでこちらに禍々しさは感じたことはない。
悪い縁とは切って、良い縁がありますようにとご利益を願ってきた。
絵馬も覗くことはせず用事が済んだらまた自転車に乗った。
この時点でホテルへのチェックインを予定時間にすることは難しくなっていたため時間変更の連絡をする。
 次は近隣の八坂神社へ。
ただここで問題が発生した。駐輪場がわからない。そのため、寄ることは叶わずホテルへ向かうことにした。
 ホテルまでは、距離としてはそこまでではない。車なら10分ほどだろうか。
しかし、自転車の交通可能区域の問題があった。
そう、自転車に乗って通れない区域を通らなくてはいけない。
大人しくその区域は自転車から降り押して歩いた。行程の半分はそれであった。混み合う道路、
早く自転車を返却したかった。
 ホテルに着き自転車を返却する。
チェックインを済ませ部屋でひと息つく。
慣れないことをしたからかどっと疲れた。
 近隣の飲食店で夕飯を食べ、シャワーを浴び早めにベッドに入った。

 2日目は雨だった。その日は伏見稲荷に行こうと考えていた。持ってきた折りたたみ傘の頼りなさを感じつつも駅に向かった。
 電車に乗り最寄り駅まで乗り継ぐ。
ホームに降りた時から混雑していて有名観光地の力を目の当たりにした。
 平日の雨の日でこれなら、土日祝祭日の晴れの日はこれ以上の盛況ぶりなんではないだろうか。
 有名な千本鳥居の登りでは案の定渋滞が起こっていたし。ただ下りは打って変わってスムーズだった。
人に揉まれまた駅に戻るころには帰る気満々になっていた。
 帰りの新幹線では自然と寝ていた。
あっという間に東京駅だった。