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ワーホリで人生変わるのか?オーストラリアまで行った私が得られたもの

「ワーホリは時間の無駄」「遊んで帰ってくるだけ」という意見をときどき目にします。たしかにそういう一面もありますが、私にとって無駄ではありませんでした。

ここでは、私が南半球のオーストラリアに2年間滞在して得られたものについてお話します。

ワーホリに行ったら「自分の適職」に出会えた

「ワーホリは遊びだ」と言われる原因の一つは、多くの人が帰国後に英語を生かした仕事をせず、前職と同じような仕事に戻るためです。海外で生活すること自体に価値がありますから、私はそれでも良いと思います。

とはいえ、私がオーストラリアへ渡航した理由は「今後の仕事について考える時間が欲しかった」からです。それまでに営業事務(2年)と営業(1年)を経験しましたが、どちらもしっくりこなくて。自分には何ができるのか、自分は何をしたいのか、じっくり考えたいと思いました(当時27歳)。

当初は英語を使った仕事に再就職したいと考えていましたが、オーストラリアで色々な体験をしたり、各国の人と話したり、自分のキャリアについて考えたりする中で、以下の3つに気がつきました。

・自分の強みは書くことである
・色々な働き方がある
・挑戦することが大切

そして、最終的にたどり着いたのが「ライター」という仕事です。帰国する半年以上前からライティング業務を始めて、帰国後に本格的にスタートしました。

オーストラリアで色々な経験をして、日本の狭い世界にいただけでは考えもしなかった仕事に挑戦したからこそ、今の私があります。

ワーホリに行ったら英語を学ぶ目的ができた

「英語は目的ではなく、手段だ」とよく言われますが、渡航前の私はきちんと理解しておらず…。「英語を話せるようになりたい」という思いを抱いていたものの、明確な目的がありませんでした。

しかし、オーストラリアでたくさんの友人と出会い、「みんなと正確にコミュニケーションを取る」という目的ができました。これは、英語の勉強をする中でとても大きなモチベーションになっています。

タスマニア育ちのシェアハウスオーナーが、何度もパーティーを開いてくれました

帰国から2年経った今でも、ときどき連絡を取ります。

オーストラリアのホームパーティーの様子です

「日本にいてもできるでしょ…」という声が聞こえてきそうですが(笑)オーストラリアで出会った友人たちは、そこでしか出会えなかった人達ですから、行く意味はあったと思います。

また、日本にいる外国人の方々は、日本に興味があって来日しているのでしょう。日本に全く興味がない人と交流することも、大切なのではないかと考えます。

思ったより「日本好き」な自分がいた

オーストラリアで生活するまでは、日本よりも海外の方が魅力的だと感じていました。しかし、母国を離れて初めて日本の良さや日本に生まれたことの幸運に気がついたのです。

・日本はサービス大国
・世界に誇れる食文化
・世界中の人々から愛される多数のコンテンツ
・世界から評価される日本人の勤勉さ、礼儀正しさ
・独特な言語である日本語 など

帰国後は、オーストラリアと日本の違いを比較したり、新たな日本の良さを発掘したり、毎日の生活が新鮮です。

また、私がオーストラリア滞在中(2年目前半)は、まさにコロナ禍が始まった年でした。

その際に、自分が日本で普通に生活できて、社会保障の恩恵を受けられたのは「日本に生まれた日本人」だったからだと痛感しました。異国の地で体験したパンデミック。これを経験して、外国人として生活することの大変さや、母国があることの大切さを学びました。




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