コーディングマニュアル沼

どこの図書館もそうだと思うけれど、年度初めは繁忙期。気がつけばGWも過ぎ、もう6月も中旬が見えかかっている。

私の主たる業務は雑誌目録と受入なので、特にこの繁忙期の間は出会いと別れの連続で、初めて受け入れる雑誌タイトルと受入中止になった雑誌タイトルの各種業務に追われていた。

特に今年は初めてお目にかかる雑誌が多くて、久々にコーディングマニュアルを改めて読み込む事が多かったのですが、改めて思う。
「いやぁ、なんだか小難しい...みんな読んでて辛くないのかなぁ、、、こんなアホは私だけなのかなぁ...」と。

コーディングマニュアルって何者?と思われる方もいらっしゃると思うので少しお話ししますと、主に大学図書館の目録業務の際に使うものです。本や雑誌を図書館資料として所蔵登録する際に出版事項など様々なデータを入力するのですが、データ記入に関する規則等が記載されています。

コーディングマニュアルは仕事に必要不可欠な大切なものなので、ダメ出しをするつもりはないんだけど、どうしても学生時代に苦手だった数学の教科書や参考書を思い出してしまう。

数学アレルギーの私の場合、コーディングマニュアルを読んでいると目次から自分に必要な箇所を見つけ出すのに一苦労。やっとの思いで「あ!やっと読みたいところ見つけた!」と思ってそのページに行ってみると、無情にも「付録6.1を参照のこと」との記載が...「今度は付録6.1に行かなきゃいけないのかよ〜」と泣きたくなってくる。

付録程度なら他の冊子対資料でもよくあるけど「詳細は目録情報の基準を参照」「→○章」とか書かれていると、ページ寄り道が多くなってしまうので、私のようなマヌケ司書は最初に何を調べようとしたのか忘れてしまうのだ。
開いても開いてもなかなか辿り着けない。
まさにコーディングマニュアル沼。

とはいえコーディングマニュアルとはすでに長年の付き合いだし、分からないことがある度に同僚の手を煩わせてはいけないと思い、コーディングマニュアルの簡単バージョン兼事例集をこつこつと実は作成している。
これは私なりのコーディングマニュアルへの愛情なのだ。

それもなかなか完成しないのだけど、いつかコーディングマニュアルの簡単版や事例集が出版されないか期待している。

もし出版されたらなかなか売れるんじゃないかと勝手に考えてるけど、それはやっぱり私がマヌケ司書だからなのかなぁ。笑

※コーディングマニュアルはwebページ版で公開されています。気になる方はご覧ください。
こちら

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