見出し画像

【Blender】Meたんを作る(1)

熱が冷めないうちに

前回までで、「夏休みの宿題」と称して参考書を読みながらのキャラモデリングが一段落した。しかし、半ば手順通りに作っていただけなので身についてるか不安だし、熱が冷めないうちにテキトーなキャラをもう一匹ぐらい作って復習しておきたい。

ただ、流石に前回と同じキャラを作り直す…というのは心が折れそうなので、「前回の課題となるべく造形が似ているキャラ」をチョイスしたい。具体的には、下記の特徴にある程度当てはまるキャラクターだ。

・おなご
・三編み
・リボン
・フリル(メイド服?)
・アホ毛
・猫耳
・ニーソ

これらに近い条件を探していきたい。しかし、どうやって探したものか。残念ながら、俺は萌えキャラの類にはめっぽう疎いのだ。

あー、なんでも知ってる物知りおじさんどっかに居ないかなー!

困った時のアキネーター

という訳で、こんな時は何でも知ってるアキネーターおいたんに頼ろう。もっとも、今回は特定のキャラを当てたいという目的ではなく、それっぽい条件が出てきたら全力でYESして、よくわからん奴はテキトーに答えてくスタイルだ。さて、鬼が出るか蛇が出るか。

画像6

ウィキペたんかー。うーーーーん、たしかにフリルバリバリだし近いっちゃ近いのか…?しかし、ほとんどの特徴に当てはまっていないので、実際作るとなったら大変そうだ。

「いいえ」を選んで、もう少し進んでみる事にした。すると・・・

画像7

Meたん!近いじゃねえかーっ!猫耳ではないけれど、しっかりと「アホ毛」「三編み」「メイド服」「リボン」「ニーソ」あたりの特徴は捉えている。「最近の若い子はMeの存在を知らないんじゃないか?」という疑惑を除けば、充分適正キャラな気がするぞ!キミにきめた!

Meたんとはなにか

詳しくはググってほしいが、要はWindows系のOSを擬人化したキャラクターだ。Meはミレニアムエディションすなわち2000年ごろにひっそりと発売されたマイナーなOSなのだが、すこぶる動作が不安定でフリーズやブルースクリーンが頻発するため、ドジっ娘という設定なのである。系列は違うが同期のWindows2000は非常に安定していて、何かと引き合いに出される事も多い。

俺は高校入学のお祝いでSONYのVAIOを親に買ってもらったのだが、事もあろうに、そいつに搭載されていたOSがWindowsMeだった。当時、メッセンジャーを使って友達と動画なんかをやり取りしていたのだが、回線の速度・CPUの処理速度・メモリ容量なんかは今とは段違いにショボかった。

なので、学校に行く前に電源つけた状態でファイル送受信かましてたら、家に帰ってくる頃にはブルースクリーンで死んでる、という事が多かった。普段ゲームで遊んでても「あれ?マウスカーソルが止まっ・・・死んでる!」みたいな事も稀に良くあった。

そんな感じであまり良い思い出のないMeだが、根暗な青春を一緒に駆け抜けてきた相棒なので、なんだかんだで愛着はある。OSのインストールディスクは未だに断捨離できずに取ってあって、仮想マシンに入れればいつでも会いに行くことはできる。俺にとってMeたんは、切っても切れない腐れ縁。そんな存在なのだ。

モデリング用の下絵を作る

作るキャラの方針が決まったはいいが、2面図なり3面図が無いとモデリングできない。しかし、都合よくそんなものはネット上に落ちていないので、自分で作るしかない。さーて困ったぞ。

画像2

ネット上に転がっている様々なMeたんの画像と、参考書付属の下絵サンプルをベースに、InkscapeでSVGに描き起こしてみる。絵心なんて微塵も無いけれども、こういうのはどれだけ下手だろうが、作り上げる勢いが大事だ。齢35を超えたくたびれたおっさんに、もはや恥じらいなどというピュアな感情は残っていないのだ。

胸元の警告マークが正三角形だったり逆三角形だったり、靴の種類がバラバラだったり、耳の横にある毛も短かったり長かったりと、どれが正式なキャラデザかよく分からなかったので、作りやすそうなデザインを持ってきた。

画像4

レイヤを非表示にしてやれば、体の輪郭を確認することもできる。モデリングの手順としては、先に素体を作ってそいつをベースに服を作っていくので、これはこれで重宝しそうだ。

モデリングする

画像5

細かい工程は省くが、作った下絵をベースに素体や髪の毛をモデリングしていく。ポリゴンが全体的にガタガタなのは相変わらずだが、手が抜けるポイントが分かってきたので、前回より作業のスピードは格段に上がっている。

画像6

ニンゲンの耳については作った経験が無いので、ググって出てきた情報をもとに簡易的なものを作る。「たぶん遠目で見たらわからんじゃろ」の精神なので、それっぽければ何でもいいんじゃまいか。

進捗

画像7

なんとか服を作る手前まで進んだ。三編みあたりは違和感あるので、もうちょっと整形した方がいいかもしんない。まあ、メッシュの細かい調整はボーン入れて動かした後とかでもやれるだろうし、今はどんどん進もうじゃん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?