見出し画像

【ライブレポ】2024/03/04 KAWAII LAB. SESSION ~SWEET STEADY~ 振り返り

未来に花束を。オタクにドリンク代を。

地下アイドルオタクのかべのおくです。


2024年3月4日、恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われた「KAWAII LAB. SESSION ~SWEET STEADY~」に行ってきました。


いや、この光景マジでえっぐいな。


先輩グループのFRUITS ZIPPER、CANDY TUNEはもちろんのこと、デビュー初日のSWEET STEADYも期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンスでした。

何より個人的には久しぶりのKAWAII LAB. SESSIONの参戦。改めて現場の熱量と3グループの勢いを感じ、今後が楽しみどころか恐ろしくなるようなひと時を振り返っておきます。


ライブ概要

KAWAII LAB.所属アイドル「SWEET STEADY」のデビューを記念した事務所内対バンライブ。

もちろん同じ事務所に所属するFRUITS ZIPPER、CANDY TUNEも出演。末っ子グループのデビューという大きな節目となるセッションは、恵比寿 ザ・ガーデンホールで盛大に行われた。


ライブ振り返り

KAWAII LAB. MATES

KAWAII LAB.に所属する研修生メンバーによるオープニングアクト、曲は「ハピチョコ」。

この日にあわせた初衣装をお披露目。研修生も取り残さずプロデュースしていこうという姿勢。

パフォーマンス自体は、7人分の曲を6人でやっているので多少の無理はあったのかなと。それにしてもこの曲を楽々歌いこなすふるっぱーって、どんだけ練習してるんだ…と期せずしてすごさを実感。


CANDY TUNE

新曲「備えあれば無問題」を含めたパフォーマンス。1曲目の「hanamaru」はきゃんちゅーなりの花向けか。

あと、「備えあれば無問題」を会場全体が振りコピしてる光景はかなりシュールなので、対バンなどで機会があれば是非見てやってほしい。


SWEET STEADY

すでに発表されていた「はじまりの合図」を含めた4曲。エモい系、カッコイイ系、オシャレ系、湧き系と非常にバランスがよかった印象。対バンで見られたら、めちゃくちゃ満足度高いのでは?

流石にデビューライブのためか緊張は見られたものの、そこはメンバー各自の練習量と経験値の高さで補っていた印象。

会場はかなり広いので全て追いきれなかった部分もあったが、パートを歌うメンバーカラーに合わせて会場の証明を切り替える演出には非常に助けられた。

既に現時点で知名度と実力は抜群。正直なところ、1回見た段階ではどうこう言うのが難しい部分もあり、本当にこれからが楽しみという感想しかない。今日という日に、その場に居合わせられただけで良しとしよう。


FRUITS ZIPPER

この日は、アルバムのアーティスト写真に使われていた衣装をお披露目。メンバー入場してきた途端に、フロア前方から悲鳴みたいな歓声が聞こえた(気がする)。

セトリは「ずっと、ずっと、ずっと」やMステのメドレー(ハピチョコ→わたかわ)など、事務所内対バンらしいオタクホスピタリティに溢れたセトリ。

FRUITS ZIPPERの後に、KAWAII LAB.からデビューしたグループもすでに2つ。道を切り開いてきた彼女達のパフォーマンスからは、そんなプライドすら感じられた。


エンディングでは全グループがステージ上に集い、スイステの1stワンマンライブの開催が発表。

末っ子グループに寄せるファンの期待、世間の期待、そして事務所の期待を存分に感じたうえでの終幕となった。


全体所感

久しぶりのKAWAII LAB. SESSION、事務所としての集客力の強さを改めて感じるライブでした。現場にはほとんどみたことのないオタクばかりで、ちゃんと専オタを引き込んでいるということなのかと思います。



ただこれは文句でもなんでもないのですが、「まだまだやりようあるよね?」と感じた部分もあります。

この日のライブの入場時、後ろに並んでた方から突然声をかけられ、現金を持っていないとのことで僕が立て替えることになりました(後でPayPay送金してもらいました)。そのあとしばらく話していたところ、その方は立花琴未ちゃん推しなものの現場には来たことがなく、ラボセッションならハードルが低いと思って現場デビューしたとのことでした(この選択自体は素晴らしい)。


ただ、ここまで話していて、(この人現金持ってないけどチェキはどうやって撮るんだろう???)といういらぬ心配をして訪ねてみたところ「チェキは、今日はいいかなって…」とのことでした。

思わず「え、撮らないんですか!?」と、そのあと

  • 推しメンと好きなポーズで2ショットが撮れること

  • 撮ってから少しだけお話ができること

  • きゃんちゅーは1枚2,000円と比較的安価であること

を説明したところ「じゃあ、撮ってみます…!」とのことで、ふたたび僕が一旦立て替えてチェキを購入。会場内で分かれてしまったので結末は分かりませんが、楽しんでくれていたのなら幸いです。


「いや、なんでお前がきゃんちゅーの営業してるんだよ。」というツッコミはおおいにありますが、いったん置いといてください。ここで感じたのは、SNSで興味を抱いてもらった初心者を現場に来させるだけでは、機会損失が発生するということです。

もちろん、KAWAII LAB.はチケットの価格が高いうえに、グッズやオンライン特典会など様々なマネタイズ手段を持っています。このため既存の地下アイドルほど特典会の収益に頼っていないことは想像に難くありません。とはいえ推しメンに接近でき、リアルで会話できる機会である特典会が、オタクの熱量を加速させる一つの手段であることに変わりはないでしょう。巷では「推しメンを語るならチェキ300枚撮ってから」という主張すら聞いたことがあります。

しかし今回のラボセッションでは、特典会があることや、チェキの価格はまったく告知されておらず、ほぼ初見殺しの状態でした。どんな魅力があるのか知らない新規はスルーしてしまうでしょう。新グループのデビューという、今まで気になってたけどなかなか現場に足を伸ばせなかった人が流入するチャンスだからこそ、新規を効率よく沼らせる動線を整備するべきだったのかもしれません。


そして、これは別にKAWAII LAB.だけに言えることではありません。SNSを通じて既存の市場以外から集客がしやすくなった今だからこそ、現場に来てもらったうえでお金を落としてもらう流れをきちんと設計しておくことが求められているでしょう。


おわりに

まとめます。

こうして、今日も僕の財布は軽くなる。

以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?