ChromeからEdgeへの移行
最近、会社で使用するブラウザをChromeからEdgeへ切り替えたので、その経緯と使い勝手についてまとめる。
移行の経緯
今まで技術の調査はChrome(Googleアカウントでログインしてブックマーク内容などを自宅でも閲覧できるようにするため)で、
社内サービスやOffice関連のサービスを開く際はEdgeで、というように使い分けていた。
社内サービスへのアクセス履歴を残したくないし、残す必要もないので上記のような使い分けを行っていたが、このようなブラウザの使い分けはハイパーリンクを開く際に面倒な問題が発生する。
Windowsではクリックしたリンクに対して毎回どのブラウザで開くかを選択するような機能がないため、いちいちリンクをコピーして開きたいブラウザに切り替えてペーストして開くという面倒な作業が毎回発生してしまう。
リンクを毎回確認してどちらで開くかを考えるのが面倒なので、前述の通り社内サービスの利用することも考えEdgeに統一することにした。
Edgeは使えるのか?
IE時代の悪しき評判を引きづっているせいか、まだまだChromeを使っているユーザーは多い。また、IEの後継だからどうせまた使い勝手が悪いだろう、と思っているユーザーも多いだろう(筆者もそう)。
しかし、EdgeはIEとは異なり、Chroniumベースのブラウザであるため、実はChromeと比較しても遜色なく使えるのでは?というのが筆者の印象
※上記の情報については2-3年前から知っていたが実際に試していない。
実際に使ってみた感想
実際に1ヵ月程度Edgeを使ってみたが、同じ感覚で特にストレスなく使うことができている、タブを大量に開いても特にパフォーマンスが落ちることもない。
特に問題なさそうなので会社では全てEdgeでブラウジングする方針に変更することにした。
以下、移行時に対応したこと。
ブックマークの移行
まず最初に移行時に面倒だと思った作業。
社内サービスのブックマークは社内PCだけで管理したいし、
技術系記事のブックマークは自宅でも閲覧できるようにしたい。
何か方法はないか調査したところ、 Raindropというサービスにたどり着いた。Raindrop.io — All-in-one bookmark manager
Raindropはオンラインで利用できるブックマークマネージャーでフォルダ分けの他、各ブックマークへのタグ付けやメモ機能も搭載している。
ChromeやEdge向けの拡張機能も存在しており、非常に使いやすい。
このサービスを使えばGoogleやMicrosoftアカウントに紐づくことなくブックマークを管理することができる。ブックマークは以下のように登録する方針とした。
技術系の記事のブックマーク: 自宅でも閲覧したいのでRaindrop で管理
社内サービスなどのブックマーク: 社内からしかアクセスしないのでEdge で管理
拡張機能の移行
Edgeの拡張機能はChromeウェブストアからインストールする仕様なので、Chromeの拡張機能もそのまま使えるので問題なし
そもそも拡張機能をゴリゴリ入れる派ではないので特に問題はなかった。
検索エンジンの変更
Edgeの画面右上の【・・・】をクリック
【設定】をクリック
【プライバシー、検索、サービス】をクリック
【サービス】の【アドレス バーと検索】をクリック
【アドレス バーで使用する検索エンジン】を【Google】に変更
Edgeにしかない機能
EdgeにはあるがChromeにはない機能でいいなと思った機能について記載する。
コレクション
ブックマークなどをリッチに管理する機能
ブックマークを管理する機能としてはお気に入り機能と同等の機能だが、コレクションはそれ以外にも以下の機能がある。
ブックマークのサムネイル表示
開きたいページを視覚的に判断することができる。ブックマークごとにメモを残す
メモ機能
コレクション内に付箋のようにメモを残すことができる。コレクション内の全ブックマークのリンクコピー機能
他の人に展開する際に重宝するタブグループとしてコレクションを開く
コレクションに登録しているブックマークをコレクション名のタブグループで自動的に一括で開くことができる
キャプチャ機能
【Ctrl + Shift + S】で実行できる
【ページ全体をキャプチャ】で表示しているWebページ全体を一つの画像としてキャプチャすることができる
Fireshotなど有名な全体キャプチャ機能を持った拡張機能は存在するが、ページが長いと上手くキャプチャできないなどの問題がある。
OneNote Web Clipperも同様の機能があるが、Qiitaの数式などが上手くキャプチャできないなどの問題があるので、Edge標準のキャプチャ機能に軍配が上がる。
アプリ機能
現在開いているページをアプリとしてインストールし、疑似的にデスクトップアプリケーションのように使うことができる機能。
以下の手順でアプリとしてインストールすることができる。
Edgeで適当なWebページを開く
Edgeの画面右上の【 ・・・】をクリック
【アプリ】をクリック
【このサイトをアプリとしてインストール】をクリック
適当な名前を付けた後、【インストール】をクリック
ChatGPTなどをアプリとしてインストールしておくと、わざわざブラウザでタブを切り替える必要がなくなるので便利
※筆者はアプリケーションの切り替えをAlt + Tabで実行することが多いので、別アプリケーションとして使えるほうが都合がよい。
ただし、アプリ上で別のページをタブとして開くことはできないので注意。
開こうとするとEdge側で対象のページが開かれることになる。
最初はYouTubeなどもこの機能でアプリ化しようとしたが、使い方的に複数タブ開くことが多く、上記の使用があるので断念。
画面分割機能
一つのタブ内で別ページを開くことができる機能
開くことができるウィンドウは2つまで
また、分割方向は垂直方向(左右分割)のみ
何か良い使い方ができないか模索中…
コマンドパレット
vs codeから試験導入された機能?
使い方を模索中…
参考
Microsoft Edge「コレクション」機能の使い方。「お気に入り」との違いは? | できるネット (dekiru.net)
「Microsoft Edge」に「Visual Studio Code」みたいなコマンドパレットが試験導入中 - やじうまの杜 - 窓の杜 (impress.co.jp)
Microsoft EdgeとGoogle Chromeの比較!それぞれのメリット・デメリットは? (tourboxtech.com)
【特集】Edgeがいつの間にか高機能に?これはChromeより便利かも - PC Watch (impress.co.jp)
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