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壁打ちポエム

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最近の記事

壁7

私は小説が嫌いだ 小説に書いてある言葉が嫌いだ あくる日なんて簡単に書くけど 今日があける保証はない 小説に書いてある嘘が嫌いだ 寂しさを埋めるための愛なんか 偽物だらけなんだから 小説に書いてある夢が嫌いだ 幻想の中の幻想なんて 叶って当然なんだから そんなことを言いながら 私は暇つぶしにまた本を開く 折り目もついてボロボロの 綺麗とは言えない小説を 何周も読んだ小説は とても有名ではないけれど 読めば読むほどズブズブと 沼にハマっていくようで だんだん読んで気持

    • 壁6

      みんながやっている当たり前のこと。 みんなが言う”普通”、社会の常識。 自分にとっての当たり前なのかなんてどうでも良くて みんなの普通は自分にとっての普通じゃなくて。 自分の常識だと思ったことは社会では非常識で。 自分の中で考えていたことに自信が持てなくなるのは そんなくだらないことで。 くだらないことで自分らしさが失われるなら自分らしく生きていきたいし 自分らしく生きられないなら自分が生きている理由がない そんなことを思いながら日々生きていて 日々の生活の中に自分ら

      • 壁5

        自分の好きなことだけやって 自分のやりたくないことはやらない そんな事やってたら社会で生きていけないと 学生の頃言われていた その頃からずっとわからなかった やりたくないのにやらなくちゃならない そんなのおかしい 「みんなやってるから」 そんなこと言っている大人たちは覚えてるかな? 学校でやった薬物の勧められ方と同じだね 「洗脳」って言葉は使いたくないけれど 学校も会社も社会全体が 都合のいいように、 利益を追求して、 人間を使い捨てられるように回ってるようで 学

        • 壁4

          死に対して大半の人は 怖い、悲しいとか マイナスな感情を持っている 死に方の理想を語る居酒屋のサラリーマン 死にたいと泣き叫ぶ女の子 みんなそれぞれ少なからず死について考えていて そう遠くない人が急に死ぬことがおかしくもないこの世界で 生きていたいと願う人が大半で 死にたいなんていうな 生きたい人に失礼だ そんな言葉があるけれど 死は生き物に必ず訪れる 死から逃れる生き物は存在しない 自分で命を断つことを”逃げた”なんていう人もいるけれど 命を断つ選択が逃げなわけな

          壁3

          もっとこうしてれば もっとああしてれば もっともっともっとうるせぇな もっと〇〇してればって〇〇したやつだけ言えるじゃん 〇〇したことに対する評価すればいいじゃん 高みを求めるな 許される程度でいい 最高を求めるな 最低限でいい 最低限のラインでみんな無理せず生きられる世界になればいいな 自分の中で求められる最高は社会にとっての最高ではないし 自分の中の最低限が社会の最低限かはわからないけどさ 社会の最低限になれているなら 会社の最低限になれているなら 学校の最

          壁2

          心は難しい 他人の心はもちろん 自分の心もわからないのだから。 他人の体を動かそうとすると難しいけど 自分の体は動かそうとすれば簡単に動く。 なのに自分の心さえ コントロールできないんだから 心は難しい 他人を好きになるには まずは自分を好きになろう そんな言葉があるけれど こんな自分を好きになれるはずがなくて こんな自分が好かれるはずがなくて こんな欠点ばかりの自分を隠して 虚栄で固めた自分を演じて 虚栄が好かれて虚しくなって それがバレないように 虚栄を重ねる。

          壁1

          なんで世界は自分の思うようにいかないのか。 そりゃ自分の思うように言ってたら他人の思うようにいかないし 同じように思う人が出るからで。 均衡を保つために全員が思うようにいかないのはわかるけど 自分にしか関係ないことくらい 思うようにいってもいいとおもうんだって話。 でも自分だけで完結する話ってこの世の中めっちゃ少なくて こんな自分も死んだら涙する人がいて。 生死すら思うようにならないこの世の中で生きていかなきゃいけない。 生きていくためには少なからず頑張らなきゃいけない。 こ