青山学院大3年生が半世紀、物流業界を支える企業社長に密着。ビジネスと人としての在り方とは。

 "社長のカバン持ち"とは？
三日間、社長に同行することでビジネスについて、社会について体感できるサービスです。普段、社長がどのように活動するか間近で見ることで、ビジネスや仕事についての考え方やビジョンについて触れることができます。

今回の社長のカバン持ちの体験者
社長のカバン持ち体験者：青山学院大学経営学部経営学科 3年生  大野芳生
カバン持ちの社長：床枝衣料工業株式会社　代表取締役 床枝 啓太郎 （トコエダケイタロウ）
社長のカバン持ち実施日：2024年8月（３日間）

社長のカバン持ちにエントリーをしたきっかけ
大学3年生になって周りの友達は就活をどんどん始めていたが、自分は中々やる気が出ず就活を全くしていませんでした。その時期に、学校の授業で社長のカバン持ちの存在を知りました。
何から始めて良いかわからなかった自分は、とりあえずこれに行ったら何か将来を考える上でのヒントがあるのではないかと思い、応募させていただきました。また、youtubeに実際に社長のカバン持ちをした動画が数本上がっているため、それを見て楽しそうだなと思い、安心して応募することができました。

社長のカバン持ちでは、どのような体験をしましたか？

社長のカバン持ちでは大きく分けて3つの刺激的なことを体験しました。
1つ目は、他の社長との商談です。1日目の集合直後に、カフェでの商談がありましたし、その日の午後には、会社にとある社長さんが商談に来たりと、毎日のように他の社長さんと会う機会もあり、それぞれの社長さんから学びがありました。
2つ目は社員との面談です。2日目と3日目の多くの時間がこの時間でした。社員ごとに悩みがあり、人間関係の悩みや、金銭的な悩み、健康の悩みなど、それぞれでした。20人以上の悩みを聞くことにより、人はこういうところに悩みやすいんだとか、社員ごとのそれぞれの解釈の違いなどを知れたのでとてもいい機会になりました。
3つ目は、高校生の仕事見学への同行です。仕事見学を見るのはもちろん、高校生が帰った後の社長と社員の会話を聞くことで、高校生のこのようなところまで見てたのかというところまで、しっかりとその人のことを見ていて驚かされました。面接の採用側の裏側の声を聞ける事はなかなかないのでいい機会になりました。

カバン持ちで学んだこと、気づいたこと

カバン持ちで一番学んだことは、業務のことや技術などではなく、人としてのあり方です。社長から学んだことで特に印象に残っていることは3つあります。
1つ目は、行動力です。まず第一にびっくりしたのは、1日目の商談の時にご飯の約束を立てていたのですが、予定が埋まりに埋まっており、最短でも2ヶ月ほど先の予定しか空いていなかったことです。カレンダーを見させていただくと予定がびっしり詰まっており、毎日の行動の量に驚かされました。このようにたくさん行動するから、人脈が広がり、そこから仕事が生まれてくるのだなと感じました。
2つ目は、親しみやすさを持つことです。勝手な社長のイメージとして、どこかとっかかりづらいというイメージを持っていましたが、実際に会うと腰が低く、すごく話しやすい雰囲気を作ってくれましたし、社員に対しても、フレンドリーに接しているため、社員のみなさんも社長に悩み事を相談しやすいのだなと感じました。
3つ目は、軸を持つことの大切さです。 社長という職業は、選択をしなければならない場面が多く、大きな責任を伴いますが、どのように選択をしているのか質問したところ、自分の軸を持つことが大切だとおっしゃっていました。どうするべきか考えるのではなく、自分はどうあるべきかを問うことが大切なのだと学べました。

この体験を今後どのように活かしたいですか？

上記の3点を自分も取り入れて生活していきたいと思いました。
特に最後の自分の軸を持つということがまだ全然足りていないと思うので、自分はどうあるべきかを自問自答して確立させて行く必要があると感じました。
また床枝社長は、学び続けることを大切にしていました。毎朝電車では雑誌や本を呼んだり、会社で動画を見たり、夜には会食で様々な情報を得たりと、成功してる今でもコンスタントに続けていた為、私も学び続ける姿勢を大事にして生きていきたいと思いました。
それに加えて、床枝社長の持っていた、自分の関わる人を全員幸せにしたいという考え方も素晴らしいものだと思ったので、自分もそのような考え方ができるような大人にならなければいけないと感じました。

これからカバン持ちをする人へのメッセージ

社長に3三日間同行することにより、ビジネスのことだけではなく、人としてのあり方を学べたと思います。私自身、将来したいことも決まっておらず、就活に対して漠然とした不安がありましたが、色々な人物を教えてくれたり、経験談を話してくれたりして、人生にこれといった正解はないということに気づかせてくれ、それにより、不安な気持ちが晴れましたし、今自分がするべきことがわかりました。将来のやりたいことに迷っている人は、参加することで新しい気づきがたくさんあると思うので、少しでも興味があるなら参加してみてください。

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社長のカバン持ちとは？
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