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学生起業家こそ先輩経営者から学ぶべき。

カバン持ち学生:慶應義塾大学 清水 一紀
カバン持ち先:株式会社TRICK 代表取締役CEO 山口 翔平

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カバン持ちをしようと思ったきっかけ


元々サービス自体は存じ上げておりました。

自分自身でもLGBTQ+の芸能プロダクションやLGBTQ+に関するイベント業、マーケティング代行の会社を経営しておりますが、起業したタイミングでは経営者との繋がりもなく、自分の活動と似通った事業を行っている経営者とのコネクションを作り、仕事に繋げられればと思い応募いたしました。

また、自分自身でも商談の経験はありましたが、自分自身の弱点なので、実際に事業で成功されている先輩経営者の間近で仕事の様子を学ばせて頂き、少しでも自分の糧にしたく応募致しました。

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山口社長×清水さんの実際のカバン持ちの様子


何をしたか


1日目はTRICKさんの軸の事業である広告代理の仕事がメインで四谷駅に9時に集合し、案件の打ち合わせをしました。
その後は立川に移動し京都の八つ橋の老舗との広告代理のお打ち合わせに同行しました。
昼食を挟み、(ちなみに昼はねぎしをご馳走になりました。普段食べられない昼食を食べられるのも鞄持ちの醍醐味です(笑))
SNS講座の叩き台を従業員の方と作成し、渋谷に移動し、雑務をこなし19時に解散致しました。

2日目は9時半に神田に集合し、TRICKさんのTwitterプレゼントキャンペーンの事務作業を一時間こなした後、SNS運用代行のオンライン打ち合わせに同席させて頂きました。
やはり打ち合わせは直接相手の顔や反応を伺う方がやりやすいとオンラインが進んだ昨今ですが、オフラインの良さを実感しました。
その後昼食を挟み(ちなみに昼はお寿司をご馳走になりました。サーモンが美味しかったです(笑))、TRICKさんの営業をサポートしている会社とのオフライン打ち合わせに同席致しました。
その後オフィスに戻り、撮影や自分の事業のアドバイスをして頂き、18時に解散致しました。山口さんは20時まで続けてオンラインミーティングをこなしており、経営者に定時はないと改めて実感しました。


やってみての感想

基本は大学の後に作業をする機会が多かったので、一日中の仕事はとても長く感じました(笑)
基本は社長と二人きり、もしくは少人数での行動になるので、大勢の前で質問をするのが恥ずかしい人でも心配なく相談が出来ると思います。

また、事前に社長の過去やビジョンについて徹底的に調べたおかげで会話が弾む機会があったので、その社長に気に入られるには下調べは必修科目だと思います。

自分と社長との仕事の向き合い方や効率、話術など圧倒的な差があるなと痛感させられましたが、一方で自分自身の自信にも繋がりました。
今まで一経営者として自分にどこが足りていないのか漠然としていましたが、今回カバン持ちに2回同行させて頂き、自分と先輩経営者との差が明らかになったことで修正すべき点が明確になり、具体的なステップが脳内に構築出来ました。

カバン持ちは就職を希望する人のみが使うのではなく、既に会社を起こしている人であっても学べることは大変多いと思います。
学生起業をしていると、大した結果も出てないのに、学生のうちに起業してすごいね!と褒められる機会も多いです。ですがそうやって、俺は凄いと勘違いするよりも素直に成功している年上の経営者から愚直に学ぶ方が数倍賢いと、カバン持ちを通じて改めて感じました。


社長から学んだこと

HPではどんなに綺麗な事を書いていても実際に会ってみると全く別人な事はよくあるかと思います。
2日間だけではもしかすると隠し通せてしまうかもしれませんが、やはり2回も一日密着させて頂くとその人のHPでは分からない人柄が見えてくるものです。

まず山口さんは年上であろうと年下であろうと、取引先であろうとどんな立場の人であろうと腰が低い人でした。打ち合わせの相手が自分よりも年下でも決して見下したりせず、私に対しても一経営者としてリスペクトを持って親身に相談に乗ってくださいました。
山口さん自身とお話する中で最近色んな人から仕事のお誘いが来て困っていると相談されましたが、それはひとえに色んな人から慕われる山口さんの人柄にあると感じました。

また、山口さんの言葉で最も記憶に残っているのはお客さんと発注先との一方的な関係を超えるというものです。
山口さんはこれからのクライアントと発注先といった固定された関係よりも如何に一緒に横並びで頑張れる人を増やし、提携するかが重要と仰っておりました。
そこでそのためにとにかく人の為にgiveすればゆくゆくは自分に返って来ると仰っていました。
これは本当に相手の事を思っていないと出来ない事ですし、まさしく帝王学の陽転現象や洩気現象の教えが根幹にある素晴らしい方だと改めて思いました。
それを証拠に山口さんの商談に同行させて頂いた際、とにかく相手の話を聞くことに徹するのが8割で、1割雑談1割営業トークのような具合でした。
商品の営業も打ち解けてきて頃合いが良いタイミングにするほどで、その人がどんな事で悩んでいるのか、その悩みに対して自社が介入できる余地はあるか、如何にその人のために尽くし今後の関係性を構築できるかを凄く重視されている方だと思い私自身も今後の営業の際はこの姿勢を貫こうと思いました。

今後どのように活かしてゆきたいか

いくつもの法人営業に同行させて頂いて、僕自身も今後法人営業を更に行うので山口さんの交渉術(人の話を聞くことに徹し、引くところは引く、押すところは押す)や如何に上手く、限られた資金で提携出来るか、等を参考にさせていただきたいと思っています。

打ち合わせをさせて頂く人とその場限りではなく、それ以降も関係性を築き、一緒に仕事をしてゆけるかを山口さんのようにできるよう頑張ります。

これらを実行するために、山口さんに頂いた 
計画だけして行動しないのもだめ、無計画でただ行動しているだけでもダメ
まさに
「頭でっかちと行動バカの中間の存在」
になれるよう意識します。

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