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秋の活動報告 

きっぱりと冬だわね。
この寒さはもう、誰がなんと言おうとまちがいなく冬のそれ。
秋、ついこの間までここにいたのにね。
いつの間にか通り過ぎてしまったわね。
とはいえ、今ならまだ秋の背中が見えるから、今のうちに秋をふりかえって記しておこうと思う。


「月にひとつ以上は公募を」
「『とりあえず』を封印して、納得のいくものを書くように」
などと、夏の私は鼻息荒く息巻いていたけれど、なかなか思うように進まなかった秋。

かろうじて坊っちゃんと日産童話に出してみたものの、うーん、ギリギリで「とりあえず」なんとか仕上げたという感じ。
己の甘さや甘えにいらだつ一方、「とりあえず」ながら完成させて提出したガッツは認めようじゃないの。

夏に挑戦した公募のうち、「飛ぶ教室」と「小説でもどうぞW版」は落選。
全力を尽くしたつもりだったので、くやしく悲しい。
でもちゃんとくやしがれて良かったな、私よ。それ大事だと思う。

書きたい物があっても、思うように書けない。
筆力がないなと思い知っています。
書く量が足りていないんだろう。まずは経験を積まねば。

すいすい書けるような日はもちろんだけど、なかなか書けない日でも、これ駄作だなぁと落ち込む日でも、とにかく書き続けるしかないのでしょう。
ときには「とりあえず」の作品になったとしても、歩みを止めずに書くことの方が、今の私には必要なんじゃろうな。
「とりあえず」? 上等じゃん! というのが今の気持ち。
ははは、夏の決意と真逆だけれど。
柔軟に軌道修正しながら、また頑張りましょうや私。


公募以外では、ふたつの大きな挑戦を試みた秋でした。
それは、オンライン講座と文学フリマ。

オンラインの創作講座へは、10月より入会。
1ヶ月に1度、上限60枚までの児童文学作品を提出し、オンライン上で先生や受講生の皆さんと顔を合わせ合評いたします。

これまではカルチャーセンターで対面の童話教室に通っており、今も続けています。やはり1ヶ月に1回作品を見ていただきとてもためになっているのですが、提出は基本、短編の作品。
長いものを書きたくなってきて悩んでいたのです。

とはいえ、この対面の講座もとても良いのよ。
厳しいお言葉にときにはへこんで、帰りにパンケーキをやけ食いしたこともあるけどね、不思議といやにはならないの。根底に先生の愛があるからでしょうね。また、なにを書いてもおもしろがってくださるのも嬉しいところ。
それに、ラストまでの話の運び方や読後感など、トータルでコンパクトに学べるのは短編講座ならでは。他の方の作品を数多く味わえるのも魅力です。
うーん、もう少しこちらの講座でも学びたいな。
でも、長編にも挑戦したいんだよな。

そこで、思い切ってふたつの講座を掛け持ちすることにしました。
ヒー! そんなこと今の私にできるのかしら!
自分でもちょっと心配なんだけど。
でも、私は書き始めたのが遅いからさ。
量を書いていかなければね。
ということで、しばらくはこの方式でいこうと思う。
学べるときに、学べるだけ学ぼう。

文学フリマ出店については、別のnoteでも書いたので割愛しますが、私にとっては出会い満載のすごい体験でした。たくさんの良いおみやげをいただいたよ。
勇気を出してよかったね、私。


創作以外で言うと、次女の大学受験・秋の陣がひと段落。
今って受験方式が多岐に渡り、超複雑。
たとえば同じ大学の同じ学部でも、3・4種類の受験方法があったりする。そのなかから、より有利な方法を選び受験するわけよ。
今の子って大変ね。なんにしても情報戦が当たり前だもの。

次女が挑戦したのは「総合選抜」という方式。
「AO入試」とか「自己推薦」って呼ばれていたものの最新版と言ったらいいのかな。
それって、なにか一芸や実績のある人だけに限られるものでショ! と思っていたのだが、そうではなく。どちらかといえば、就職試験に近いイメージのものでした。

「私は将来こういう仕事をしたいので、この大学のこの学部で学ぶ必要があるのだ! ちなみに私は今までこういうこと(学びや業績や学外活動や興味関心を表すあれやこれや)をしてきた者なので、受け入れて損はないはずですぜ?」 
てなことをアピールする入試です。プレゼンっぽいよね。
1次は書類選考で、2次試験で小論文とか面接なんかがあるスタイル。

次女は3校に挑戦して、ひとつから合格をいただきました。ヨカッタ!
ふう。ひとまずこれで浪人はまぬがれたぜ。
とはいえ、まだまだ受験は続きます。

受験生のハハ役は、3人の子それぞれで経験を積んできましたが、いちばん緊張するのが体調管理。
特に今はこういうご時世ですものね。なにかと気を使います。
毎日ちゃんと食べて寝て、残りの受験生ライフを元気に過ごしてほしい。
冬の陣でも、心身ともに万全に当日を迎えられますように。
とりあえず、美味しいみかんを切らさないようにしよう。


さてこの冬は、通常のパートに加えて、派遣の仕事もいたします。
2ヶ月間の事務のお仕事。出稼ぎだわね。
受験は湯水のようにお金が流れていきますからね。
少しは足しになればと。

ここ数年、何度か派遣で働いてきましたが、初日はいつでも緊張するものです。
私、もの覚えが悪いからなぁ。皆さんの足を引っ張らないかしら。
新しい職場、心細いなぁ。
でもきっと、おもしろい人やできことに出会えるはず。
今年は、あんなにたくさん新しいことに飛び込んできた私じゃないの。
勇気を出して行ってらっしゃい。そして金を稼ぐのよ!

しばらくは創作よりも仕事に慣れること、そして受験生のサポートで頭がいっぱいになるだろうな。
だけど、この経験を創作に生かせる日がきっと来るから。
ペースは落ちても焦らずに、ゆるゆると書き進んでいきましょう。

目の前のことに丁寧に取り組みつつ、よき春を待とうと思います。


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