動画講座のサービスには2種類あるんです【第5章動画教材の販売】
動画販売をやろうとするなら、全部自分でイチから構築することも不可能ではないです。
ただ、WordPressのインストールやWebサイトデザイン、決済方法の設定など面倒なことが多いですね。
既存のオンラインサービスを利用するのが早道です。
動画講座サービスとは何か?
動画講座の販売をするために必要な機能を全部そなえていて、講師は動画をアップロードし、文章や画像を添えて、動画コースの構成をするだけで販売ができるサービスのことをいいます。
自分で販売用のウェブサイト(ランディングページ)をイチから構築する必要もないですし、動画投稿サービスなどと契約して動画を視聴できるようにする必要もないので、ラクに動画教材を販売することができます。
もちろん、その分売上からマージンを引かれることもありますし、月額で利用料を取るサービスもあります。
動画講座サービスには2種類あるんだって?
こうした動画講座サービスには、2つのタイプがあることを知っておいてください。
私はそれを「ショッピングモール型」と「専門店型」と名付けています。
あなたが街のどこかにお店を出すのだと思って、これからの話しを聞いてください。
ショッピングモール型
ひとつの選択肢は、街でたくさんの人を集めている大きなショッピングモールの中のテナントとして、あなたのお店を出すことです。
ショッピングモール型のメリット
ショッピングモールは、モールそのものが頻繁に広告を出します。
その広告の中には、モールに出店しているお店の情報も書かれています。
あなたのお店もその広告に載るかもしれません。
ショッピングモールには、毎日大勢のお客さんが詰めかけます。
その中にあるあなたのお店も大勢のお客さんの目に触れます。
興味を惹かれて来店してくれるお客さんもいるでしょう。
その結果あなたは、自分では高い広告費用を出さずにお客さんを集めることができます。
動画講座を置いておくだけで(ある程度は)売れる。
これがショッピングモール型のメリットですね。
ショッピングモール型のデメリット
ショッピングモールのテナント料は高いです。
広告や集客を代わりにやってもらうので仕方がないですね。
それにショッピングモールにはさまざまな制約があります。
ショッピングモールとしての統一感を保つために必要な措置だと言われます。
動画講座の売上の中から高いマージンを払わないといけないわけですね。
また値段を自分で自由につけられなかったり、セールで安くしなければいけなかったり、不自由なことも多いわけです。
ショッピングモール型の動画講座サービスとは?
このショッピングモール型の代表格がUdemyです。
Udemyは全世界に5000万人以上の受講生を持つ、世界最大級の動画講座マーケットです。
巨大なショッピングモールのようなものですね。
この他には「Share-wiz https://share-wis.com/ 」や「GoGetterz https://gogetterz.com/」など、日本発のサービスもあります。
専門店型
専門店型というのは、あなたが自分で街のどこかにスペースを借りてお店をはじめるのだと思っていただければいいでしょう。
ただし、予算の関係から目抜き通りの路面店ではなく、裏通りの雑居ビルの2階に店を出したと考えてみてください。
専門店型のメリット
この場合のメリットは、ショッピングモール型のデメリットの裏返しになります。
まずテナント料はショッピングモール内にくらべて安いです。
自分ひとりのお店ですから、自由にやることができます。
値段のつけ方やセールのやり方など、店主であるあなたが自分で決められます。
専門店型のデメリット
いっぽう裏通りの雑居ビルの2階にあるあなたのお店のことは、最初は誰も知りません。
ただ出店しただけでは、当然誰も来店してきません。
ですから、店の存在じたいを多くの人に知ってもらうところから、自分ではじめなくてはなりません。
広告を出したり、表通りでチラシを配ったりするわけですね。
SNSを使った集客をする店舗オーナーもいるかもしれません。
自分がもともと抱えていたお客様にお願いして口コミしてもらうというのも有効かもしれません。
動画講座でもこれと同じです。
集客はあなた自身で行わないといけません。
専門店型の動画講座サービスとは?
自分専用の動画オンラインスクールを構築できるサービスとなります。
受講生の画面はUdemyと同じようなものになりますが、集客の機能はありません。
昨年くらいまで海外の動画講座サービスを利用するのが普通でした。
Teachable(https://teachable.com/)というのが有名で、その他Thinkific(https://www.thinkific.com/)やKAJABI(https://kajabi.com/)といったサービスもあります。
これらのサービスは海外ものですから当然操作画面が英語であったり(受講生が見る画面は日本語化することもできる)して使いやすいとはいえませんでした。
今年は日本発の動画講座サービスがいくつか実用化されました。
比較的早い時期からスタートしていたのがLekcha(https://lekcha.com/)とコエテコカレッジ(https://college.coeteco.jp/)ですね。
最近開始されたものにmish(https://mish.tv/)とLectea(https://lectea.jp/)というサービスがあります。
私が知らないサービスが他にもあるかもしれません。
動画教材の収益化をするにはこれらのサービスをどう使うべきか、というのは次の記事に回すことにいたします。
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