動画を販売できるオンラインサロンYoor【第5章動画教材の販売】
動画を販売するといっても、必ずしも動画を1本1本売っていくだけではありません。
最近はやりのサブスクリプション(月額固定制)で、毎月いくらと一定の金額を払っていただきながら、生徒さんと長いおつき合いをする形もありますよね。
オンラインサロンって何?
オンラインサロンというのは、ネット上のとある場所に多くの人を集めて、交流をしたり情報交換をしたりするものだということは、ご存知じゃないでしょうか。
教室型のオンラインサロンとなれば、毎月お月謝をいただいて教室を続けていくようなものです。
テキストを使った掲示板方式ですから、教える方も教わる方も自分の好きな時間で投稿したり、読んだりできます。
この方式がすぐれているのは、いつでも先生と生徒がつながっているということです。
生徒からしたら、頼りになる相談相手を確保したようなものですね。
何かわからないこと、困ったことがあったら、すぐにサロンに質問を書き込めます。
リアルタイムではないものの、すぐに答えがもらえるという安心感は何ものにも替えがたいですね。
そんなオンラインサロンで、動画を中心に教えるというのも良い選択肢なのではないかと思います。
Yoorとはどんなサービス?
Yoorというのは、簡単にオンラインサロンを開設できるサービスです。
有料でオンラインサロンをやろうとするならば、利用料の決済とコミュニケーション機能の両方が必要です。
コミュニケーション機能はFacebookグループなどを使ってもできますけど、その場合決済は別にしなくちゃいけない。
その点、Yoorは両方の機能をそなえていますから、面倒がないんですね。
Yoorの料金関係は?
初期費用、月額固定費とも無料です。
決済の方法はサブスクリプション(月額制)のみで、手数料は9.5%となっています。まぁ標準的なマージン率といえますかね。
料金は100円~30万円の範囲でオーナーが決めることができます。
売り上げは毎月銀行振込みで受け取ることができます。
たとえば初月無料など、無料お試し期間を設定することもできます。
サブスクに必須な、お試し入会ができちゃいます。
それだけじゃないんですねぇ。
料金プランを5つまで作ることができます。
たとえばエントリープランは値段を安くしておく。
ただし、アクセスできる情報(動画)は少なめ。
プランをアップグレードすると、料金は高くなるけどアクセスできる情報(動画)が増える。
そんな仕掛けも作れます。
もちろん、初心者、中級者、上級者と、ステージが上がっていくにつれて料金が上がっていくようなプラン構成も作れます。
Yoorのコミュニケーション機能は?
Yoorの内部はシンプルです。
登録しないでも外部から見えるサロン紹介ページ。
ここには、サロンの紹介文、オーナー情報、そして投稿サンプルが表示されます。
そして登録して中へ入ってみると、小部屋を30部屋まで作れるトークルームがあります。
トークルームには、文章はもちろん、写真や動画を投稿できます。
投稿に対して「いいね」をしたり、コメントを書く機能もありますよ。
この「部屋分けができる」という点がFacebookグループなどと違う点で、これによって雑談の部屋、動画教材の部屋など、テーマを分けておけるのです。
それだけでなく、複数プランを作った場合「この部屋はどのユーザーも読める」「この部屋は上級プランのユーザーしか読めない」などの権限設定をすることができるわけです。
Yoorをどのように使ったらよいか?
たとえば、月謝制の教室をイメージしていただければよいかと思います。
毎月一定のお月謝をいただいて、教室を運営していく。
レッスンは動画にして、定期的にYoor内に投稿していきます。
動画レッスンを投稿する部屋以外にも、生徒さん同志が交流する部屋、質問や相談をするための部屋も設けておきましょう。
動画だけでは、つながりも希薄になりますから、ZOOMなどのオンライン会議ツールを使った、オンライン交流会も定期的に行うといいですね。
ベースとなる月額料金は、低めに設定します。
さらに、初月無料などのお試し受講制度も設けておくと、気軽に入りやすいでしょう。
そして、ある程度生徒さんが集まったら、上位プランを設けるのです。
高めの料金を支払ってもらった生徒さんにだけ公開するプレミアム動画を作成します。
決済機能とコミュニケーション機能が一体となっているので、運営する上ではオーナー(先生)の負担が少ないと思います。
Yoorのデメリット
まだまだ発展途上のサービスだと思います。
機能的には改良の余地があったり、追加を予定・検討されている機能も多いです。
いちおうYoorのトップにオンラインサロンが掲載されていますが、まだ有名なサービスではないので集客機能は期待できません。
しかし、簡単にオンラインサロンが持てて収益化もしやすいというのは、よいサービスなんじゃないかと思いますね。