見出し画像

話し言葉の書き方(Udemy用粗稿)⑲

理解の順番を整理しよう

UT05_03

書き方のセクションで、文章の分割のしかたに触れました。

複文になってしまっている文章は「で」とか「が」など、接続詞の出てくる部分で単文に分割するとよい、と言いました。

複文は、いくつもの事柄を束にしてどかっと渡して来るイメージです。

受け取った人はそれを解いて、それぞれを理解しないといけないわけです。

それに対して、いくつかの単文に分解された場合は、ひとつひとつ手渡しするイメージです。

受け取った人は、渡された順番にひとつひとつ理解していけばいいのです。

ということは、渡される人ではなくて渡す人が順番を考えないといけないのですね。

つまり、どういう順序で事柄を理解してもらうか、書き手が工夫する必要があるのです。

次の文章を聞いてください。

【元文】

私はUdemyのコースを作る時に原稿を作らずに話していたんですが、話しながら内容を考えることができないせいで、何度も失敗していたんです。

それで最初に原稿を書くようになってから、失敗することはほとんどなくなったのですが、それは原稿を作っておくことによって、話す時に内容をいちいち覚えておかなくてもよくなったからだと思うんです。

だからUdemyの講師は話すことを最初に原稿にまとめた方がいいとおすすめしておきます。

話し始めた時には「このひとは何を言いたいんだろう」と思いませんか?

話の最後まで、結論が見えませんよね。

PREP法

プレゼントークの「型」としてPREP法というものがあります。

PREPというのは、それぞれ英語で頭文字をならべたものです。

最初のPは「Point」、結論です。

よく「結論から先に言え」と言われますね。

まず、結論を述べます。

次に続くRは「Reason」、理由とか根拠です。

なぜそういう結論に至ったのか、理由を述べます。

Eは「Example」、具体例です。

実例をあげて説得性を持たせます。

最後のPはふたたび「Point」結論です。

もう一度結論を述べて締めくくります。

こういう順序で話をすると理解してもらいやすい、という型です。

【例文】

Udemyの講師は話すことを最初に原稿にまとめた方がいいです。(P)

原稿を作っておけば話す時に内容を覚えておかなくてもいいので安心できます。(R)

私は最初原稿を作らずに話していました。
でも話しながら内容を考えることができず、何度も失敗していました。
原稿を作るようになってから、失敗することはほとんどなくなりました。(以上E)

だからまず原稿を書いておくことをおすすめします。(P)

理解する順序を考える

まず結論からはじめるというのは大切です。

聞き手の頭の中に、まず何を聞かされるか、イメージができるからです。

そのイメージを作っておいてから、理由、具体例と話していくと、説得力が増します。

話し言葉の場合、理由や根拠から話をはじめてしまうことがあります。

こういう話のし方だと、聞き終わるまで何が結論なのかイメージができないので、聞き手がイライラしてしまうことがあります。

いつも、PREP法にこだわることはありません。

でも相手が理解する順番を考えて、話の順番を整理することは大切です。

私のUdemyコース

私が公開しているUdemyコースです。
現在までに5コース(有料4コース、無料1コース)公開しています。

------------------------------------------------------------------------------
ストアカではじめる副業オンライン講師!プラチナバッジ講師に教わるZOOMセミナー講師への最短デビューガイド!』

今からストアカでオンライン講師をはじめるなら、このコース。
講座の企画から実施まで、すべてを解説しています。
------------------------------------------------------------------------------
オンライン講師のための最強配信フリーソフトOBSスタジオ入門


オンライン講師がOBSスタジオを使って講座を行うことに特化したガイド。
あなたも最短でピクチャーinピクチャーや2画面構成ができるようになります。
------------------------------------------------------------------------------
動画初心者に贈る「あなたの動画が変わる撮影・編集のマインド」

Vlog、旅行ビデオなどをするなら是非このコースを見てからに。
脱初心者をするために、どういう意識を持てばいいのか事細かに説明しています。
------------------------------------------------------------------------------
講師のためのデジタル音声超入門! オンライン講師は声が命! 専門用語抜きで伝える録音・配信の常識

オンライン講師には必須のデジタル音声ですが、意外と知られていないことが多い。
講座やビデオ録画で注意すべきポイントをあげて解説しています。
------------------------------------------------------------------------------
そして、こちらはいつも無料のチュートリアル。
Windows10標準ソフト「フォト」ではじめる動画編集!購入不要!インストール不要!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?