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未来のオフィスはどこに?

最近のニュースでこんなのがあった。

全社員がひとつのオフィスに出勤して働くというのは、昭和では当たり前だった。だから就職すると、会社を中心に住居を決めた。

どこに住んでもいいとなると、どうやって住む場所を決めればいいんだろう。住まい選びの大きな基準がなくなる。

在宅勤務が前提になると、企業はオフィスを維持する必要がなくなる。

これは固定費の削減につながる。

ただその固定費は、従業員にとっての「働く環境」を維持する費用でもあったはずだ。

オフィスがなくなっても「働く場所」は必要だ。

在宅勤務が当たり前になると、従業員は自宅内に「働く場所」を作らなくてはいけない。

そうすると企業は従業員が自宅内に「働くための部屋」を作れるだけの住宅手当を出さなくてはいけなくなる。

固定費の削減どころか、かえって増大を招くかもしれない。

それを従業員の負担に求めるなら、これはもう昭和的な意味での会社員ではなく、一種のフリーランスのようなものにならざるをえない。

日本の会社というものが、大きく変わろうとしている時代なのかもしれない。

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