新卒1年目が土曜日の朝に介護問題を考えてみた。
「東京」は「地方出身者の集まり」だと聞いたことがある。
「第7回人口移動調査」(国立社会保障・人口問題研究所)によれば、「東京圏」というカテゴリーで見た場合、東京圏出身者の割合は63.3%。つまり、地方出身者は46.7%だそう。
およそ10人に4~5人は「地方出身者」。その「地方出身者」って、地方に住んでる親に介護が必要になったらどうするんだろう。
◾️介護3パターン
1.自分が地元に帰るパターン:地方で再就職/フリーランス
2.地元には帰らないパターン:ヘルパー外注or施設に入ってもらう
3.親に東京にきてもらうパターン(呼び寄せ介護)
考えられるのは主に上記3パターン。上記選択肢1は、すでに東京で家庭を持っており、かつ子育てしている状態だとかなり難しいと思う。2は弱った親を見捨てることになり心情的に厳しい。
だとすると3が自分の臨むベストなのだが、環境ストレスなど問題はありそうだ。
◾️25年後
#介護問題 とか #高齢化 ってますます重要ワードになってくるし、結構他人事じゃなくなってくる。兵庫と岡山の境の田舎から東京に出てきた私は特に。
地元に戻るとかなり高齢化が進んでいることは肌で感じるし、介護施設が一杯で子供世代に負担がかかっていることもよくある出来事になっている。子供世代が東京から地元に戻らず、独居老人が孤独死なんて話もよくある。
なんとかしないといけないのでは、と思う一方、東京と地方の小さな村間の”教育格差”や”機会格差”を自身が体験してきたので、できれば都会に住みたいのが本音。
果たしてこれから #高齢化社会 に直面する私たちの選択肢として何がベストなのだろう。 また #要介護高齢者 になりうる親世代はどう思うのだろうか。
いろんな価値観の人がいるので、一概にどんな方法がいいかは言及できない。が、今回は「25年後、 #地方に住む親の介護 に直面した自分を救済する」というテーマで考えていきたい。
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「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」
これは自動車を世に普及させたヘンリーフォードが言った言葉。
顧客が一番望んでいることは「速く走る馬」ではなく「早く移動すること」だと気づいて「自動車」を普及させた。
顧客は自分が望んでいるものの形をわかっていないので言語化できない。って話なんだけど、介護問題に当てはめるとどうなるんだろう。
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◾️介護問題に絡む人のインサイト
1.介護を担当することになった息子・娘世代(40〜60代)
→社会から評価されたい
→社会との関わりを持っていたい
(仕事では頑張ればインセンティブがあり評価されるけど、介護や家事は表面化数値化しにくく評価されないから。また社会との繋がりが希薄になるから)
→自分の自由な時間が欲しい
→だけど高齢になった親は心配
2. 介護される人(70〜90代)
→寂しい
→一人で移動ができなくなり(高齢者免許停止)不便
→忘れっぽくなり生活が不安
3. 介護問題を抱える政府、日本社会
→介護離職で中堅が抜けるのは社会的損失
4. 介護士、ホームヘルパー
→重労働低賃金
→人手不足
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「2.介護される人」がサービスの受け手になるのだけど、実質お金を払ったりサービスを選択するのって、「1.介護を担当することになった息子・娘世代(40〜60代)」なので、そこのニーズを満たさないことには始まらない。
1.介護を担当することになった息子・娘世代(40〜60代)が言いたいことってつまり、『今まで通り自分らしく生きていきたいし、ライフスタイルはあまり変えたくないけど、それでもやっぱり親が心配だからできることはしたい』だと思う。
社会から評価される・社会との関わりをもつ
っていうのはやっぱり利益を産んだり組織に所属しないとなかなかみたされない。
1.自分が地元に帰るパターン:地方で再就職/フリーランス
2.地元には帰らないパターン:ヘルパー外注or施設に入ってもらう
3.親に東京にきてもらうパターン
介護3パターンの2と3は恐らく条件は満たしているが、1の場合だと、なかなか難しい。「仕事の東京一極集中」からまず変えていかないと難しい。
今流行りの「在宅ワーク」「遠隔ワーク」「フリーランス」に通じるところがあるけど、東京の一部が抱えているオーバータスクを地方の人に分散できる仕組みがもっとあったらいいよねって思う。
◾️結論
1.の場合
2.場合
3.
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