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【2024】実際、九国大付属難関ってどうなの?卒業生が詳しく解説+入学前に知っておきたい情報も!😊


0.はじめに

こんにちは!初めまして。
九州国際大学付属高校  難関クラスの卒業生
ケントです。

 文字がカッスカスですみません。(笑)
ペンのインクが切れていまして、、

この記事では、九国難関クラスの実情を、生徒視点で詳しく解説していきます。
実際入学してからでないと分からない学内の雰囲気や、勉強面、僕が実際に体験した事、感じたことなどオープンキャンパスやパンフレットからでは絶対得られない情報を、赤裸々に語りつくします。

「難関に入りたいなー🙄」 という中学生さんや
「難関って実際どんな感じなんだろう?」という保護者さんまで、ぜひぜひ読んで欲しいです。
また、難関クラスだけでなく、九国全体の情報についても沢山書いたので、他のクラスを目指されている方も、ぜひ無料部分だけでも読まれていってくださいね(*  ˊ꒳ˋ*)

僕自身、1万文字近く書いた経験がなかったので、良い経験になりました。プレゼン等で人が話す文字数は1分間で平均300~350文字と言われていますから、YouTube等の授業動画で言うぶっ続け一方通行で話し続けた講義動画30分程の量はあると思ってください。そんな量の九州国際大学付属高校に関するYouTubeどこにもないですよね。

それだけこの記事にはどこにも書いていない情報があるということです。

高校の情報集めって、出てくるのは公式サイトや、5ちゃんねるやX(twitter)の一行足らずのつぶやき、Yahoo知恵袋のみで、信憑性も不確かな割に時間がかかりますよね。
そんなわけで、謎多きこの高校についてまとめたら結構有用なのではと考えました。特に受験生の方は一分一秒が貴重ですからね。
そのような方々の為に詳しく、丁寧に書きました!

高校3年間は人生の中でもかなり重要な時期です。高校は、偏差値だけでなく性格の向き不向きも考慮して必ず慎重に選んでくださいね。

それでは本章に移っていきましょう!


1.九国に通っていてここが良かった!ポイント6選

課外が選択式

そうはいっても強制なんでしょ〜と思われた方。実は、本当に選択式なんです。
かつて平日の放課後、そして長期休暇でも行われていましたが、今では完全選択制となりました。(暗黙の了解で取らなきゃいけない😢とかも無かったです。)
選択式となった課外では、主に演習が実施されていて、授業ではないです。長期休暇も同様に完全選択式です。これって実は北九州の高校ではかなり珍しいです。

(ちなみにほかの北九州市の高校は、名目上課外は選択制とありますが、ほぼ強制だと言う所も多いです)

学校によっては大量の課題だけではなく
朝課外や放課後課外、長期休み補習などで
拘束を強いられることも多いです。課外授業には行かない、という選択肢もありです。

本当にその課外授業は自分にとって必要なのか、
よく考えて選択しましょう。

https://www.takeda.tv/yukuhashi/blog/post-195288/#html

生徒個人にとって必要のない授業であれば、強制的に取らせるのは非効率的です。

また、これこそ先生次第な話ではありますが、全体的に課題は少なかったです。というかほぼ無いに等しい感じでした。長期課外の場合だと少し出る(1週間あれば全然間に合う)程度でした。

このような点から、九国は生徒への信頼感があって、自学を重視してくれてる事がわかりますよね。

自分専用のタブレットが使える

授業中、わからない事があったら個人的にさっと調べものをしたり出来ます。
また、私の友人はタブレットでTeamsというアプリを使って、先生への質問もしていました。
家で勉強していて、どうしてもわからない部分があったときに、チャットで質問すれば、熱心な先生が多いので比較的早く返信がくるそうです
これ、勉学するにおいてかなり良い環境ですよね。

また、クラスメイトのほとんどが受験期に勉強の必需品として利用していました。(受験では調べ物は絶対するので、タブレットまたはPCが横にあるともの凄く便利) 

初期で10万円程費用がかかるので、抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、有効活用すればそれ以上の価値が得られると思います。


内職に寛容

(これはあまり大きな声で言える話ではありませんが一応😅‪‪💦)
これは先生による話でもありますが、大多数の先生が、生徒が内職しても注意することは少ないように感じました。というか無かったです。
別の言葉で言いかえると、自称進あるあるの「授業命!」という雰囲気ではないということです。

自称進学校の先生は、とにかく塾を否定し、自分たちのやり方だけで受かると言って憚りません。また、何かにつけて生徒を呼び出して補講や課外授業を強制的に全学年で行うだけでなく、たとえば教科書に載っている古文の文章をノートにひたすら清書(=「写経」)させるなど、意味のない課題を大量に課したりします

https://toyokeizai.net/articles/-/513404?page=3


あくまで私の予測ですが、先生たちは
「他のクラスと比べて勉強が出来るから内職しててもまあ許しとくか〜」
みたいな雰囲気だったような気がします。
多くの先生方が難関の生徒を信頼されているからなのか、多少の放任主義感はありました。
(ちなみに他のクラスであったら内職を注意するのに、N組はしないなんて先生も噂ではいるようです。。。


自由度が高い

これは九国が学校全体として売りにしている事でもありますが、ほかの公立の高校とくらべて圧倒的に自由度が高いです。
例えば、先生の誕生日の日にサプライズで祝ったり、ロッカーをデコったり、、
本当に学校全体が楽しそうに青春を謳歌しています!

(※九国では1人1つのロッカーが与えられています。なので長期休暇の前に全部教科書を持って帰ったりだとか、置き勉禁止とかいう必要性が無くなります🙆‍♂️)


頭髪服装検査は数か月に1度実施されているのですが、抜き打ちでもないです。

ちなみに女子の髪形は編み込み以外OKという感じ(肩に髪がついたら結ばなければいけませんが)なので、三つ編み、ツインテールなどなど、、皆さんほんっとにかわいい髪形をしていて、こんな学校も北九州では数少ないですよ〜
男子諸君にとっては目の保養ですね👀


保守的でなく、先進的

学校全体には、良い方向に変革しようとする積極的な雰囲気が漂っています。校則や学校生活についてのアンケートだったり、12月になると特別編成授業があったり(共テをとにかくときまくる編成になっています。2コマ1教科で、普段より1コマ分早くかえれます😇かなり生徒から好評)、試験的にどんどん変えていこうという姿勢が見受けられます。学校というコミュニティは、一般的に保守的な傾向がありますが、九国は好ましい雰囲気であると感じています。

※でも実際は、校則についてのアンケートについて(合理的でない返答で跳ね返されて)通らないことがしばしばある事が実情です。


あとは、、
・N組という九国内のみでのブランド
とかですかね(すみません)

なぜか難関クラスだけ木でなくオフィス用の椅子だったりします。
またN組だけ伝統的に卒業生への花束贈呈式(全学年のN組参加)などもあります。

こんな感じ。座り心地は木の椅子より👍


2.ここは、、ウーン😓正直微妙なところ

授業進度

九国の授業進度は、進学校と名乗るには遅すぎます。
一般にライバルとなる中高一貫の進学校では、高校2年ですべての範囲が終わりますが、九国では理科や社会の進度がとても遅く、3年の10月末まで授業があります。(ここが、難関クラスは進学校とは言い切れない要因なのかな、とも思ったり)これ、大学上位校を目指すクラスにしては、とても遅い進度です。

一般的に、大学受験のためには先取り学習がよいといわれます。
先取り学習をしてできた時間に、大学受験対策の学習ができるためです。

中高一貫校は、大学受験に力を入れている学校が多く、高校2年生までには、すべての学習を終わらせています。

「中高一貫校生が「ずるい」といわれる理由」
https://ways-sch.jp/column/37619

そこで、このようなライバルに太刀打ちしたければ自学または塾に通って先取学習するのがよいと思われます。(実際、成績上位の友達はそうしていました。)
つまり高校の授業だけでは到底足りないのです。


スクールバス

九国はあの険しい坂(望玄坂)で悪名高いですよね。(笑)
本校のパンフレットにも「スクールバスで学校へ!」のような曖昧な記述がありましたが、実際は毎日利用できるわけではありません。上の学年に進むと、乗車できる頻度が高くなります。(3年生は1週間に1回乗れない日がある程度です。)
ちなみにバス代節約のために、かなりぎゅうぎゅうに詰められます笑

まあこれに関しては運動が定期的にできるとポジティブに捉えられますしね!
運動を習慣的に適度に行うと脳も活性化するので、強制的に運動が取り入れられるのはある意味成績上昇に寄与してくれることもありますから。

一気に読んで疲れてないですか、、?
少し休憩してみるのも良いかもしれません


3年間ほぼクラス替えがない

難関は、ほぼ全員と3年間同じクラスになります。(そこまで大きなクラス変動は無いので)
そこで少し苦手な人が居たり、揉め事を起こしたりしても、
「神様、来年はアイツと別のクラスにしてください、、!」
なんて頼みごとはほぼ意味が無いのです。
揉め事は起こすな。これは難関の先輩としてのアドバイスです。後々きつくなってきます。
その中でも、少人数制ということもあって、クラス全体が家族のような雰囲気であることも確かです。

まさにこの記事にも書かれている通りで、少人数クラスではいわゆる派閥というものができにくく、すべてのクラスメートと関わる機会が多くなるので、クラス全体で仲が良くなっていく雰囲気はありました。

少人数制は利点さえ多いものの、先述したような場合が起こる可能性も否めないので一応デメリットのほうに入れさせていただきました。💦

担任ガチャ?

私の代の先生はかなり自由度が高く、放任に近い感じでした。
そんな中別の学年には名物先生がいて、「笑わない先生」としてニュースにも取り上げられています。⬇⬇

その方が担任になると、、
・放課後から夜の20時まで自習。
自由選択という名目のほぼ強制だそうです。

・大きな声で挨拶(HRや授業前後)をする(遠くの棟からも聞こえるほど)

・遅刻、欠席は言語道断、許されない
約20年間、この先生が持ったクラスは全員無遅刻無欠席だったようです。😲

などなど、これら以外にも様々な「掟」があります。
しかしながら、そのような環境のおかげでその方が担任になった年は、現役で有名大学への合格者が例年比に比べても非常に多くなります。過去には現役で阪大に5人受かった年や、京大に4人受かった年もあったようです。(意外と少ないじゃん、と思った方。少人数制で20人ほどしかいないことをお忘れなく。)

ですが、受験直後で疲れてるのに入学直後勉強させられて、合わなくてSに落とされました😢ということもありうる訳で、金銭面も絡んでくるので、合わない人には精神的にきついかもしれませんね。
(ちなみに2023年度入学された生徒をもっているので、そのままいけば次は2026年度入学の方にあたると思われます)

しかし結果はご存知の通り効果てきめんですから、この先生の年に当たられた方は、キツイかもしれませんが、とても有意義な3年間になると思います。人間誰しも怠惰ですから。厳しい先生がいた方がキチンとできますしね。
しかし、私が先述していたような自由~な高校生活とはかなり違う可能性が高いので、注意をしておいてください。

※個人レベルで合う合わないはあると思うので(厳しくされた方が出来る方や、自由にされた方が伸びる方など)"ガチャ"という表現を使わせていただきました。


他にも少し気がかりなことは、
(S組とか特に)他のクラスの人達に距離、というか壁を作られる事とかですかね……🤔
(これは個人レベルで見るとそう出ない方は少なからずいますが、全体的な雰囲気としてそうでした。) 
私も入学前に懸念していた事なのですが、
難関=勉強できる、真面目
という色眼鏡でみられる可能性は高いです。というかそもそもそういうクラスなので当たり前といえば当たり前ですが。

3.難関Q&A

ここでは皆さんが難関クラスについて疑問に思っているだろうな~という事柄をピックアップしてみました。
ほかにも疑問がある方は一番下にある質問箱からどうぞ!
随時回答していきます^^


Q1. S特進から何人くらい難関に上がってくるの?
A1. クラス替えは、年ごとに行われるのですが、毎年約4名ほど入れ替わっていました。(これこそ時と場合によりますが)
ちなみに難関のクラスの人数は入学時から変わらないままです(先生によれば人数の枠が決まっている;例えば、S特進から4人上がってくれば、Nから4人落ちます。)


Q2. 特進、進学クラスから難関に上がる人はいる?
 ほとんどいません。0に近いです。

Q3. 勉強合宿はある?どんな感じ?
夏、春休みに1週間弱ほどの合宿があります。(全学年の難関、S特進のみの合宿です。)文字通り1日中勉強という感じです。
基本的に全員参加、ほぼ強制という形ですが、担任によって(担任ガチャ?該当部分の某先生は休める可能性絶望的)はうまく休める場合もあります。
朝は確か9:00くらいから、夜は22:00まであります。難関校を受けるならこれくらいの勉強量は全然普通なので、1年生のうちからそのキツさを体験しておくのは大事な経験だと思います。どうせ後々勉強しなきゃいけないので。

(ご褒美として最終日でのBBQがあります!🤫)

Q4.  ICT化は名目上で実情はない?
本校では、
・オンラインでの始業式、終業式、講演会
・連絡事項はすべてタブレット上
・数千人の応募者から数名しか選ばれないMicrosoft主催の認定教育イノベーターに選ばれている先生がいらっしゃる

などなど、
授業こそ先生個人に委ねられるので何とも言えませんが、学校全体としてはかなりICTに力を入れている、本気ということがわかります。

Q5.  難関生は部活に入れない?
そんなことは全くありません。某先生のクラスでさえ運動部に所属している方がいましたよ。

Q6. 1クラス何人?
年によって少しの変動はありますが、大体20人くらいです。

Q7. 偏差値帯はが同じくらいの高校より有名大学への合格者数が少ないのはなぜ?
これは、高校自体の教育がどうこうでなく、母数が違うからです。
近くの公立高校は約200名ほどいますので、割合で比較された方が妥当かと思います。


【+プラスの情報】
タブレットが手元に届いた時にatama+というデジタル辞書を買え(一万円くらいだったかな、、?)と学校が推薦し、皆購入するのですが、結局使いません。要らないです。
そのアプリを起動するのにとても時間がかかるし、動きが全体的に遅く、ほとんど誰も使ってないからです。それよりもgoogleで調べたほうが圧倒的にコスパやタイパがいいです。

 また、野球部が甲子園に行くための夏休み期間での県大会に生徒を行かせる為に、
先生は殺し文句で「これも単位に入る」と言いますが、内通者によると嘘のようです。
終業式が終わったのに単位に入る訳無いだろと。覚えておくといいかも😏😏


~質問箱、設置しました~

⬆その他の質問はここからどうぞ〜(*  ˊ꒳ˋ*)
高校だけでなく、大学受験に関する質問でもOKです!


4.大学受験に関して

高校受験がやっと終わった~という方には耳が痛い話だと思うのですが、一応現役で有名大学に受かった身として、(この記事の趣旨とは大分ずれてしまいますが)大学受験についてすこーしだけお話させてください。どうでもいい方は飛ばして結構です。

意外と大学受験はすぐ目の前ですから、今のうちに伝えておきます。というか今のうちに絶対見ておいてほしいです。
あとから「そんなこと知らなかった、、」なんて悲惨な状況に陥ってほしくない著者の押しつけがましい気持ちですが。

以下大学受験におけるヒントを簡単にまとめておきます。

◎大学受験勉強のヒント
・意外と体力勝負。運動系の部活していた人は有利なイメージ。(あくまで勉強時間も確保しながらの話ですが)
・早めに大学受験の範囲を終わらせていることが圧倒的に有利
第一志望校に受かる人の大部分はすでに高校1年生、2年生の時から勉強している。(差をつけれるのは高校1,2年生の時期だけだから。3年次は皆勉強するので、相当な勉強量がないと上に這い上がれない)
・高校(または高校の先生)を信用しすぎるな

出典: 僕の経験

きになる項目があれば、質問箱で僕に質問してもいいですし、ネットで記事を調べてみてもいいかもしれません。

1,2年次の時点において、クラスでは受験モードという雰囲気は皆無だと思います。だからこそ、その時勉して差をつけるべきで、そのような雰囲気に流されずに、(3年生でなくとも、)今するべきことをしっかりと考えて欲しいです。

インターネットには、様々な情報が溢れかえっています。ぜひ、1年生のころから大学受験に関して色々調べて、どのような勉強法がいいのか、どう戦略を立てるべきなのかよく練ってみてください。


【僕のお勧めの勉強メディア】

1 勉強系Youtuberのりり先生。
かわいくて癒されるし、かなり偏差値の高い大学(東京医科歯科大学医学部)に通われているので勉強法などとても参考になると思います!


2 インスタで勉強垢を作る。
インスタで「勉強垢」と調べてみてください。本気で勉強している方がたくさんいるので、とっても刺激になりますよ。
また、自身も参加できる勉強LIVEも頻繁に行われていて、とても集中できるのでお勧めです!

3YoutubeのStudy with meで一緒に勉強する
これは、家で勉強に集中できない人におすすめの勉強法です。

↑おすすめのYoutuberです。おしゃれな雰囲気で、勉強が楽しくなるかも



大学受験って、もともとの頭の良さは勿論大事ですが、意外と戦略ゲーだったりします。戦略をたてて、地道に努力すれば夢に思えた大学にも合格できる可能性は十分あります。


自分は頭がよくないからこの大学は無理」などいって、偏屈になり最初から挑戦もせずに諦めるのだけは絶対にやめてください。諦めない限り合格する確率は0%じゃないんですから。


5.最後に

高校受験生へ。
言われ飽きているかもしれませんが、結局高校受験は通過点ですから、そこまで気負わずに。
周りの恵まれてる奴らを妬むのでなく、地道に努力していってください。
結局自分がやるかどうかです。
自分のベストを尽くせば、本当に結果は気にならなくなります。
キツいかもしれませんが、中々ない経験だと思って、乗り越えましょう!
 


…少し話が逸れてしまいましたが、原題に戻りましょう。

九国の難関に関していうと、
「進学実績はまだまだだけど、学校の雰囲気や風潮は限りなく進学校に近づいている。入ってくる生徒のレベルや授業進度が変われば、劇的に伸びる学校だな」
という風に個人的に感じました。


studying hard


序章でもお話させて頂いたように僕自身、高校を探す際に情報が少なく、大変苦労したこともありました。その経験から、このような記事を書くことで、情報収集の時間が削れる受験生が一人でも増えたらな~と思い、この記事を書くに至りました。

それではまたどこかで!👋  ̖́-

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