オワコンと言われる某SNS時代からネットと付き合ってきて思うこと

TwitterをはじめとするSNSでの誹謗中傷について世間でもゲーム界隈でも話題に上がっておりますが、
どのようなコミュニティに属していたとて、顔も本名も本性も知らないような生身の人間同士の関わり合いというのはトラブルを生まないわけがないと思っています。

ことに、芸能ニュースで今話題に上がっている件やこのところ話題に上がっているCRLの配信でのコメント欄の件については、片方(誹謗中傷する側)が匿名だから、また、その内容が人格否定までも含んでいるものだから、余計にひどく見え、話題になっている一因だと感じます。
ですが、有名人だけに向けられたもののみでなく、Twitterという互いに匿名同士という枠組の中で成立する人間関係においては、そんな明確なものだけでなくいろいろなケースが当然出てくるわけです。

一つ言えることは、Twitterの特性上、
『誰にだって、人から傷つけられ、また無意識に誰かを傷つける可能性を持っているのだということ』
それは意図とは違って伝わったとしても、口から出た言葉、文字にした言葉、言葉を生み出した時点でそれは言霊となり、そこに発した人の感情が乗っかるものだからです。

私自身、ゲームではない趣味用のTwitterアカウントでその典型である経験をしました。

概要としては長くなりますので…
以下より★☆★の所まで読み飛ばしてくださって構いません!

とある友人のツイキャスにて、
私は視聴者としてコメントをしていて、当時、地元のV系バンドを追いかけていた私は、好きなメンバーがバンドから脱退したばかりで複雑な気持ちでいるさなかでした。

そんな中、そのバンドの残ったメンバーによるアコースティックライブを開催するとのお知らせがあり…
そのことを話題にしていた時です。

率直に、「○○くん(推しメン)がいなくて、しかもアコースティックライブってなるとイマイチ気乗りしない…」という趣旨のコメントをしていました。
その場にいたのはそのバンドは知らないけど、ともにV系バンドが好きな友人数人のキャスだったので、複雑な気持ちわかるよ~と、慰めてくれるような流れがありました。
(V系バンドではメンバーの脱退、新加入、バンドの解散、活休が結構多く、同じような経験をしている子も多かったのです)

このツイキャスという配信アプリ、利用したことある方はご存知かと思います。
特徴として…
・知人でない不特定多数の人でも気軽に入室し見ることができる
・そのログが残らないので配信側や視聴者はは誰が今見ているのか、当人からコメントがないと把握できない
ということがあります。
ですから、キャスに入ってコメントせず内容を聞いているだけのいわゆる「もぐりん(潜りの単語派生)」という現象もよくありました。
そのもぐりんがこのキャスもいて、いつものことなので気にしていなかったし、自分としてはやましい発言もしているつもりはないので何とも思っていなかったのですが、この時のもぐりんの中にその地元バンドを一緒に追いかけていた子がいたことを私はのちに知ることになります。
彼女は私のコメントやキャスにいる人たちの発言を途中からのようですが一字一句全て聞いていたようです。
その時の私は当然知る由もなく、バンドのことについて率直な想いをつづっていたわけです。
私には他意も悪意ももちろんありません。
好きなバンドのことですから。
ただそこに推しの姿がないことで落ち込んでいたのです。

しかし、もぐって聞いていた彼女にとっては私がバンドそのものを否定したと捉えたようでした。
すかさずその同時刻に彼女はTwitterに投稿をしました。

『ふーん…アコースティックは微妙ですか。そうですか。』(原文ママ)

数年経った今でもこの冷めたような文章の言い回しは忘れられません。 
一見知らない人には何のことかわからない、でも見る人が見れば明らかに私のことだととれる否定的な内容のいわゆる空リプ・エアリプでした。
友人のキャス視聴を終えてTwitterを開いた私はそれを見つけ、完全に自分のことだなと悟ります。
そして、そのツイートに間髪入れず返信をする同じバンドのファンの別の子の発言も目にします。
(返信リプ欄では特定の人物(つまり私)をさす攻撃的な内容のやりとりを交わしていました…)

『詳しく聴かせて!』
『LINEするわー!!』

という流れでこのツイートは、Twitter上では終わっています。
この時点でお察し…
私のことをおそらく否定する内容でLINEをしあっているであろうことは容易に想像ができました。

そんな一件です。

概要として整理します。
・私にはバンドを否定する意図はなかった
・彼女は推しが脱退ではなく残留していたため、私の心情(推しが脱退して苦しい)については考えておらず私の発言をただ否定的にとらえた
・私はもぐり視聴者の存在もわかっており、その上で人に聞かれても良いという内容として、ありのまま意識せず話をしていた
・彼女はいわば盗み聞きのような状態ではあるが、そういう仕様の配信であるため悪意ではないと仮定する

★☆★


どちらにも、意志を発信し受け取るまでの行動については、ただ自分の主観であり、悪気はなかったということはわかります。
私は推しの脱退で落ち込んでいて、彼女は推しを応援することに必死で。

ただし、問題はそのあとなのです。

彼女は私に対する文句、不平不満を個人が特定できる形でツイートする必要があったのでしょうか?
先日私がツイートした内容の一部ですが、

「他のSNSで済むことをわざわざTwitter(誰でも見られるような公共の場)で表現する必要はあるのか」
       
ということがまさにここです。
人間、機械でない以上は悪口だのアンチ感情だのは当然湧くものと思います。
きれいごとだけで生きられるほど甘くはないのが世の中…
ただ、それを表現する場所は考えなければいけないということです。

それを直接、個別に意見するというのであれば、双方に意見を交わし合い、理解しうることもできたでしょう。
また、直接言えないのであれば、そこに同意する者同士で隠れて愚痴でも文句でも言ったって良いでしょう。
これは陰口とも言いますが…
陰口はしないで済めばそりゃいいですけど、誰も不幸にならないのなら別にしたっていいと思ってます。
"陰口はダメだよ~"なんて、小学生じゃあるまいし、人間だれしもそういうものを抱えていると思いますから。

ただこの場合、私含め知人が複数人フォローしている(彼女のツイートを見ることができる)ということをわかっている上で、確信的にいわゆる晒し上げのような行為で誰にでも目につくような場所で個人を否定し、なおかつ、他のSNSへ移行してでもあなたのことを否定しますよと言わんばかりの意味深さまでもを残し、いわば宣戦布告アピールする必要はなかったと思います。
こちらにとっては悪意もなく、また人に迷惑をかけている行為は全くしていない上でのあちらからの特定の個人への批判行為です。
明らかに、そして不必要に心を傷つける行為。

彼女が私に対して腹を立てたということは事実です。
ただしそれを真意(私にとっては"推しの脱退への失意からくる発言")を確かめることなく、一方的に自分の都合でとらえ、公的な場面で晒上げて否定してた行為については明らかな悪意、嫌がらせの意味があったものと推測できます。
名指しはしてないにしても明らかに個人と特定できる場合は名指しと同等の意義があります。

実際私自身とても傷つきました。
私に少しでも非があればごめんねと言えることも、ちょっとこれはケースが全く違ったのでどうしようもないただただ傷つくだけの出来事でした。

ただ、世の中にはこういった明らかな悪意だけではないのです。
先ほども書きました。

『Twitterの特性上、誰にだって人から傷つけられ、また無意識に誰かを傷つける可能性を持っているのだということ』

この真理です。
この言葉に私が思うTwitterの闇がすべてこもっています。
Twitterは誰にでも利用でき、素性も全て隠したうえで言葉を発信することができるツール…
簡単に人とつながることができ、また、簡単に人とのつながりを断ち切ることができるツール…
だからこそ、簡単に人を信じ、溶け込み、深く付き合い、そして真意を知って裏切り裏切られ…というリアルな対面世界では何年もかけて培ってきたものが日々移り変わっていく世界。

長くなるので、続きは次回にでも。


私が独自視点で思うTwitterの闇について…
SNS依存おばさんとしてたっぷり語ります。←

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