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ガブリエル・シャネル展

三菱一号館美術館

今回のガブリエル・シャネル展が開催されている三菱一号館美術館は、三菱地所が管理する美術館で、二重橋前駅直結、丸の内の真ん中にある美術館だ。
この赤レンガの建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもので、赤いレンガと緑の植物のコントラストが綺麗な一角の中にある。

三菱一号館美術館
引用:https://mimt.jp/

内装も階段や廊下がモダンで美しく、私の母校である松本深志高校・東京大学の校舎を思い出させるようなものだった。

左:美術館廊下 右:松本深志高校の廊下


ガブリエル・シャネル展について

平日の昼どき、真夏日だったからか丸の内周辺の人出は少なく、美術館来場者も多くはなかった。客層は、やはり女性が多く、男性は1割ほどだった。

今回の展示のチラシ

シャネルの歴史について、ドレスやアクセサリーが数多く展示されており、シャネル好きにはたまらない展覧会である。

シャネルのドレスは、ブラックのドレスの印象が強いが、一口に黒といっても、シルクやサテン、チュール、クレープなどの異なる素材や技術、装飾を用いて、非常に細かく繊細なデザインのドレスが多い。

ブラックのドレス
引用:https://mimt.jp/

またシャネルといえばシャネルスーツが有名だが、現代の女性らしさというシャネルのマニフェストの本質に基づき、実用的で女性が自由に動けるようなデザインが特徴だ。
ツイードやテーラードなどの様々な生地でカラフルなスーツが多く展示されており、シャネルスーツへの憧れがさらに強くなった。

シャネルスーツ
引用:https://mimt.jp/

シャネルの香水といえば N°5で、あのマリリン・モンローが「ベッドでは何を着ていますか? 」と聞かれて、「シャネル N°5だけ」と答えたことで有名だ。
私自身も、この発売当時から変わらぬシンプルなデザインのボトルやボックスのN°5を愛用しているが、展覧会には1921年当時のボトルが展示されていて感動した。

シャネル N°5
引用:https://mimt.jp/

最後に

シャネル好きな人だけでなく、ファッション好きな人にとっても楽しめる展示であり、また美術館の建築自体も美しくカフェ等も併設されているので、幅広い方が楽しめる印象だ。
美術展のグッズも充実しており、ショップだけでも楽しめそうだ。

本展示は、9月25日まで開催されているので、日本では32年ぶりとなるこの展示会にぜひ行ってみてほしい。

「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」
会期/2022年6月18日(土)~9月25日(日)
場所/三菱一号館美術館 東京都千代田区丸の内2-6-2
入館料/一般2,300円、高校・大学生1,200円、小、中学生無料
https://mimt.jp/gc2022/



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