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有給消化率3年連続最下位の日本がこのまま有給取得100%を義務化して大丈夫?


2018年も年の瀬。師走らしく年末に向けて忙しさに目が回っている人も多いだろう。一方できたる年始年末、そして気が早い(準備がいい人?)は来年の10連休の計画にワクワクしている人も多いはず。


ただ、大型連休となると、飛行機の値段も高くなるし、人も多くなるしで、旅行に一番不適切な条件が揃ってしまうと社会人になってからいつも思う。

なんで一斉に休みを取らなきゃならないのか。。
有給を取りたい時に取れてきた社会人生活なので、特に気にしたことはなかったが12月10日のエクスペディアの調査で理由が出ていた。


有給を取らない理由としては

3位:仕事をする気がないと思われたくない

2位:緊急時にとっておく

1位:人手不足

2位はまあ、理由もなく休むよりは体調不良やなにかしたいことができた時のために残しておきたいとの思いなので、まだポジティブな理由かなと思うが、
3位と1位はなかなか社会的に問題があるなぁと社会人3年目ながらに思った。
もちろん部署ので働く上で、部署全員いなくなるという状態を避ける必要はあると思うが、「仕事をする気がないと思われるかも」と思ってしまっていることが健全ではないな~と思う。

じゃあ仕事する気があるのはどうやって見せているのか。。
デスクに座っている姿を見せることが仕事をする気があると思わせることなら、本質的には無駄だと思う。
座ってさえいれば、ネットサーフィンしていても、仕事した気持ちになるだろうから。


ただ、来年から有給消化率100%が義務付けられたら、この「有給を取ったら仕事する気がないと思われる」感覚も少しは薄らいで、当然のこととして、受け入れられるのではと思う。

問題は1位の人手不足。

これは意識を変えればどうこうとかじゃない。
物理的に人手が足りないから休めない。休んだら仕事が回らないから、会社として、安定的に価値を出せない。

なんならこの人手不足が問題だからこそ、休むのは悪という感覚も生まれているはず。人手がいないのに、休むなんて、非常識となる。

有給取得100%を義務化するなら、本腰入れてこの人手不足をどうにかしないとまずいと思う。(自分の会社が人手不足解消のソリューションを提供しているからなんとかしなきゃ感が強いだけかも)

アウトソースの活用や無駄な制度/手続きの見直しなど

今のうちに委託やアウトソーシングの活用を進めて社員が休んでも回る仕組みを作っておかないと、有給取得100%じゃないってことだけでブラック企業だと言われる状況になるかもしれない。


このシェアリングエコノミーの恩恵は家やタクシーにとどまらず、仕事上のリソース確保にも役立つはずなので、情報収集だけでもしておいたほうがいいなとこのエクスペディアの調査記事を見て改めて思った。

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