#もしもSNSがなかったら
SNS展、最終日に駆け込んできました。
mixiを始めたのは高校1年生のとき。
そのあと、大好きなbonobosのことについて学校のパソコンを使って授業中に調べていたら、メンバーがTwitterをやっていることを知ってその場でTwitterアカウント作ったのを今でも覚えている。
大学生になるとmixiとTwitterが交流の全てだった。
あまり初対面の人との会話が得意ではない私は、mixiでサークルの先輩と会話し、Twitterで思っていることを呟きくことで私という人間を発信していた。心を開くのが苦手な私にとって、SNSが周囲との距離感を縮めるためのツールだった。
TwitterやInstagramは社会人になった今でも友達の近況を知るためにかかせない。SNSがなかったら、今の交友関係の半分以上は続いていなかっただろう。
そして、関東の「都会」に近いところで生まれ育った私にとって、自分とは違う、知らない場所で青春を送っている人がいることをリアルに感じることができるのはSNSだけだった。
ほとんど思い悩むことなんてなかった楽観的な高校時代の私にとって、人が悩む理由は多様なんだと知ったのも、SNSがあったからだった。それをみて、自分がどんな人間なのかを言葉にするのも、全部SNS。
きっと私の世界はどうしようもなく狭く、小さく、面白みのないものだった。
SNSのせいでたくさんの情報に晒されて、窮屈な思いをすることも多くてなんどもやめたいと思ったけど、今回の展示でSNSのおかげで何者かになることを実現した人たちの気持ちが確実に未来に向かっているのを感じて、SNSやってて良かったなって思った。
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余談
展示見終わって外に出たら、外で練習してた地下アイドルの女の子たちがスマホに向かって話してて。きっと配信してたんだと思う。
遠い遠い距離をこえて、たくさんの人たちが一つのデジタルな空間に集まって気持ちを共有してるっていうとんでもない事実に、どきどきしてしまった。
またああやって、誰かが何者かになっていくんだね。