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キャンプもどきと川沿いと散歩と@大網

コトコト電車になりながらちょっとだけ千葉寄に戻って到着した先は大網だ。

仕事の電話をしながら川沿いにしばらく歩いたさきの住宅街に本日のおうちはあった。電話をしつつ、寝る準備をしながら本日の同居人に挨拶をしに共有スペースに向かうとすでに出来上がっていた。

「おー、よろしくねー、とりあえず飲みなよ〜」

なんとなく気がついてきたが、ADDressあるあるはいきなり飲み会が始まることらしい。酒飲み的には割と楽しめる時間である。今回の同居人はどうやら生粋の酒飲みらしい。初めましてから10分後に次の日のホムパの計画を立てていることは普通の生活では考えられない面白みを感じる。

さあさあ翌夜の焼肉パーティーを楽しく迎えるために私は仕事をこなさなければならない。本日はどこでお仕事をしようか。

コワーキング場所を探したくて通りをまっすぐ進むと畑が見えた。

おそらく昨日も通ったはずの道なのに、夜だと畑の雰囲気すらわからない自分の感覚の鈍さが悲しくなる。そんな田んぼの奥に見えるのはここまで来るときに載せていただいた外房線だ。


まるで世界の車窓からを遠目に見ている気分である。

良さげなカフェを探し、30分ほど歩いてた見つけたのはところは本の置いてある綺麗なカフェだ。コンセントは利用できないが清潔感もあり、個人的には好みのノマド環境である。

時間も昼過ぎ、せっかくだからカフェっぽいご飯を注文してワクワクしながらパソコンを叩いているとご飯がきた。

美味しそう、、、!わくわくしながらいただく。
お米もカルボナーラみたいですごくクリーミーでそのまま食べても美味しいそして、上に乗っている酸味の聞いているソースともとても相性が良くて美味しくてぺろり。インスタは利用しないものの、インスタ映えのカフェ飯は満足すぎる。

これで仕事も捗る。(案の定めちゃめちゃ捗った。)

さあ、仕事終わりは楽しみにしてた焼肉である。そこの買い出しで私は人生ジープ初乗車を体験するのだ。移動手段がジープとはさすがキャンプ好きな同居人。車までキャンプ仕様である。普通よりも少し高い助手席に乗り込んで走る車は長めがよく気持ちがいい。そのまま駅前のスーパーまで連れて行っていただいた私はすでにご満悦である。

大満足のまま大量のお肉を購入しおうちにもどり野菜を準備している私にガタゴトと同居人は荷物運んできた。手に持っていたのはなんと焼肉用のホットプレート。しかもキャンプ用。流石の旅慣れ度合いである。ジープも載せてもらったため勝手キャンプ体験した気になっているからアイテムって恐ろしい。早速お肉を焼き始めるといい匂いが漂ってくる。

みためが雰囲気を醸し出していると匂いや味まで美味しく感じるのはやはり人間の不思議である。ちなみにその日のおさけは私の好きなエールビールだ。クラフトビールのこともあってキュンキュンしてしまう。

気持ち良くなった私は、そのまま夜の散歩に出かけた。もちろん右手にはクラフトビールだ。

初日の朝方に歩いた時とは違い、なんとなく地形が認識できるため、風などの自然の音に集中できる。10分ぐらいかけて田んぼの中や踏切の真ん中を歩くと川が見えてきた。

最近気がついたことだが、私はすごく川が好きらしい。なんでだろうと少し考えてみると、実家に住んでいた学生時代からの癖のようだ。一人になりたい時や考え事をしたい時、センチメンタルな気分になりたい時(メンヘラか!)、気分をリセットしたい時、、、自分と向き合う時は大体川沿を歩いていた。

実家の一人部屋のない時代に、一人になりたい時には外に出るしかなかった私のいくところは家の目の前の川だった。一人暮らししてても、旅をしてても、自分の思考習慣や変わらないんだなあ。成長しないとか思いつつ、自分の逃げ場所をわかっているから今日も生きてこれるんだなあとか思いながら風を感じていた。

いろんな思いを馳せながら帰路についた。

どうやら明日は同居人がサーフィンの町まで送ってくれるらしい。
人生最後かもしれないジープの助手席に乗りながら走る海辺に期待しながら眠りについた。
(次の日の朝も川沿いを散歩しましたとさ)

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