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海岸とイチゴと縁結びと@上総一ノ宮

大網の同居人の助手席に乗り込み、車を走らせてもらう。
こんなにも車高の高い車に乗るのは本当に久しぶりでもうそれだけでワクワクした。それと同時に自分は茨城方面にいくにもかかわらず、南下して送ってくださることに感謝しかない。

「ちょっと海みながら休憩しよっかー」

そういって立ち寄っていただいたのは一宮PAだ。私の知っているPA(海老名的なイメージ)とは大きく異なり、とても簡素なPAだ。施設としては簡素だが、目の前に海が広がって、釣り人が点在しているPAの方が私の胸は高鳴る。

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とてもPAからの景色とは思えない。
これから向かうところはどうやらもっと綺麗なのだろうか。楽しみにしながら次の家に車を進めてもらった。

そして送っていただいた先は東京五輪のサーフィンの会場になった上総一ノ宮だ。

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荷物の重さにも勝てず、軽くランチした後に一旦拠点に戻る。
15:00ごろ、何をしようかと悩んでいる。ここにきた目的の一つでとりあえず九十九里の海で夕陽を見たい願望から30分強歩いて海に向かうことにした。

海までの道中は驚くほどの畑と田んぼだ。

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茂原で田んぼの中を通ったとは言えども、まだまだ見慣れてない私。虫の泣き声も聞こえるし、何事かと思ってしまう。

そんな畑の中に見えたのは小さな直売所だ。

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気になって立ち寄ると普段は見慣れないを発見して思わず購入。

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葉ニンニク。女性が好んで買うものでないことだけはよくわかっている。
大網のおうちから持ってきた余ったホルモンと一緒に炒めるのは楽しみだ。明日の朝ご飯がワクワクする。(人に合わなければならない人は朝ニンニクは避けてください)

直売所を後にしててくてく歩いていると何やら虫とは違う哺乳類の泣き声がめーめーいってる。

ヤギである。こわ可愛い。嗅覚に意識を向けると何となく牧場のような匂いが漂う。とても海の匂いではない。普段だったら嫌悪感を感じるはずの匂いすらも新鮮に感じる。なぜ嫌ではないのかも不思議である。

そんな匂いを抜けて海にたどり着いた頃には美しい夕焼けである。一日でこんなに幸せでいいのだろうか。
帰路に着く途中の居酒屋でお刺身をテイクアウトして大好きなクラフトチューハイをいただいてなんて幸せな1日である。だいぶ歩いたし、本日はとってもよく寝れそうである。

幸せな1日にはなったものの、行きたいところをまわれていない私。

早朝に起きれた休日、まず向かったのは上総一ノ宮での名物でもあるいちご大福だ。8:30の開店で並ばなければならないいちご大福に並んだところキャンセルが発生したとのことでラスト1個ギガサイズのいちご大福を購入できた。
ラッキー!ツイテルゼ。

その場で一口がかじる(食べかけでごめんなさい)とほぼ餡も皮も薄いいちごが出てきた。さすがいちごの名産地。とっても甘いいちごを際立たせるように甘さ控えめの餡子とのバランスがめちゃくちゃいい。個人的過去イチのいちご大福でもうキュンキュンである。

そんなキュンキュンした気持ちで向かったのは、縁結びの神様が眠ると言われている玉前神社だ。

「縁」といってもいろいろある。お仕事のご縁、人のご縁、恋愛のご縁、などなど、本当にいろいろな巡り合わせがあるだろう。この生活を始めて1ヶ月ちょっと、私の周りの人間関係も大きく変化した。モヤモヤもすっきりもいろんな思いを絵馬に書いてみる。

パソコンではなく、自分できちんと文字に起こすとすっきりする。やっぱり文字を書くってすごく大切らしい。

すっきりした気持ちで次に行きたいところは酒蔵である。久々の酒蔵だ。胸が高鳴る。まっすぐ向かうと30分ほどかかるのだが、せっかくサーフィンの街にきたのに海を見ないのは大変消化不良である。ちなみに酒を飲みながら海を見たいという150%の下心である。ということで1時間ほどかかるが、だいぶ遠回りして海を見ながら酒蔵に向かうことにした。

コンビニに入って購入したのはこちら。

どどん。すでに海沿まで出ている写真しかないがクラフトビールの九十九里オーシャンである。
海を見ながらの昼からのクラフトビールは開放感が気持ちいい。やっちゃいけないことをしている背徳感(何も悪いことはしてない)が個人的にたまらない。

しばらく海沿いを歩くこと30分以上、曲がりくねった道に入って到着したのは稲村酒造さんだ。

酒蔵の女将さんがすごくお話し上手なかたで、発酵での菌の増え方をいろいろなお話しをさせていただいてさらに日本酒の魅力にハマりかける私。菌の増え方でコロナ感染者の増え方を発酵の菌の増え方とかをてらし合わせるとなかなか面白い。自分の専門外の方とお話しするのは視点が違うから大変勉強になる。

今回は試飲はできなかったものの気になったお酒飲み歩き用のお酒とこの後の拠点で誰かと飲むためのお酒を購入。

蔵から駅は約30分。さあ、どうしようか。

「ちょっとだけ時間あるから駅まで送ってあげるよ〜」

ありがたく甘えさせていただく私。

どうやらオリンピック会場には海岸に鳥居が見えるらしい。なんと女将さんはわざわざ海岸に寄り道してくださるようだ。
飲み歩き用の小さな日本酒のラベルはここで撮影された写真になっており、すごく綺麗な写真だ。

今度来るときは夕陽が見れる時間に合わせてこよう。

再度車に乗って駅まで送っていただき女将さんにお礼を言って車を降りた。

今度は絵馬の答えが出た時にまたこよう。そんなことを思いながら外房線に乗り込んだ。
次はお花畑を見に行こうか。


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