2024年のはじめに
能登地震。記憶は定かでは無いが、数年前に珠洲市が自身で被害を受け、その凄絶さを映像越しから感じていた。
まさか、そこから時をそこまで経たずしての今回の地震。新潟も被害を受けている中、俺自身は体調不良もあって自分の体がだるくてフラフラしていると思っていたら、親が珍しく大声を上げたのでただ事ではないと知り話を聞くと、家が揺れている、と…
そこからニュースを見て、漸く現実に戻った。あの美しい景観で有名な能登半島、その姿があまりにも悲惨。涙も言葉も出てこない。
その最中、13年前に迫りつつある東日本大震災。あの時の光景が過ぎってしまった。というのも、仕事でもボランティアでも被災して間もない東北エリアで作業をしていたので、今なお記憶が色濃く残っている。
東日本大震災の規模と比較する人もいるが、そもそも能登は半島で先端が海に囲まれている故、東日本大震災や新潟地震のエリアと大幅に違い、ただでさえ陸路が少ないのに対して甚大な被害が出ている事から、救助や解体作業の足止めになっている。
如何にここを円滑に動かすかが、官民問わず問われるものだと考えている。また、被災されたエリアの行政がプレスリリースしない限り、個人による被災地訪問からの支援物資はかえって作業の円滑さを阻む要因にもなっているので、絶対にやらないで欲しい。阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など多くでボランティア経験をされた方もそういうくらい。
まずは、依頼を受けて物資を集めているところまで届け託す方が良いので、そこを活用する。
また、今回被災されたエリアの食を購入したり、はたまたYahooやメルカリを介しての寄付などでも、微力ながらとても大きな支えになるのは変わらない。
出来ることでいい、やらない偽善よりやる偽善の方が今後の為にもなると自分を信じて、今出来ることだけに一点集中して臨みたい。そして時が経ち落ち着いた暁に、能登エリアを訪問し自分の目で色々と確かめたいところ。
そんな事を考えふけっていた4日、誕生日を迎えるも笑えない年齢になったなぁ…と。ニュースで報道されているのは全体の0.01%にすら満たないと思うからこそ、時を見て自分の足で現地へ赴き、目で見て人から話を聞き要約する。この信念だけは変わらずに持っていたい。
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