20211002

10月突入。
プロ野球最終盤、Bリーグ開幕、そして新アニメの放送開始。見たいものが多すぎて時間が足りなくなる、1年間でもっともプライベートが忙しい時期かもしれない。まぁ100%在宅勤務環境だからこそ味わえる嬉しい悩みなんだけどね、常時寝不足になるのはちょっと辛い。


楽天
9連敗中だったロッテに快勝し3連勝。ロッテの呪縛から解き放たれたのもデカいし、今日負ける展開で明日、白星に長く見放されている田中にチームの勝利を背負わせるのはあまりにも重たいというか、悲壮感漂いまくりの試合になってしまう気がしていたので、そういう面でも今日の勝ちはかなり大きかっと思う。組み替えた打線も機能しているし田中先発ゲームでもバチっと勝てるとチームの勢いも増すから、明日はより頑張ってもらいたいですね。


川崎
川崎に神が降臨した……。その名はマット・ジャニング。今年新たに加わった経験豊富な外国籍シューターは初戦からスターターで起用されて、25分以上プレー。3P5本を含むチームトップの19得点に3つのアシストとスティールを決めて、鮮烈な川崎デビューを果たしてくれた。辻や大塚といった外角の主力が放出された中で迎えた今シーズン開幕戦でのこの活躍は、チームにフィットしているどころの騒ぎではないし、自らプレーをメイクできる部分からは、大きな「変化」の中にある川崎のバスケットの中心に既に彼がいることすら感じさせてくれる、とても頼もしいものでしたね。

このジャニングも含めて、川崎というチームが今シーズンどんな変化、そして進化を見せてくれるのかが本当に楽しみになった開幕戦でした。


リメイン最終回
いや〜〜〜、マジで嬉しさが詰まりすぎていて何回心の中でガッツポーズしたか分からない……。チームも纏まり、家族や事故との蟠りも解けて、違う人間のように感じていたもう一人の自分とも少しずつ寄り添えるようになり、最後には「7人で日本一を目指す」という目標を立てて終わる。あまりにも綺麗すぎる最終回で流石に恐れ入りました。

前にも書いたかもしれないけど、記憶喪失のままのみなと(明るいみなと)では初戦を勝つこともできなかっただろうし、ましてや曙學から点を取ることもできなかった。かと言って、事故後目が覚めた時のみなとが記憶を失っていないギスみなとのままだったら、恐らく水球をまた始めることすらできなくて、マジでどうなっていたかも分からない。という中でビデオメッセージのところを皮切りに、ギスみなとが明るいみなととずっと向き合ってきて変われたこと(それこそ最終回のラストのシーンまで)を考えると、明るいみなとは、ギスみなとがあの事故を乗り越えるために神様かなんかが与えてくれたプレゼントみたいなもののようにも見えてきたんですよね。どっちのみなともみなと自身であり、ギスみなとの根底にもめちゃくちゃ明るかったみなとがいるワケで(ギスギスした中にもそういう明るさや社交性があったから、曙學のメンバーとも切磋琢磨しながら水球できたし信頼のある関係性も築けていたと思う)、それを少しだけ引っ張り出してくれて新たな一歩を踏み出す勇気を後押ししてくれるような、暖かいプレゼントだったような気がしました。

あと、冒頭のところのEDを流しながら曙學メンバーとの回想を流していた場面、(途中で曲が一時停止してそのあとまた突然再生されたところは、意図は分かるんだけどちょっと面白くて笑ってしまったが……)これがめちゃくちゃ唸りポイントだった。この部分から伝わってきた、みなとと他のメンバーとの信頼感みたいなものを踏まえると、みなとがあまりにも弱くなっていて試合中に困惑して涙すらする曙學メンバーの気持ちもめちゃくちゃ分かる!となるし、なんなら今までみなと目線なんだろうなと思い込んでいたEDの歌詞(特にサビ)も、これ曙學メンバーの視点とも捉えられるじゃん!って解釈もできるし、直接的ではないにしろEDの歌詞の深さを絡めて活かした上手すぎる場面だったように感じましたね。

リメイン、王道の要素も大いにありつつ一味も二味も違う切り口をもった唯一無二のスポーツ作品だったと思うので、もっと伸びてハネて欲しいアニメだった。やっぱり放送時間被りは誰も幸せにならないんだよな……。

おわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?