MP-BGPのRTとは?
以前の記事でMP-BGPについての利便性について説明しました。
Segment RoutingもMP-BGPと組み合わせることでサービス網が構築できるので抑えておく必要があります。
今回は、MP-BGPの中で使われるRoute-Target(RT)についての記事です。
1.MP-BGPのRDとRTの違い
MP-BGPのRDはRouteDistinguisherの略称です。
MP-BGPでは、ルータで論理的なルーティングテーブルのVRFを経路として広告して通信させることができます。
RDはVRFの経路を個別の経路として識別するために利用します。
例えば、RD値が65000:100のVRFの場合、65000:100の100.100.10.0/24として経路が認識されます。
でも、実はRDってルータ内でのみユニークな値って知ってました?
ルータ内でのみユニークってことは、PE1の65000:100とPE2の65000:100が存在しても問題ないってことです。
え、てっきりRD値が同じVRF間通しでのみ通信ができてると思ってたって人がいるんじゃないでしょうか。
そういったVRF間の経路フィルタに使うのがRTです。
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