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SRのmicroloop avoidanceとは?

Segment RoutingはTI-LFAを用いて障害時に高速な切り替えが可能です。
しかしながら、ルーティングのコンバージェンスはルータの処理時間やSPF計算のタイミングにより一時的なループ状態を引き起こす場合があります。

すべてのルータが同一タイミングでコンバージェンスが完了して、同じ経路情報を持つことができればMicroloopを考慮する必要はないのですが、現実的にはルータの性能や配置によりコンバージェンス時間は同一にはなりません。

例えば、Remote-LFAが必要なバックアップパス構成でTI-LFA発動後に送信元ルータだけのコンバージェンスが収束したが、隣のルータはまだコンバージェンスが完了していない場合を考えてください。

この場合は、TI-LFAで回避していたはずのループに逆戻りしてしまいます。
勿論、少し待てば隣のルータもコンバージェンスが完了して正常なルートを学習可能なのですが、瞬間的なループが発生してしまいます。
このようなループを、MicroLoopと呼んでいます。

それでは、このようなループはどのように回避するのでしょうか?

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