森山会長炎上について雑感

前回は、怪談最恐戦だったけど、今回は麻雀最強戦のお話。

昨年末に、鈴木大介さんが圧倒的な力を見せて閉幕した麻雀最強戦2019からはや2か月。2月16日日曜日に麻雀最強戦2020の開幕となる。超攻撃型 プロ決戦が行われた。

結果は、私が日ごろから応援しております、近藤誠一プロが優勝し、前最強位が現最強位に対してリベンジするチケットを得たという試合でした。

試合内容については、観戦記事や、abemaのプライム会員になって直接見ていただければと思いますが、この試合、実況・解説に注目が集まってしまいました。

実況はMリーグ公式実況で、熱い実況でおなじみになった、日吉プロが今年から担当。

解説は、連盟の森山会長。そして、Mリーグで審判を務められている梶やんこと梶本さん。この両名。

日ごろから、abemaのコメント欄って結果論のしょうもないコメントや、プロのあら捜しをしてやろうとするコメントにあふれていて、くだらないなぁって思っていたんですけど、この日は、森山会長の解説内容についての批判の嵐。

森山会長だって、あんまり口がいい方だとは思いませんが、見るに堪えないものも、多数あって、批判するにももっと良識があるよなぁ。と、眺めていました。

その後、Twitter見ていても批判の嵐は収まる感じがしないので、なぜこんなことが起きているか私なりに思うことをまとめておきたい気持ちから、この記事を書いています。

そんなに酷かったのか?森山解説

ここ最近、森山会長の解説って聞いた覚えがなかった私ですが、久しぶりに聞いて「こんなもんだよなぁ」ってことしか、思わなかったよ。

少なくとも、モンドで小島武夫さんと一緒にプレイヤー解説していたころよりかなりマイルドになっている気がします。

試合後の感想戦のところで、誠一さん(ファンなのであえて近藤プロは誠一さんと書きます。)に森山会長楽しく絡んでいたのですが、つい数年前。誠一さんがモンド名人戦デビューした直後の解説で、森山会長と小島さん。誠一さんのことボロカスに言っていたのが今となっては感慨深いですね。

むしろ昨日は、絡まれている誠一さんの方がどう返したらいいか戸惑っていてめちゃめちゃ面白かった。※普段、Mリーグでまつかよにしていることが立場逆転したみたいでマジ。面白かったw。

そんな森山会長なので、昨日は激高することもなく。淡々と自分はこうは打たない。自分なら、こう打つ。みたいな内容を言っていただけ。

確かに、言い方・言い回しに気を付けた方が万人受けするとは思いますが、このようなスタイルの解説があってもいいのではないでしょうか。べらんめい解説というこのスタイル。私は嫌いではないですね。

麻雀の多様性・解説の多様性

森山会長は麻雀の多様性については否定的な意見をお持ちかもしれません。ただ、モンドの名人戦みたいな同世代が集まる麻雀の価値観が似たり寄ったりのメンツならありかもしれませんが、デジタル思考の若い雀士の増えたこのような大会では、解説しずらいと感じられているかもしれません。

ただ、今回の解説ではそんなに対局を多く見ているわけではない、鈴木たろうプロについては、彼はこのように打ってきたのだと思う。など、自分が理解できないことについて想像力を働かし解説する部分もあり、知らないものへの否定一辺倒ではないし、難しいながらもこのような麻雀もある。と多様性を認めています。

逆に、コメントを書く世間の声の了見の狭いこと。

Mリーグを見ていても、多井さんの解説は面白いし。わかりやすいし。面白い。けど、この解説で毎試合聞きたいかというと、耳がバカになりそうな気がします。

それとおんなじで、麻雀最強戦が森山会長を毎回呼ぶのなら飽きてくるかもしれませんが、そんなことないわけで、これはこれで、いいのだと私は思います。

物議をかもした麻雀をやめちまえ発言

流石に、これは言い過ぎましたねw。

でも、言葉はいったん出てしまったものは取り返しがつかないので、これは炎上しても仕方ないです。

むしろ、この発言をばねに、浅井プロには頑張ってほしいですね。

それより、今回炎上した最大の争点は、

形式聴牌を取ることの是非

なんでしょうね。

私は、形テンを取りに行くのは戦術の一つとしては勿論ありだと思っています。でも、森山会長の言う、無駄な鳴きで卓上がゆがむみたいな考えが理解できなくもないです。

このように言うとオカルト派みたいに言われますが、全く根拠がないとは思っていません。

今回のゲームでは浅井プロが形テンを取りに鳴きを入れたおかげで、誠一さんが6000オールをツモった。この事実は変わりません。

こんな時、小林剛プロなら。「ふ~ん」で、済ませて終了です。オカルトなんかありません。

でも、ここまでデジタルに徹していない人。これはプロも含まれます。この出来事を引きずらずに終えることができるでしょうか?

要は、動揺するのです。

Mリーグベースの話になりますが、こんな時、動揺していないようにみえるのは、先述の小林プロ・佐々木寿人プロ・茅森プロぐらいじゃないでしょうか。※ここについては異論歓迎です。

逆に、誠一さんの立場で考えると親ハネ上がって気持ちよくゲームができます。

つまり、誠一さんは気分よく麻雀が打て、浅井プロは心に引っ掛かりを残しながら麻雀を打つわけで、そうなるともう気持ちにかなりの差が出る。私はこれが麻雀オカルトの一つの答えだと思います。

よくMリーグで東場でずっと配牌が悪い人に、解説の土田プロが我慢していれば南場の親までに必ず好配牌が来る。足をためないと。みたいなことを言っているときがあって、そういった時もコメがあれるのですが、確率的には南場までに好配牌が来るのはある程度高く。チャンス手をいかに取りこぼさずにものにするか?という考え方は、多井プロも言っていることです。

デジタル派の人に、このようなオカルトを切って捨てるのではなく、どんどん解明してほしいんですよね。

総括

今回の記事で私が言いたいことは・・・

森山会長みたいな解説をする人がいたっていいじゃないの

麻雀の多様性だってあっていいと思う

なんでもかんでも、オカルトで切り捨てないで

以上の3本。でした。

麻雀観戦歴は長いけど、弱者のたわごとです。異論反論はあるでしょう。納得できる内容のものなら大歓迎です。


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