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志望校を受けた時のアレコレ

だらだらと書くつもりなので、内容の濃さにはあんまり期待しないで欲しい。因みに、心理系院試の話である。今までの院試関連の記事は、全て以下マガジンにまとめている。参考にしていただければうれしい。

志望校の受験を振り返る

私は第一志望校の院に受かった時、予備校の講師から、「ジャイアントキリングですね」と言われた。つまり講師から見て、合格は厳しいだろう、と思われていたという事である。そんな私でも受かる事が出来たと知っていただければ、幾分受験生の方にとっても勇気が出てくるような話ではないだろうか(分からんが)

11月

11月、私は毎日FPSをやっていた。VALORANTである。

一日3時間くらいやっていた気がする。10月に志望校に全落ちしたのち、FPSを再開させてしまっていた(因みに受かった今では殆どやってない)。いや終わってんな~~~と思いつつ一ヶ月くらいやっていた。秋季で痛い目にあっていたので、取り敢えず英語と心理統計は、まあまあちゃんと勉強していた。心理学はあんまりやってなかった覚えがある。

11月より、予備校講師からそろそろ志望校を決めましょうと言われていたので、志望校へ研究室訪問を行うことにした。研究計画書の内容もロクにまとまっていないという体たらくだったが、有難いことに受け入れて頂いた(zoomで、教授の背後が倉庫みたいな感じでちょっと面白かった)。研究室訪問中、「他学科卒でも大丈夫ですか」と聞いたところ、「努力次第です」と言われたのが記憶に残っている。

この院に行けるとはこの当時思っておらず、記念受験とまではいかないが、春季受験最高の目標として掲げた。事実、春季試験を設けている首都圏の大学院では、難易度が高い部類だと思う。

12月

志望校の出願締め切りが自分の想定より一ヶ月程度早いことに気が付き、めちゃくちゃ焦る。毎日研究計画書に取り組んだ結果、12月の最初の二週間は他の勉強が全くできなかった。私の書く計画書は結構尖ったものとなり、予備校の代表からも「ハイリスク」だと言われる。が、変える気にもなれず、またこれが自分のやりたい事だという気にもなり、出願。

12月の中旬から専門科目の勉強を本格的に始める。毎日2単元ずつ学習し、まあまあな量のある演習問題を1月中旬までに2,3周させた。教科書のうち半分くらいは初見で心が折れそうになったが、とにかく反復を意識して頑張った。

↑参考にした動画。

1月

年が明けて、実はまだ志望校が決まっていなかった。だから今更だが研究室訪問をした(受け入れてくれた先生方には本当に感謝している)。

途中から、第一志望校は、行けたら良いな~という感じの考えから、「いやとても行きたい……」に変わった。自分なんかが届くとは思えなかったが、やるだけやってみようと思った。

春季一回目の受験校では、え?? ってなるくらい難しい出題がされたり(今でも分からない)、圧迫面接されたり、パンプスが合わず足の皮が剥けて痛かったり、さんざんだった。合格発表までは時間があったので、第一志望校のための勉強に全力を費やす。予備校の先生に頼み込んで、過去問の添削をして貰ったりした。受験前日はあんまり参考書を見てもしょうがないなと思ったので、寧ろリラックスすることを心がけた。

2月

受験当日、過去問の閲覧以外で初めて来校する。ターミナル駅がダンジョン過ぎて、当日だったが10分近く迷った。実際訪れて見た校舎は立派で、と言うか私の母校(伊坂幸太郎と同じ)よりも数倍格式が高くマジでびっくりした。受験会場には確か40人? くらいいた。合格する人数もまあまあ多いのでそこまで気にならなかったが、皆めちゃくちゃ頭がよさそうに見えた

試験を振り返る

私の志望校は保健・福祉領域の用語説明が毎年出題されていた。そのため、NHKラジオで福祉関連の番組を聞いたり、公認心理師範囲の勉強をしていた。結果的に用語説明では出なかったが、研究法の問題でその知識は役立った(ような気がする)。研究法の問題は、確か50分くらいかけた気がする。途中まで書いていたものを全部消して、また1から書いたりしていた。いまだにあれで良かったのかよく分からない。難しかったなあ……。

論述に関しては、全くの偶然だが、予備校の授業で学び、何となく気になってそれから論文を読んで勉強した部分がそのまま出題された。ただ簡単な問題だったのでそこまで差がつく所とも思えない。

用語説明では、マジで知らない単語が二つ出た。知らない単語のうちの一つは心理学の用語ではなく、ええ……?? と思ったが、実のところ同じく出題されていた英語の長文二つがある同じテーマについて語られており、そこからの類推で書く事が出来た。

話を戻す

筆記試験が終わった後、手応えが悪くなかったのとほっとしたので泣きかける。でも振り返ってみると、出来たと思った問題を一つ落としていたので、実のところそんなに良くはなかった。

別日にあった口述試験では、前の受験校の反省を活かし、喋り過ぎない事を心がけた。前のめりになるのではなく、そこそこに熱量を抑える、を意識した。運良く(?)意地悪な質問もされず、等身大の自分を伝え、更に好意的な感想?まで口にされたので、単純に嬉しかった。

だが受験後は情緒がジェットコースター並みになった。

TwitterのROM垢に散々書いていた

その時くらいに、予備校の講師から、「〇〇大学院は全国の心理学科でも上位の人が受けるような院だからねえ~~」と言われた事も、不安に拍車をかけた。

結果的には合格を頂けたので、良かった。まあホントに、周りの支えや運・縁があってこその合格だった。

まとめ

受験に関して、中学・大学・そして院試と三つ潜り抜けてきた私なのだが、平沢進御大の意見に完全に同意するところがある。

”創造的に貴方を生きる時間”を送るためにそこそこ努力してきて良かったなあ、と今は考えている次第だ。