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終わりゆく夏の大半に焦る日記

7月が終わろうとしている。

え!?本当に!?!?
自分で書いてびっくりしてしまう。


この夏はとにかく予定を入れて楽しもうと思っていたのに、仕事があまりにも忙しかった。
満床でほぼ仮眠を取らない夜勤を何度も繰り返し、みんな疲れてピリピリした職場を出ては、気絶するように家のベッドで眠る日々。たまの休日もずっと寝て過ごしていた。何時間でも眠れた。

そんな日々を繰り返して、やっと辿り着いた三連休、発熱。ふらふらと発熱外来を受信すると、コロナ陽性だった。

そんなに驚きもせず、なんか妙に納得してしまった。ですよね〜と。
これだけ疲れていたらもらうものもらっちゃうでしょうと。職場の人にも接した人にも申し訳ない思いはあるし、体調管理ができてないのは社会人失格とかいう意見もあるかもしれないけど、できないものはできない。ここ数日は職場と家の往復しかできてなかったし、毎日を回す事で精一杯だった。
楽しみにしていた三連休の予定は全てバラシになり、自宅療養となった。

しかし、納得したからと言って体が楽になるわけではない。39度を超える熱は辛かった。
熱があると、まとめて寝ることができないのが辛い。身体は疲れているのに寝苦しくて起きてしまう。
風邪を引くたびに、臥床している患者さんたちはこんなに辛いんだと身をもって思い知る。身体の辛さに加えて、自宅ではない場所で自由を制限されている。わたしは入院経験がないから想像することしかできないんだけど、想像は仕事する上で一番大切なことだから、この体験をその想像のためのヒントにしたいきたい。

決められた療養期間の最終日である昨日、やっと解熱剤を飲まなくても1日熱が出なかった。よかった〜。

コロナ発症1日目、チンしたパスタを手をつけずにラグにぶちまけてしまったときは泣きそうになっちゃったっけ。朦朧とした意識の中でパスタをかき集めて、ラグを洗濯機にぶち込んで、とりあえず回して、外に干して、ということだけはしておいて本当によかった。

元気になった今日、床の掃除機をかけて、何もかもやりっぱなしにしていたものをしまって、シミも綺麗に取れたラグを敷いた。(トマト系じゃなくて本当に良かった)
部屋を綺麗にすると、ほんとに元気になったんだなとおもえてくる。よし、よし。

明後日から仕事復帰だ。
とりあえず、なんかかわいそうな感じだった夏前半をここに成仏させて、あとは楽しむだけにしたい。
noteも書きたい書きたいと思っていたけど、物理的な時間も体力もなく、自意識と向き合うことができなかった。忙しい日々に、考えることを停止させられてる感じだった。花束みたいな恋をしたで麦くんがパズドラしかできなくなってた状態だった。

思いがけず得てしまったこのお休みで、その状態を抜け出せたと信じたい。

後1ヶ月の間、外でアイス食べるし、夏フェス行くし、お祭り行くし、花火するし、ビール飲むし、
あとは、ちゃんと立ち止まっていろんなことを考える。風が気持ちいいとか、今日はこれを頑張ったとか、この映画を見たいとか、疲れてるから休もうとか、友達のここが好きとか。
それは夏関係ないんだけど、暑さと忙しさで停止させられていた思考を取り戻して、人間らしい私で過ごしていきたい。


今日の一曲

青春と青春と青春/あいみょん


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