見出し画像

おつかれさまでした

少し前にSNS上で存在を知り、ずっと応援してきた方がいる。何年も闘病されていた方なのだが、昨日訃報を知った。
毎朝、これぐらいしかできないけど、と思いながら、回復を祈っていた。

ご本人が発する情報から推測して、かなり厳しい状態だったけれど、何度も何度も這い上がってこられた。
瀕死の病床で、ひたすら言葉を紡ぎ出し続けた。言葉は泉のようにどんどん湧き出てきて、ものすごい勢いで流れ出ていた。
極限状態で絞り出される言葉はどれも、心を抉るような強さがあった。

あまりにも壮絶な闘病生活を目にするにつけ、
「どんなにか苦しいやろう、どんなにか怖いやろう、どうしてこんな…」
と思わずにはいられなかった。

亡くなってしまった…まだ20代。

無念やろうなあ…。まだまだやりたいことがらたくさんあっただろう、まだまだ行きたいところ。見たいもの、会いたい人、挑戦したいこと。

天国は、ここよりも快適で好きなことがなんでもできる。痛かった、重かった、動かなかった身体は、かぜのように軽くなり、どこへでも行けて、会いたい人に会える。

わたしは今は、そのことを祈っています。
おつかれさまでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?