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明日をなんと呼べばいい

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三十二歳と呼ばれる男の、人生三十年目。 風見かおる
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2016年4月の記事一覧

抱える必要のない気持ちってなんなのかな。
捨て去っていい不安ってなんなのかな。

言わなくていいよと囁く心から冷たい涙をのめと言われる

風見office〜since2006〜©︎風見かおる

麗しき言葉の夢にほだされてこの世の日々は斯く春になる

わたしの恋も言葉では艶色の時過ぎてまた褪せて覚めゆく

風見office〜since2006〜©︎風見かおる

今ならば解けゆく愛の端々に互いの心を見つけ得るやも

風見office〜since 2006〜©︎風見かおる

早出、残業、その様な手当など一切ないわたしですが
しゃあねぇなぁ、という思いで仕方なく

本当に仕方なく

いつもなら絶対に乗らない急行に立ち乗りして20分ほど早く会社に出てやろうと思うんです。
いつかこのツケを会社が払うとしたら300日の有給休暇で手を打とうと思います。
かおる

琥珀の中で瓦解する心は夢を彷徨いてゆれて消えゆく

風見office〜Since 2006〜©︎風見かおる

熱運ぶ大洋風は知らぬれど渡る列島色が咲き行く
#短歌 #春
風見office〜Since 2006〜©︎風見かおる

夢の帳

言葉さえ伝えられぬる夢であり朝明暮れよ続かぬ思い

恋くれる月夜の街の赤髪は丸く束ねる日の手に見えて

終わりだと夢の帳に檻を得て囲われるなら飛び立てぬ鳥

眠りいて燃許す恋身も焦がし指の先まで炭へと変わる

沈み行け忘れる想い恋でありまた一人立つ静かなわたし

言葉さえ忘れて人を拒むからわたしはいまを生きてはおらず

明日さえ来ぬ川の辺に立ちおらば渡る冷華に目を瞑らわし

浸り手に流るる川の冷た

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愚かしく道化のように

364日嘘をつき
364日寂しくないと
364日楽しいと
364日辛くないと
364日嬉しいと
364日1人でもいいと
364日楽しいと

たった1日の本音が嘘になるように
#エイプリルフール
風見office〜Since 2006〜©︎風見かおる

そもそも誰も信じちゃいなかった

嗚呼、なんてことだ。
今更ながら、大変なことをしてしまった。
嗚呼、なんてことだ。
叫んで、叫んで、
堪えられないを堪えてみれば、それが間違いだったなんて。
嗚呼、なんてことだ。
あんたも嘘を吐いていたのか。
あんたも俺の誠意など、嘘だというのか。

嗚呼、なんてことだ。
俺は信じていなかったのか。
なんてことだ。
誰も信じていなかったのか。
何も信

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