素晴らしき家族との交流の日々~父親が育休を取るべき理由~

株式会社ペライチの代表をしております安井(https://twitter.com/KYasui0125)と申します。

2022年8月16日に第1子が産まれまして、9月26日~10月31日まで育児休暇を取りました。
出産前後で大変だったことや育休を取るべき理由、育休中にやるべきことなど思ったことをまとめますので、検討中の方の参考になれば幸いです。

目次
1.前提
2.出産直前
3.出産直後
4.育休中
5.最後に

1.前提
家族構成:私、妻、息子(出産時4㎏の巨大児)の3人家族で、実家は遠方
状況:第1子出産(妻は高齢出産にあたる)
実家のヘルプは限定的で継続的にお願いできない
里帰り出産不可

2.出産直前
うちの場合は子供が大きいせいか、がっつり遅産でした
おなかの子は大きくなれどまったくもって、陣痛が来ない
陣痛を起こすために散歩などをしまくりました
→それが仇となり、産後に足底筋膜炎の疑いが・・・

出産直前は妊婦はおなかが重いのに加えて、子供が大きくなると内蔵(胃腸や膀胱など)が押されるらしく、むくみ、頻尿などいろいろな身体の不調が起こります
それに伴って、精神的に辛い時期なので夫はマッサージや精神的なサポートなど全力で支えましょう

今になって思うと、大きくなる前に計画出産するという手段もありましたが、産院の方針次第で計画出産ができるところとできないところがあるので産院選びはそういう観点も考慮しましょう

産院選びのポイント
・出産に立ち会えるかどうか?
・通うときに楽か?※何回も行くことになるので超重要
・やりたい出産方法ができるか?
・入院時の食事は良いか?
・入院時のケアが良いか?

私の場合はあまりに赤ちゃんが大きくなっていて、予定日も過ぎていたので検診の時にもう大きすぎるから入院させてもらうように言ってもらい入院しました
帝王切開にはなりましたが、このまま妊婦を続けても精神的に辛かったと思うので結果的には良かったなと思いました
出口の見えないトンネルのようにいつ出産ができるかどうか全く分からないのは本当に辛い
入院後は毎日通いました。私の病院は洗濯をしてくれるところだったので洗濯物を届ける必要はありませんでしたが、飲み物やおやつなど届けていろんな話を毎日してました
この時期はお母さんの身体とメンタルが一番大切、ケアが最重要です

3.出産直後
出産というのは本当に大変なイベントです
身体への負担が本当に大きく、手術をしているのとほぼ同じで全治数か月という状態にも関わらず母乳をあげなければいけないという大変な状況
昼も夜も関係無く1~3時間に1回ミルクをあげなければいけない上に、ミルク自体を飲むのに数十分かかります
なのでほぼ常に寝ずにミルクをあげている状態
病院で赤ちゃんを預かってくれるなら積極的に預けた方が良いと思います
結局、家に帰ったら同じようにあげないといけないので楽できるときは楽した方が絶対良いです

出産直後になぜお母さんが大変かというと、身体が治っていないのに毎日寝ずにミルクをあげたりの対応をしなければいけないからです
もちろん、父親が一部ミルクをあげたりすることで代わったりできますが、生物学的特性なのか、赤ちゃんの泣き声で夜に母親は確実に目が覚めますが、父親は泣いていても目が覚めないケースが多いです
そのため、確実に世話ができるのは母親のみとなります

本当に大変な時期なので親や兄弟、産後ドゥーラさんやベビーシッターさんを頼るなりして、昼間にお母さんが寝れるようにしましょう
また、お母さんはこの時期精神的、肉体的に限界なので、絶対にお母さんから何を言われても笑顔で謝るなりうんうんと聞くなりしましょう
と言いつつ私はやらかしましたが

4.育休中
私の場合は産後1か月くらい経ってから産休を取り始めて1か月程度取得しましたが、できれば出産直後から3か月は取ることをお勧めします
また、全力で赤ちゃんと触れ合いましょう

言わずもがな最初の3か月がとても大変だからです
大変な理由:
・赤ちゃんが夜安定して寝れないため家族が寝不足気味になる
・昼間に赤ちゃんが寝るのだが、寝るまでが大変
・常に誰かが赤ちゃんを見ていないといけないためご飯も食べるのが大変

■赤ちゃんが夜安定して寝れないため家族が寝不足気味になる
赤ちゃんは産まれてから3か月程度過ぎないと睡眠を促すホルモンが出ないらしく、この時期は母親の母乳から睡眠を促すホルモンを補給するそう
なので、赤ちゃんは母乳を飲まないと寝づらいし、母乳を3時間程度置きに飲まないといけない時期なので母親は3時間置きに起きないといけないという非常に大変な時期
個人差が多く、2か月程度で連続6時間以上寝る子もいるらしいが・・・
この時期に父親ができることは母親が寝かしつけに入った後にそれ以外何もしなくて良いように家事等のサポートをすること!だと思います

■昼間に赤ちゃんが寝るのだが、寝るまでが大変
赤ちゃんは連続稼働時間が1時間程度なのですが、ホルモンを分泌して寝ることができないため、疲れるかルーティンで寝るようです
このルーティンが曲者で、うちの場合は抱っこしていると寝るというようになりました
赤ちゃんが産まれる前は「抱っこ紐って、紐って言う割に良いお値段するな」と思っていたんですが、産まれた後は「神過ぎるアイテムだ・・・」としか思わないようになりました
赤ちゃんは抱っこ紐をしていると本当に寝る+手が空くので他のことができたりするのです
もちろん、昼間の抱っこの役目はお父さんです
また、抱っこは赤ちゃんとがっつり触れ合える良い機会で、赤ちゃんのぬくもりを全身で感じることができます
腰を痛めないように気を付けつつ全力で抱っこしましょう

■常に誰かが赤ちゃんを見ていないといけないためご飯も食べるのが大変
赤ちゃんは本当に泣く以外何もできません
ちょっと目を離した隙に布が顔に掛かっちゃって呼吸が苦しそうだったり
運動してたら椅子などから落ちそうになったり
本当に危なっかしいです
赤ちゃんが寝てても起きてても、基本的にはいつも見ていないといけません
そのため自分たちの行動もかなり制限されます
ご飯も交互に食べたり、赤ちゃんもお風呂に入れなければいけないので自分たちのお風呂も工夫したり
家事もそんなこんなで分担することになります
うちの場合は家事の時短のため、食洗器、乾燥機付き洗濯機を買いました
食事は冷凍食品、半調理セット、家事代行サービス(助成あり)などを試しました(右側がお勧め順)
また、住んでいる自治体によって内容は違いますが、ベビーシッター、家事代行、産後ドゥーラなどの助成サービスがありますので絶対に活用した方が良いです
お父さんができることは家事を分担する(すでにやってる人は問題なさそうですね)のと助成の活用や便利グッズ等を買うことですかね・・・無力

5.最後に(育休を取るべき理由)
育休とは赤ちゃんが産まれて育つまでをサポートする意味もありますが、仕事で常にいない人にとっては赤ちゃんと全力で触れ合える非常に大事な期間ですし、本当にかわいいので幸せな気分でいっぱいになります

自分の子供は世界一かわいいと思いますし、本当に守ってあげたい、何かしてあげたい
そんな気持ちも赤ちゃんと触れ合わなければ育たないだろうし、赤ちゃんにとってお父さんと接することは幸せだと思います

お母さんとの関係性も大きく変わります
「最初の大変な時期にあなたは何もしてくれなかった」と思われるより
「一緒に最初の大変な時期が乗り越えられたね」と思われる方が何倍良いでしょう

また、家族全体にとってもこれから長い間過ごす上で、家族になった最初の時間を一緒に過ごすことは今後の家族生活に多大な影響があると思います※まだうちは始まったばかりなのでわかりません

会社は長い間在籍するにしても、家族といる時間の方が絶対長いので家族優先で育休は絶対に取りましょう!
内容的にはお母さんのサポートをお父さんががっつりした方が良いので大変なことを中心に書きましたが、実は赤ちゃんと触れ合えるという幸せの方が大変さより大きいです
抱っこして腰が若干痛くても、ずっと抱っこしていたいと思うくらいです

子供を持つということは幸せのひとつだと思いました
しかし、仕事を続ける障害になってはいけない
会社がそこをサポートする必要があると思います
ペライチは全力でプライベートをサポートする会社でありたいと思った出来事でした

ペライチは赤ちゃんすくすく休暇という名前で育休を運営していますが、1か月は期間中給与が減らないように工夫したり、もちろんその後の人事評価に影響が全く無いようになっています

詳しく知りたい方は以下でペライチの制度を説明しておりますのでご覧ください

https://www.wantedly.com/companies/pera_ichi/post_articles/418588

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